トリクロルエチレンは何故いけないのだろう?
登録日: 2009年02月02日 最終回答日:2009年02月05日 環境学習 環境倫理/思想
No.31133 2009-02-02 22:58:59 ZWl8329 火鼠
もう。禁止溶剤としては、当たり前なんですが、どうも疑問が残ってます。皆様は、どのようにおかんがえなのでしょうか?
トリクロルエチレンの利点
燃えない。沸点が高い。蒸気が重い。含水率が低い。油脂の溶解力が高い。分解性が低い。
問題点
発がん性の疑いがある。オゾン層の破壊能力
でも、この系列の溶剤は、製造特許が切れたとたんに、製造禁止の騒ぎになった気がして、なりません。
この溶剤は、扱い方さえしっかりすれば、回収率もいいし、洗浄力も強いのでいいと思うのですが? 考え方に欠陥があるのでしょうか?
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No.31173 【A-8】
Re:トリクロルエチレンは何故いけないのだろう?
2009-02-05 15:45:35 珠 (ZWla258
私はフッ素、ほう素がもっと疑問です
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。皆さんも、やはり疑問をかかえられているようですね。
この、質問はここまでで終わりにします。
ご回答ありがとうございました。
No.31154 【A-7】
Re:トリクロルエチレンは何故いけないのだろう?
2009-02-04 03:10:26 ronpapa (ZWlba5
でも、
トリクロロエチレンは使用しなくなってから30年程が経過しますが、
パークロルエチレン(正式名称はテトラクロロエチレン)は、今しばらくは使用せざるを得ない状況にあります。
昭和年代後期における工場建設当時の話しですが、企業誘致工業団地でありながら、水源供給量の不足と下水道整備計画も無い立地条件の中、加えて、隣接河川への放流水質基準も格段に厳しく、その当時の選択肢としては海外輸入技術によるパークロ溶剤洗浄機しかありませんでした。この洗浄機は密封式の循環型洗浄装置ですから回収再生と管理には万全の機能を持つ優れものでした。
しかし、近年の環境規制と意識・感情は異常なほどに過敏な情勢にありますから(今さら工場移転も閉鎖&解雇も出来ませんから)、近いうちに水使用洗浄装置に切り替えざるを得ないでしょうが、その結果は、多額の設備投資費用と運転維持費用を要するものになるでしょう。そして、水消費量と循環再生装置、廃水処理施設、エネルギー消費量など…(CO2排出量に換算するまでもなく)、環境に配慮することが、別の環境負荷影響を増大する結果になると予測されます。
しかし企業としては、法規制に対する順法精神とコンプライアンスを第一義としますから、これも他に選択肢がありません。
これ以上はボヤキになりそうです。
↑以上”現場からの報告でした”。(苦笑!)
【追伸】 2009/02/04 19:30
http://www.jahcs.org/news/jahcs-05-2006-1.pdf ←真偽は判りません。
http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/4f/chika.html ←汚染地下水の処理実験
回答に対するお礼・補足
みなさま、ありがとうございました。私の思いもそんなに大はずれではないようなきがしました。(法律規制は別として)
No.31149 【A-6】
「よくわからないものは怖い」ってことなんでしょうか・・・
2009-02-03 23:27:26 Lake (ZWla752
当然、自動車産業の裾野の広さや、何より日本経済を支えている、というのはあるんでしょうが、自動車というものに対する国民の理解度、というか教育というか、が進んでいるということもあるんだと思います。
幼いときから交通安全教室があり、自動車の怖さを教え込んで、運転するには資格が必要で、専用の法律があり、・・・ここまでやって、なお事故をする人は「事故を起こす方が悪い」ってことになり・・・
同じくらいの教育を化学物質に対して行えば、「扱い方」を誤ることはないんでしょうが、やはり、「理科」の軽視が問題なのかな?っておもいます。
ダイオキシン問題以降、近所で「たき火」をすっかり見なくなりました。学校の焼却炉ももうありません。今の子どもは、身近に「火」を扱うこともほとんどないように感じます。
人類は、道具とともに「火」を扱うことで進化したと思うのですが、火を使えなくなったら、火の怖さを知らなくなったら、この先どうなるんでしょう?
質問から外れたような、そうでないような・・・
No.31147 【A-5】
Re:トリクロルエチレンは何故いけないのだろう?
2009-02-03 23:09:59 BATA (ZWl5461
ZWl471b 環境担当者氏が言われたように、裏に利害関係なんかが絡んでいるのではないかと勘繰りたくなりますね。
ドライクリーニングでは、テトラクロロエチレンが使用されています。
もちろん、回収もされて環境への放出もないように管理されています。
であれば、トリクロロエチレンも同じように暴露や放出を防ぐ技術を生かせるのではないでしょうか?
