一般財団法人環境イノベーション情報機構
ひ素の分析方法
登録日: 2008年09月19日 最終回答日:2008年09月25日 環境学習 環境関連資格
No.29500 2008-09-19 02:57:52 ZWlba26 水質受験者
ひ素の分析方法を調べていましたらここにたどりつきました。お分かりの方がいましたら教えてください。
・水質の公害防止管理者の受験勉強中ですが、ひ素の分析方法にて、水素化ひ素を発生させる処理の中で、ひ素5価を3価に還元する必要があります。
・その方法として、吸光光度法ではよう化カリウムと塩化すず、原子吸光法ではよう化カリウムと塩化すずと塩化鉄、ICP発光分光分析法では塩酸と臭化カリウム、とそれぞれ違います。
どうしてなのでしょうか。
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No.29649 【A-3】
Re:ひ素の分析方法
2008-09-25 04:54:58 たそがれ (ZWla61d
>・水質の公害防止管理者の受験勉強中ですが、ひ素の分析方法にて、水素化ひ素を発生させる処理の中で、ひ素5価を3価に還元する必要があります。
>・その方法として、吸光光度法ではよう化カリウムと塩化すず、原子吸光法ではよう化カリウムと塩化すずと塩化鉄、ICP発光分光分析法では塩酸と臭化カリウム、とそれぞれ違います。
>どうしてなのでしょうか。
水素化物発生原子吸光法、吸光光度法ともに還元後、亜鉛粉末を加えて水素化砒素を発生させるわけですが、原子吸光法は吸光光度法と違い、短時間で発生させる必要があります。鉄塩を加えるのは亜鉛粉末の溶解反応を促進し、反応を素早く終了させるのが目的です。
それに対して吸光光度法では反応時間が60分みてあります。
吸光光度法では溶液濃度が低い時、鉄塩で砒素を共沈濃縮、分離測定というのが別の意味でありますのでこれと混同しないでください。(こちらのほうがよく出題されます。)
原子吸光でも亜鉛粉末より還元力の強いテトラヒドロホウ酸ナトリウムを使うときは鉄塩は加えません。
また、水素化物発生ICP法はA-2で回答されているとおり三価への還元はヨウ化カリウムですが、テトラヒドロホウ酸ナトリウム使用のはずですので鉄塩は加えません。
皆さん言われるように確かにここまで出題されるかは疑問ですが試験を超えて分析を勉強したいなら日本規格協会発行の「詳解 工場排水試験方法」という書籍をお勧めします。JISの操作+その理由等の解説が詳しく載っています。
回答に対するお礼・補足
詳しい説明をいただき、ありがとうございます。すっきりしました。
No.29625 【A-2】
Re:ひ素の分析方法
2008-09-24 10:17:51 珠 (ZWla258
実際の試験内容ではそこまで突っ込まないという事ですし
ご参考マデ
最新(2008年版)の「JIS K 0102 工場排水試験方法」では
ICPもヨウ化カリウムに変更されました。
それに伴い、一部関係法令もそれに準拠する旨が告知されてます。
試験問題にどこまで関係してくるかはワカリマセンが・・・
No.29584 【A-1】
Re:ひ素の分析方法
2008-09-22 20:34:05 けろにょん (ZWla316
試験まで時間もないし、終わってからゆっくり自分で調べれば?
回答に対するお礼・補足
ま、それもそうですが、純技術的に興味がある次第です。
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