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環境Q&A

嫌気的条件下での有機態窒素 

登録日: 2003年07月16日 最終回答日:2003年07月18日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.2934 2003-07-16 15:04:16 咲美

以前同じタイトルで投稿された方がいまして、そのときの回答で、嫌気的条件下でも、亜硝酸態窒素がアンモニア態窒素に変えられることは、無い ものと普通考えられています。とありました。
今回私は、地下水の水質を測定したところ、T-N850mg/L、アンモニア態窒素830mg/Lという結果になりました。(数値は高いですが気にしないで下さい・・・。)この井戸の深部は(多分)嫌気的条件下です。(井戸の深さ5m〜6m)
以上の事から、この全窒素の98%を占めるアンモニア態窒素は亜硝酸に酸化されないアンモニア態窒素なのか??それとも亜硝酸からアンモニア態窒素に変えられた窒素なのか??それとも・・・??
水質を専門に勉強されている方、何か考えられることがあればお聞かせ下さい。
因みに硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素は0.7mg/Lでした。
また、アンモニア態窒素が多いとPHは高くなると思うのですが、7.3で普通でした。(7.3は地下水にしては高いのかな??)このことについても何かアドバイスを下さい。

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No.2969 【A-2】

'嫌気'的条件下での有機態窒素

2003-07-18 19:38:00 rechtsherz

>また、アンモニア態窒素が多いとPHは高くなると思うのですが、7.3で普通でした。(7.3は地下水にしては高いのかな??)このことについても何かアドバイスを下さい。

私は好気条件下での硝化細菌を使っているのですが、
アンモニア態窒素が亜硝酸態窒素に変化していくと
pHが低くなると教えられています。
すると、アンモニア態窒素が多いならば、
pHは高くなるのではと思います。

もっとも、研究室での培養液中ですし、
メチルオレンジを入れてるのに変化は無いですが…。
どちらにせよ、そのpH(7.3)では
アンモニア酸化菌は活動できませんね。

No.2941 【A-1】

Re:嫌気的条件下での有機態窒素

2003-07-16 19:14:51 理科教師

亜硝酸態窒素がアンモニア態窒素に変えられることは、無い ものと普通考えられています。

一応そうゆうふうに教えています

>今回私は、地下水の水質を測定したところ、T-N850mg/L、アンモニア態窒素830mg/Lという結果になりました。(数値は高いですが気にしないで下さい・・・。)この井戸の深部は(多分)嫌気的条件下です。(井戸の深さ5m〜6m)
>以上の事から、この全窒素の98%を占めるアンモニア態窒素は亜硝酸に酸化されないアンモニア態窒素なのか??

お見込みの通りと思います。


それとも亜硝酸からアンモニア態窒素に変えられた窒素なのか??それとも・・・??

それはないと思います

>水質を専門に勉強されている方、何か考えられることがあればお聞かせ下さい。

硝化細菌は土壌細菌です。表層土壌に生息域がありますので深いところでは増殖条件が成立しません。


>アンモニア態窒素が多いとPHは高くなると思うのですが、7.3で普通でした。(7.3は地下水にしては高いのかな??)このことについても何かアドバイスを下さい。

pHは水素イオン濃度の指数です。アンモニア態窒素が多くなることとpHの直接的な関係はありません。
詳しくは高校生程度の化学の教科書をご覧ください。


(追加)
<アンモニア態窒素が多くなることとpHの直接的な関係はありません。>の件

やっぱり教科書から勉強し直してくださいね。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。
>pHは水素イオン濃度の指数です。アンモニア態窒素が多くなることとpHの直接的な関係はありません。

アンモニアが増えるとpHはアルカリになるのでは??

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