一般財団法人環境イノベーション情報機構
検量線
登録日: 2008年07月26日 最終回答日:2008年08月01日 環境一般 その他(環境一般)
No.28838 2008-07-26 02:23:15 ZWl8c2 オペレーター
検量線は必ず直線(1次式)でなければならないのでしょうか?ちなみに、現在、一部の農薬では、2次式で検量線を作成しているものもあります。
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No.28924 【A-4】
検量線の2次式利用。
2008-08-01 20:29:51 火鼠 (ZWl8329
相関係数なんて、都合の悪いもののぞいて。濃度を飛ばしてダイナミックレンジ大きくすれば、相関係数は、1に近くなるのではないでしょうか?大体、ランバートベールなんて、すでに対数だから。大曲ですよね。曲がったものを対数で、真っ直ぐにして、さらに曲がるからさらに、数学的に真っ直ぐにする。どうでもいいけど。その影響の範疇をしっかり見極めてなかったら。単なる数学ゲームではないでしょうか?
ようは、どんな、影響があるかをしっかり把握しなければいけないのではないでしょうか?どんな、デメンジョン係数と、複雑な式いれてもいいですけどそれが妥当かどうかを理解できなければ、それって?嘘?
No.28894 【A-3】
Re:検量線
2008-07-31 07:07:57 筑波山麓 (ZWl7b25
「不確かさを考慮して作成する必要がある」前に、「濃度vsシグナル(カウント等)の関係を示す正しい理論的背景」が必要です。一次式より二次式の方が、二次式より三次式の方が、「相関係数が高いから、検量線のフィッテングが良いからという現象面からの理由で採用することはいけません。」
例えば、吸光度はSample Cellの光路長とSample濃度 (C) に比例し、
A = αLC
で表され、これをランベルト・ベール(ランバート・ベール)の法則 (Lambert-Beer law) と呼びますが、濃度vsシグナル(吸光度)の関係が直線になる部分を統計的に求め、測定可能範囲を設定します。この設定した測定範囲を超える試料については、希釈によって測定範囲に入るように希釈したものを測定します。
このように、シッカリと、その背景を把握したうえで使用することが重要だと言っているのです。
回答に対するお礼・補足
濃度vsシグナルの関係を示す正しい理論的背景を明らかにしたうえで検量線の次数を決定する必要があるということですね。理論的背景を明らかにするのが大変そうですが・・・。がんばります。ありがとうございました。
No.28891 【A-2】
Re:検量線
2008-07-30 21:49:42 筑波山麓 (ZWl7b25
検量線は、一次式でなければいけないということではありません。
濃度vsシグナル(カウント等)の関係を示す正しい理論的背景があれば、二次式でも、三次式でも良いのです。しかし、相関係数が高いから、検量線のフィッテングが良いからという現象面からの理由で採用することはいけません。
直線より二次式が、二次式より三次式の方が可塑性が高く、フィッティングが良いのは当然のことです。検量線が正しいからフィッティングするのではありません。
例えば、濃度vsシグナルの関係が直線部分の吸光度測定で、検量線に三次式を使用したとします。極端な話、4点の標準液の内、1点が正しい値の70%しかシグナルが出なかった場合を考えてください。一次式(直線)であれば、この1点が異常と判断できます。これが三次式であれば、良好な検量線が描かれ、相関係数(又は寄与率)が高く、誤りに気づかずに報告までなされてしまう可能性があります。また、次数が高い検量線は、変曲点を超えた上限側、下限側で、不確かさが急激に大きくなります。したがって、濃度vsシグナルの理論的背景を正しく理解し、適切な次数の検量線を設定し、その不確かさを見積もっておかなければ、大きな誤差を含んだ測定結果を報告してしまう可能性があります。私の経験では、試験方法の開発中に、認証標準物質の測定で、三次式の上限側で±50%以上の誤差を生じた経験があります。
このように理論に基づかない検量線の採用は、多くの問題を有しています。
それで、濃度vsシグナルの関係が直線になる範囲内で、検量線に一次式を採用することが多いのです。
回答に対するお礼・補足
不確かさを考慮して作成する必要があるということですね。大変参考になりました。不確かさをもう少し勉強してみます。ありがとうございました。
No.28844 【A-1】
何でハンドル変える必要があるの
2008-07-26 17:30:53 ・・・ (ZWla639
回答に対するお礼・補足
すいません。深い意味はありませんでした。
ご指摘ありがとうございました。
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