3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
登録日: 2008年12月15日 最終回答日:2009年02月27日 ごみ・リサイクル リサイクル
No.30638 2008-12-15 05:33:02 ZWl5a53 SA
このQ&Aコーナーでいつも勉強させてもらっています。
さて、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の考え方ですが、原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=129
でも4Rの中身・情報源などについて、いろいろと列挙されているのは見ているのですが、こと3Rの考え方の初出について、日本語の情報源に限りですが、いろいろと調べても見つからないでいます。
「循環型社会形成推進基本法」の廃棄物処理の順番が初出とはどうしても思えませんし。
ご存じの方、いらっしゃいましたら、是非お教え下さい。
過去に質問回答がありましたら、申し訳ないです。
よろしくお願いします。
総件数 8 件 page 1/1
No.31418 【A-8】
Re:3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
2009-02-27 01:02:23 Dr.ゴミスキー (ZWl651d
No.30784 【A-7】
Re:3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
2009-01-01 17:25:45 Dr.ゴミスキー (ZWl651d
その海外の動きを受け、国内的には、当時の環境庁の動きを念頭に置きつつも通産省が縦割りの発想で1990年(平成2年)に産業構造審議会において「3R」概念の定義化のための検討を行った模様です。
審議会では、品目別・業種別廃棄物処理・リサイクルガイドラインの策定を議論しています。
この審議を受け、A−4でたる吉さんが述べている1991年(平成3年)の「資源有効利用促進法」及びA−2のごろりさんが述べている同年の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」改正等に「3R」の取り組みが反映された模様です。
日本国内の1990年前後の取り組みは、カナダ等の海外の動向を意識した取り組み(猿真似?)とも推察出来ます。
ところで、日本が発信した「3R」ですが、3Rイニシアティブ国際会議等の「3R」関係の国際会議では、その「3R」の理解・解釈を巡りそれぞれの立場の相違をあらわにした議論を行っています。
No.30757 【A-6】
Re:3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
2008-12-27 23:14:53 まきまき (ZWlae13
すると、1990年6月3日付のニューヨークタイムズ紙に、「現代の3Rs−リデュース、リユース、リサイクル−」と題した記事が見つかりました。
Today's 3 R's: Reduce, Reuse and Recycle
Published: June 3, 1990
http://query.nytimes.com/gst/fullpage.html?res=9C0CEFD71238F930A35755C0A966958260&sec=&spon=&pagewanted=all
記事の中で、「祖父母の時代、「3Rs」とは「読み(reading)・書き('ritng)・計算('rithmetic)」のことだったが、ごみ危機の現代では「リデュース、リユース、リサイクル」を意味する」と書かれています。
少し古い辞書でも、「three R's」とは「読み 書き 計算」「基本的な技術」のことだと載っていました。
欧米でも「3Rs」は、日本語で言う「読み書きそろばん」として、古くから親しみのある言葉だったのですね。
また、せららばあどさんによると、オレゴン州で1983年に法律になっているとのことでしたが、この記事の中では、ニューヨーク州が1983年に策定した固形廃棄物管理法の中で「新しい3R」の考えを導入したとも書かれていました。
この法律自体はウェブ検索ではひっかかりませんでした。もう少し調べてみようかとは思いますが、できればここから先はSAさんやその他のご専門の方でよろしくお願いします。
No.30711 【A-5】
Re:3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
2008-12-24 00:11:30 せららばあど (ZWl5a36
米国オレゴン州で1983年に制定された「リサイクル促進法」(Opportunity to Recycle Act)では、以下の順位付けがなされています。
・ Reduce the amount of waste generated;
・ Reuse materials for their original intended use;
・ Recycle what can’t be reused;
・ Compost what can’t be reused or recycled;
・ Recover energy from what cannot be reused, recycled or composted;
and finally;
・ Dispose of residuals safely.
