色度の分析方法について
登録日: 2009年03月12日 最終回答日:2009年03月14日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.31567 2009-03-12 21:01:44 ZWlc234 zinc
いつもお世話になっております。
4月より、厚生労働省告示第261号の別表36の透過光測定法により、色度の分析をすることになっている者で、色度についていろいろ調べております。
上水試験方法には濁り成分があれば、濾過により懸濁物質を除去したものを検液とすると記載されておりますが、第261号の別表36にはその旨は記載されておりません。
「水質基準に関する省令の規定に基づき厚生労働大臣が定める方法」の透過光測定法における色度の測定は、溶解性の色度ではなく、みかけの色度の測定としてよろしいのでしょうか。
何卒ご指導の程、宜しくお願い申し上げます。
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No.31596 【A-1】
Re:色度の分析方法について
2009-03-14 22:28:18 クンチャン (ZWl6b1d
@色度標準液(100度)〈和光純薬より購入)を精製水で希釈して色度1度、2度・・・・・の標準列を比色管でつくり、検液を標準列と比較して色度何度に該当するか、比色管立てを使用して測定する
A@と同じく色度標準列を100mLメスフラスコでつくって分光光度計で波長390nmで検量線をつくり、検液の色度を測定する方法。セルは5cmのものを用います。
人間の眼がいろんな波長の色を感知するのに対し、Aの方法は特定の波長の色をみることになります。
水の色のつき具合をみるという色度測定の本来の意味合いから考えると、@の測定方法を主に採用し、Aの方法は補足的に使用するという方法をとる方法がよいと考えます。私の知っている厚生労働省登録の水道水などの分析機関もその方法を採用しています。
回答に対するお礼・補足
遅くなりまして失礼致しました。
クンチャン様、ご回答ありがとうございます。
比色法より、吸光光度法のほうが漠然と良いのだという思いがありましたが、確かにクンチャンさんの言われる通りかもしれません。
吸光光度法の測定する場合、濁度成分による光の散乱・吸収により、黄褐色等の着色がなくても、色度として測定されてしまいますが、この場合は、濾過操作をすべきなのでしょうかね。
比色法の考えからいくと、濁り成分に黄色い色が付いていたら、ろ過しないで、それ以外は濾過をするという考え方もあるのかもしれませんが、それも厳密には違いますよね。
そもそも、吸光光度法の測定法自体が比色法と意味あいが異なるので、比色法を用いることが良いということでしょうか。
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