湧水発生源の特定について
登録日: 2008年11月20日 最終回答日:2008年11月21日 水・土壌環境 水質汚濁
No.30366 2008-11-20 16:04:56 ZWlac4a ヨシダ
環境コンサルタント事業に携る者です。
ある場所から湧水があり、発生源が支川か本川か特定したいのですが、
湧水、支川、本川の3地点で水温、pH、EC、イオン分析を実施する予定です。
湧水は鉄管や、コンクリートの割れ目を通っている可能性もあります。
発生源を特定するために有効な調査・分析項目があれば教えてください。
よろしくお願いします。
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No.30389 【A-4】
Re:湧水発生源の特定について
2008-11-21 19:20:52 SSS (ZWlbd9
水質試験結果がどうなるか分からない内にいろいろ心配しても先に進みません。
水質試験で良い結果が出れば儲けもんだし、判らなければ次の手を考えればよいのでは。
回答に対するお礼・補足
そうですね。質問時期も尚早で、焦るのも尚早でした。
ありがとうございました。
No.30384 【A-3】
Re:湧水発生源の特定について−その2
2008-11-21 13:38:06 おせんち (ZWlb24a
私も、相当以前に首都圏の1級河川の生物調査をしているとき、河床の一部から本川の水質よりずっと良質の多量の湧水があるのを発見しました。その時にその理由・原因などを調べたことがありましたので、その時の様子をご紹介します。ピッタリと一致しないと思いますが、参考までに、思い出すままに当時の状況を。
1 当時の建設省の河川管理事務所と自治体の地盤沈下対策の所管部局に相談に行きました。
2 その結果、まず最初にそれは、伏流水が湧きだしているものです、といわれました。
3 また、河川の両側地域の地下水位の等高線を書いた図面を見せてもらいました。等高線に直角に流れる地下水の流れ方向が概略つかめるそうです。
4 その河川では、その等高線の状況から河川の表流水が周辺に地下浸透してゆく状況でなく、逆に周辺地下水が河川に浸透する状況にあるとのことでした。普通の河川は、おおむねそうゆうものだとのことです。
5 但し、農業用水路などは、付近の土地の高い部分(馬の背)を流れており、その目的からしても外部に浸透し、流れ出しやすく出来ているそうです。
6 大きな河川には、大抵、伏流水が流れていて、表流水が少なくなっても、枯れることがないそうです。伏流水と表流水の行き来はあるそうです。
7 河川の旧河道・伏流水などは、現在の河道に制約されることなく、地下を通り堤防の内側(我々は外側と言っている。)を流れていることもあります。
8 地下水や伏流水を水源とし、それが地表に現れた自然の湧水は、その由来を怪しむにはおよばないでしょう。しかも、河川の漏水箇所を特定する必要もありません。
9 地下水の汲み上げ規制が進み、河川近傍の地下水位は、上昇しているそうです。大地震の際の流動化現象が怖いといっていました。
10 ある日突然湧水が湧きだしたとしても、河川の底が抜けたとは言い切れないように思います。
などです。取りあえずは、前出の公共機関に相談すると、良い知見が得られると思います。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。何も分からない状態ですので、多角度からの検討をしようと思っております。参考になります。
No.30377 【A-2】
Re:湧水発生源の特定について
2008-11-21 08:38:57 YOSHIKI (ZWlba48
その河川から流入しているのであれば活性炭を取り出し紫外線を当てると蛍光を発光します。また、フルオレッセンを抽出濃縮することもできます。ただし、河川水に洗濯した一般雑排水が多く含まれると洗剤が蛍光の物質を含有することもあるので注意してください。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございました。参考にさせていただきます。
状況がわからないまま、質問をして申し訳ありませんでした。
No.30373 【A-1】
Re:湧水発生源の特定について
2008-11-20 21:16:45 おせんち (ZWlb24a
湧水というのは、漏水が涌きだしていることをいっているのでしょうか。
支川、本川は、河川の支流、本流のことではないようです。導水管のようなものなのでしょうか。管内の流水は、空隙がなく圧がかかっているいるのでしょうか。それら3者の位置関係などなど状況が確認できると具合がいいのですが、推測しながら経験を話してみます。
下水管のように管底部に流水がある場合は、ほとんど管の外部から地下水等が内部に漏水してきます。管内から外部に漏れることはまれです。導水管内を流水が圧送されている場合は、圧に応じて外部に漏れ出します。
水道の漏水の場合のように音で確認できると良いのですが、無理なのでしょう。水質で確認する場合は、支川と本川の水質は同じでしょうから、そのどちらであるかは区別できないでしょう。また、土壌中を長く浸透して涌きだしている場合は、水質が相当変化する可能性があります。水質調査は、無駄にはなりませんが、同じ水質だからといって、特殊な水質でない限り、3者同類であると決めつけにくい場合もあります。
どうしても、ハッキリしない場合は、トレーサーを使います。但し、支川、本川に無害な薬剤、色素などを加えられない場合は、使えません。使える場合で、流量が少なく、あまり距離がないときは、湧水の電気伝導度を連続測定しながら、支川、本川を区別して、食塩を投入します。土壌に吸着しやすい場合は、塩化カリウムなどを用いることがあります。その場合は、濃度を測定します。しかし、支川、本川の漏水箇所を特定することは、困難です。
現場の状況によっては、土壌の電気抵抗を測定することも可能です。漏水箇所を特定できる場合があります。
現場の状況がまったく分かりませんので、対策もハッキリ言えません。現場が分かれば、案外簡単に済むこともありますので、その筋の経験者・専門家に相談すると良いでしょう。
回答に対するお礼・補足
自分自身も電話で相談を受けただけで、現場の状況が分かっていません。
そのような状態で質問をするの時期尚早であったと思います。その上言葉足らずで申し訳ありません。
支川、本川は河川の支流、本流のつもりで用いました。
湧水が漏水か、違うのかを調べたいようですが、どの様な状態か分かりません。湧水という表現も適切ではないかもしれません。相談者が用いた言葉をそのまま用いて質問させていただきました。申し訳ありません。
私も水質の面から発生源を確定するのは困難なような気がして、他にいい案はないか質問させていただきました。トレーサーを用いるのは現場を見ないことには分かりませんが、安価で有効な方法かもしれません。ありがとうございました。
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