一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

ヒ素の分析の前処理について 

登録日: 2003年08月07日 最終回答日:2003年08月15日 水・土壌環境 水質汚濁

No.3130 2003-08-07 22:50:56 NAT

油膜がうっすらと見える、少し着色して濁った水について、ヒ素の分析をする機会がありました。
ヒ素だけの分析依頼で、CODを測定するには検体の量が少なかったため、かなり有機物が多いと考え硫酸・硝酸・過マンガン酸カリウムによる前処理を行ったところ、前処理後の検体にマンガンと思われる黒色の沈殿物がかなり溜まりました。過マンガン酸カリウムの色も少し残った状態です。
水素化はテトラヒドロ硼酸ナトリウムで連続的に行い測定を行う機械であるため、塩化スズが使えず、やむなく非常に薄い過酸化水素水で処理してから水素化し測定を行いましたが、このような場合、みなさんはどのような分析をされているのでしょうか。また、硫酸−硝酸−過マンガン酸カリウムによる前処理で何か注意すべき事項はあるでしょうか。

なお、硫酸−硝酸−過マンガン酸カリウムに代えて硫酸−硝酸−過塩素酸による分解も行ってみましたが、白煙が生じても本当に有機物の分解が終了したのか、確認しようがなく、難儀しております。

総件数 3 件  page 1/1   

No.3202 【A-3】

Re:ヒ素の分析の前処理について

2003-08-15 09:56:30 ken

同じ問題で悩んでいます。実際にブルシン‐硫酸ペーストで硝酸の追い出しを確認してみましたが、うまくペーストが反応しませんでした。ペーストを作る上で注意する点などありましたら教えていただけないでしょうか? 「きれいな検体はそのまま測定してみる」という意見は参考になりました。ありがとうございます

回答に対するお礼・補足

同じような悩みを持たれている方がおられ、正直少しうれしいです(?)。硝酸が残っていないかも確認する必要があるかと思い、同様の方法で取り組む予定をしていますが、注意して作業を行う必要がありますね。投稿ありがとうございます。

No.3154 【A-2】

Re:ヒ素の分析の前処理について

2003-08-09 12:06:38 pu-

私は砒素を水素化物ICPで最終的に分析しています。前処理として硫酸-硝酸-過塩素酸で処理をしています。油というのは結構分解に時間がかかります。最終的に硫酸白煙が出てきて液が黒くなるとか、着色が見られないようでしたら一応分解が終わっているものとおもわれます。過塩素酸は取り扱いに十分注意すれば分解試薬としては最高だと思います。

回答に対するお礼・補足

未知試料はどこまで分解できているのかが見当がつかず、大変不安で困ります。一度「pu-」さんの行われている分解法も試してみようと思います。
ありがとうございます。

No.3137 【A-1】

Re:ヒ素の分析の前処理について

2003-08-08 10:36:28 papa

過塩素酸の使用は作業者の安全を考えると避けた方がよいのではないでしょうか。
計測値が少な目であっても、分析に生命をかけるほどの価値はないと思います。依頼先に実情をお話しして、多少は不正確なところがあるかもしれないが、社員の安全対策上の配慮を行っていると説明すれば、ご理解いただけると思います。

回答に対するお礼・補足

アドバイスありがとうございます。

総件数 3 件  page 1/1