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環境Q&A

培養液中アンモニア態窒素の定量 

登録日: 2003年07月24日 最終回答日:2003年09月04日 水・土壌環境 水質汚濁

No.3016 2003-07-24 21:06:20 rechtsherz

現在、アンモニア酸化菌を培養していまして、
アンモニア態窒素の変化を調べたいのです。
【与えられた資料】で定量してみたところ、
青くならず、試薬の各比率を
[試料:NaOH:水:フェノアル:ニトプル:酸化剤=1:0.02:2:0.1:0.1:0.25]
としたときには着色してくれました。
検量線は直線なので、問題はないかと思ったのですが
他に簡単な比色定量法をご存知ならば教えて下さい。

なお、私の手元にある定量方法を2つ書いておきます。

【与えられた資料】
@ フェノール・アルコール溶液
A ペンタシアノニトロシル鉄(V)酸ナトリウム溶液
  (ニトロプルシッドナトリウム溶液)
B アルカリ性クエン酸三ナトリウム
C 次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素5%)
D 酸化剤溶液
  アルカリ性クエン酸三ナトリウムと
  次亜塩素酸ナトリウム溶液を4:1で混ぜ合わせる。

T・ 試料を0.5ml用意する。
U・ 1N水酸化ナトリウムを5μl加え、
   pHを10以上にする。
V・ 蒸留水を加え2.5mlにする。
W・ フェノール・アルコール溶液を0.1ml、
   ニトロプルシッドナトリウム溶液を0.5ml
   加えて振り混ぜる。
X・ 直ちに酸化剤溶液を0.25ml加え、
   よく振り混ぜる。
Y・ 室温で1時間放置する。


【JIS基準】
1・水酸化ナトリウム溶液(200g/l)
2・ナトリウムフェノキシド溶液 
3・次亜塩素酸ナトリウム溶液(有効塩素10g/l)
〜手順〜
1・標準液(10μgNH4+/ml) 0.5〜10mlを段階的に全量フラスコ50mlにとり、水を加えて25mlとする。
2・ナトリウムフェノキシド溶液10mlを加えて振り混ぜる。
3・次亜塩素酸ナトリウム溶液 5mlを加え、水を標線まで加えた後、振り混ぜる。
4・液温を20〜25℃に保って約30分間放置する。

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No.3390 【A-2】

Re:培養液中アンモニア態窒素の定量

2003-09-04 16:11:00 あらかわ

培養液の組成にアミノ酸やグッドバッファーが含まれて
いませんか。これらは、インドフェノール色素の発色を
阻害します。

No.3078 【A-1】

Re:培養液中アンモニア態窒素の定量

2003-07-31 18:54:52 東京都 / KAN

詳しくはないのですが・・・

JIS(K 0102 工場排水試験法)ではアンモニア態窒素の定量方法として,インドフェノール青
吸光光度法,中和滴定法,イオン電極法,イオンクロマトグラフ法が挙げられているそうですが、

このうち中和滴定法の説明が http://env.mine.utsunomiya-u.ac.jp/staff/matsui/lect/handout2/wq/anmonia.pdf

インドフェノール法の説明が
http://www.forest.shimane-u.ac.jp/nagayama/chem/gentext/indophenol.html
にあります。(インドフェノール法は上記JIS基準、与えられた資料と同じ方法の模様)

中和滴定法は簡単にいうと
,1)試料中に含まれるアンモニウム塩を蒸留して,2)留出するアンモニアを硫酸
に吸収させ,3)残った硫酸を滴定してアンモニウムイオンが定量される というものらしいです。
計算が必要です。

なお宮城県農業センターの情報だと
アンモニア態窒素の簡易な分析法 電量滴定型アンモニアセンサー
http://www.pref.miyagi.jp/res_center/youyaku/76/76-31.PDF
http://www.pref.miyagi.jp/res_center/new/'01/'01-anmonia.htm
などという機器もあるようです。

回答に対するお礼・補足

有難うございます。
しかし、与えられた資料に基づいてやると
青色にならなかったのですよ・・・。
JISを参考に作ったのではと思うですが。
分量を変えたら変色はしました。

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