飲料用水源からトリクロロエチレンが検出された過去があるので、規制されているのだと思っていますが・・・
以前にある行政官から「規制対象物質から代替物質に切り替えたからといって安心しないで欲しい。いつ代替物質が規制対象物質になるか分からない。きっちりと管理する必要がある」と聞かされたことがあります。
今の規制は、かのこんにゃくゼリーの製造禁止と同じ流れなのではないでしょうか・・・って考えすぎですかね^^;
No.31146 【A-4】
Re:トリクロルエチレンは何故いけないのだろう?
2009-02-03 23:02:12 おせんち (ZWlb24a
私の場合は、半世紀以上も前の話になりますが、確か東京都の晴海の国際見本市(正確な名前は忘れました)にPCBが出品されその性能が絶賛されていました。その利点:「燃えない。沸点が高い。蒸気が重い。含水率が低い。油脂の溶解力が高い。分解性が低い」に加えて無色、無味、無臭、無毒、無害、透明、絶縁性、優秀な電気特性、さまざまな粘性調整可能、熱特性がよい等々うっとりしてしまいました。当時は、まったく問題点などあるはずがありません。
したがいまして、当時の当社工作室には、PCB原液が一斗缶で置いてありました。油汚れの手を洗うのにハンドクリーム代わりに使っていました。
私は、PCBは怖い物だという感情がまったくわいてきません。他人には、理屈をこねて危険で恐ろしい物だと言いますが、頭の中では、その2つが分離しています。
当時、トリクロは、ドライクリーニング屋さんで使っていたようでした。それまで、石油系のターペン(正確でないかもしれません)を使っていましたが、燃えないということでトリクロに切り替えたら、職人達が土間で寝ていると酸欠か中毒で死んでしまう事故が続発しました。そんなわけで、トリクロはPCBよりも恐ろしい物だという感情は抱えています。
あら、あら、私は、なにを言いたかったのでしょうか。
No.31137 【A-3】
Re:トリクロルエチレンは何故いけないのだろう?
2009-02-03 06:10:23 環境担当者 (ZWl471b
ものごとの多くはお金、利害関係で決められていると思います
それをきれいごとの理屈で覆っているのではないでしょうか?
技術的、学問的なことはわかりませんが、なにごとでも賛成派、反対派、それぞれの説を唱える先生方は本や講演あるいは学校内、学会内の権力争いのような気もします
もちろん企業もみな利害関係がありますし
ROHSでも温暖化でも斜めに見ています
まあ、私も企業の中にいてそれによってお仕事を得ているわけですけど・・
No.31136 【A-2】
Re:トリクロルエチレンは何故いけないのだろう?
2009-02-03 00:35:44 Lake (ZWla752
「万能な物質」と言われた、フロンやアスベストも同じような感じがします。どれも、「扱い方」を誤らなければ非常に使い勝手のよいものだった(あえて過去形です)のでしょう。
将来、カーボンナノチューブも、同じような運命をたどるかもしれませんね。
なぜ、年間1万人(今は5000人くらい?)も人が亡くなる自動車という「物質」が禁止されないのでしょう?それを補ってあまりある利便性があるのでしょうか・・・
といいつつ、私も毎日自動車を使ってます。人間ってそんなものなんでしょうね・・・
あくまでも「個人的な意見」です。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。ですから、危ないものを、危ないと理解して、使う技術も必要ではないかと思うのですが?
No.31135 【A-1】
Re:トリクロルエチレンは何故いけないのだろう?
2009-02-03 00:21:02 みっちゃん (ZWl8a13
労働安全衛生法施行令第十八条二十一項の物質ですね。
基本的な考え方としては、おかしくないと思います。
リスク管理は、時代や置かれた状況で判断が異なって当然です。私らの世代の者は、進駐軍に頭からDDTを振りかけられたものです。それが禁止になって、また復活しようとしています。
ただ、一度決まってしまうと、人はなかなか判断を替えることは困難なようです。加えて多くの人は理由もなく魔女狩りが好きなようです。
ところで、同施行令別表第九 三百八十四 トリクロロエチレンに関してはいかが思われますか。(この程度に知識があると思われる方でも混乱するのです。多くの半端な方々は貴方の意見を読まれてどのように感じるでしょうか)
回答に対するお礼・補足
お答えありがとうございます。
私の考えは、もっと単純です。
油脂の脱脂性能がよく、リサイクル性が良く、劣化が少ない。ただし毒性が高い。なのに。使用禁止??昔は、水流すだけで、リサイクルしてました。これを冷凍機使用したらほとんど完全回収できるのでは?
お答えの内容が法的判断がおおいようですが?表九は労働安全衛生法57条の2から流れではないかと思いますが、そこだけではなくて、もっとおおきくみたらどうなんでしょうか?
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