(出典)
http://www.deq.state.or.us/lq/pubs/factsheets/sw/OregonRecyclingLaws.pdf
この情報は、ワールドウォッチ研究所「地球白書」(1988年ダイヤモンド社刊 p174:原典は"STATE OF THE WORLD 1987")でも紹介されています(私もここで見つけました)。
本書によれば、オレゴン州の法律は、住民にリサイクルの機会を与えることを目的としており、固形ごみの処理方法を望ましい順に明確に以下のように位置づけています。
@ごみの発生量を減らす(最も望ましい方法)
Aごみになる前と同じ用途に再使用する
B再使用できない物資をリサイクルする
C上記がいずれもできないごみからエネルギーを回収する
D残されたごみを埋立や他の認可された方法で処理する
本書では施行は1986年とされていますので、1983年の成立から3年の準備期間があったということかもしれません。
日本の循環型社会形成推進基本法の基本的考え方がそっくりそのまま入っているのには、驚きました。
いずれにしても、1983年には法律に明記されていた、ということですから、起源はさらに遡ることになりそうです。
No.30695 【A-4】
Re:3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
2008-12-22 16:45:06 たる吉 (ZWl47e
http://www.meti.go.jp/press/olddate/environment/s90715af.html
平成3年の資源有効利用促進法では、リサイクルしか謳っていなかったものにリデュースとリユースの考え方を追加したものと思ってます。
回答に対するお礼・補足
たる吉さんへ
たる吉さんもありがとうございました。
平成3年ということは1991年ということとで、みなさんからのご回答から、この90年前後に
3Rが表舞台に出てきたということでしょうか?
まとめると以下のような格好でしょうか。
│ |3R単語の|
西暦|考え方 |出現 |情報ソース
──┼─────────────┼────┼─────────────────
1967|reduce・recycleの採用 |− |大阪市環境科学研究所業績
1990|まさに3R |○ |カナダ政府トロント市政策に登場
1991|recycle→reduce/reuse追加 |− |資源有効利用促進法
1991|排出抑制、再生の追加 |− |廃掃法改正による目的変更
1992|変則?5R |− |リオサミット;アジェンダ21
2004|まさに3R |○ |3Rイニシアティブ閣僚会議
一応、考え方と3Rという言葉の出現とに分けてみました。
こうやってみると、リユース思想が入ってきたのは、90年代前後が有力になってきました。
よくよく考えてみると、田中勝の廃棄物学入門あたりに何かのっているかもですね。
冬休みを利用して、少しページを繰ってみたいと思います。
しばらく時間がかかるかと思いますが、私が引続き調べた結果も載せたいと思うので、
このスレッドはそのままオープンにしておきたいと思います。
No.30680 【A-3】
Re:3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
2008-12-20 07:58:59 せららばあど (ZWl5a36
1992年にリオデジャネイロで開催された国連環境開発会議で採択された「アジェンダ21」(21世紀に向けて持続可能な開発を実現するための具体的な行動計画)に参考となる記述があります。
(残念ながら和訳が見当たりません。以下は国連のサイトです)
Chapter 21:ENVIRONMENTALLY SOUND MANAGEMENT OF SOLID WASTES AND SEWAGE-RELATED ISSUES
http://www.un.org/esa/sustdev/documents/agenda21/english/agenda21chapter21.htm
この中の21-5で、取組みの階層化(順位付け)が示されています。日本の循環型社会形成推進基本法の順位付けに近いと思います。
(a) Minimizing wastes;
(b) Maximizing environmentally sound waste reuse and recycling;
(c) Promoting environmentally sound waste disposal and treatment;
(d) Extending waste service coverage.
(a)に関しては、21.8で「廃棄物発生量の安定化や抑制(reduce)が、リサイクルやリユースを促進する」、つまりリデュース優先の考え方が示されています。
(b)に関しては、21.16以降で詳細に示されています。リユースとリサイクルの間の順位付けは不明です(読めてません)。
なお、アジェンダ21では「3R」という用語は使われていません。
【2】「3R」という記述
1990年頃にはカナダで使われていたようです。
PERC( Peace and Environment Resource Centre )という団体(NPO?)のウェブサイトでは、1990年以降の3Rの取組みの経過が示されています。
http://www.perc.ca/waste-line/rrr/news/
このページの最下段(1990年)の文書を見ると、カナダ政府やトロント市で既に「3R」が政策として取組まれていると読める部分があります。
残念ながら、当時のカナダの行政資料までは辿り着けませんでしたが、とりあえずこの頃までは遡れると思います。
追伸:SAさんのご質問に触発されて、日頃疑問だった「3Rの起源」に多少とも近づく契機になりました。ありがとうございます。
回答に対するお礼・補足
せららばあどさんへ
ありがとうございます。
お礼が遅くなりました。
アジェンダ21に、通ずる考え方が載っていることは気づきませんでした。
ちなみにご存じかと思いますが、JISQ14001の対訳の本に、アジェンダ21の対訳が
載っています。
またカナダのNGOで1990年あたりにはすでに掲載されているということで、
さきのごろりさんのご回答でも1991年までさかのぼるということで、いずれにしても
20年はさかのぼらないと行けないみたいですね、、、
源泉をたどるのがなかなか困難に思えてきました(笑)
わたくしも実は、友人から問いを受けて、「あれ?確かに元々はどこからこの考え方って来たかってしらんなぁ。」ということになり、少し調べてみようということになりました。
その友人に感謝ということで。
もちろんせららばあどさんにも。
ありがとうございます。
No.30652 【A-2】
Re:3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
2008-12-17 09:36:54 ごろり (ZWl6014
また、環境庁(当時)では、平成2年に「環境保全のための循環型社会システム検討会」を設置しており、これが国の行政の世界での「循環型社会」という言葉の初出だろう、と聞いたことがあります。
以上、ご参考になれば。
回答に対するお礼・補足
ごろりさま
ご教示ありがとうございます。なるほど、かなりさかのぼりますね。
排出抑制の考え方自体は、下記の大阪市環境科学研究所の業務案内に「昭和42年〜昭和50年に[いち早く発生抑制とリサイクルを提唱]」と書いてあるので、このあたりまでさかのぼると、廃棄物処理における発生抑制の考え方の端緒が見つけられるかもしれないと思いました。
http://www.city.osaka.jp/kenkoufukushi/iphes/department/sigen/gyoseki04.html
循環型社会の行政での初出は知りませんでした。情報有難うございます。大変助かりました。
みなさんのおかげで段々と周辺情報については分かってきたように思うのですが、本丸?の3R語源とその対策の優先順位についての源流にはまだたどり着けないので自分でも調べながらこの質問スレッドもまだ開けっ放しさせていただければと思います。
ごろりさんありがとうございました。
No.30642 【A-1】
Re:3Rの考え方の原典はどこからかご存じの方がおられればお教え下さい。
2008-12-15 19:51:50 Dr.ゴミスキー (ZWl651d
http://www.env.go.jp/recycle/3r/index.html
1Rから2Rに進化し意味不明な「3R」という言葉が誕生していますが、中央環境審議会等の関係部会や環境省や経済産業省等の官僚の講演会資料を丹念に調べるとヒントが見つかるでしょう。
回答に対するお礼・補足
Dr.ゴミスキーさん、回答ありがとうございます。
記憶があいまいなのですが、循環型社会形成推進基本法が出来る課程で、「法律の中でもやっと3Rの考えか方が明記された」というような報道、あるいは論調が多かったように記憶をしています。となると、循環型社会形成推進基本法が初出というわけではないと思います。そもそも同法では、3Rというよりも適正処理まで含めたどちらかというと5R的な順番で処理方法が記載されているように思いますし。
ただ英語があまり得意ではないので、機械翻訳を使いながらという状況で判然としない部分もあるのですが、3Rの考え方は英語圏ではそれなりに昔からあったように見受けられるので、やはり初出は海の向こうなのかと想像しています。
実をいうと3Rの初出を知りたいというよりも、reduceが優先順位が高いのはわかるとして、4Rにしても5Rにしても、ごみ処理方法(あるいはリサイクル方法)のその優先順位の付け方がどのような思想のもと、あるいは科学的根拠の中で順位付けされていったのか?ということの源流を知りたいと思っている次第です。
ご教示のとおり、環境省、経産あたりの資料を丹念に見ていくしかないのかもしれません。部会レベルの議論ではこういったことについて発言があるかもしれないと思いました。
Dr.ゴミスキーさんありがとうございました。
他の方からの情報ももう少しこのまま待ってみたいと思います。
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