一般財団法人環境イノベーション情報機構
焼却と乾燥の違いについて
登録日: 2003年07月10日 最終回答日:2003年07月12日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物
No.2858 2003-07-10 18:48:37 みかん
産業廃棄物処理施設の許可基準について教えてください。
処理方法として、焼却と乾燥とありますが、どこが違うのでしょうか?焼却とは文字通り燃やす(炭化も含む?)ことだと思うのですが、熱風などにより有機性に付着物を除去するような場合は乾燥処理として扱っていいのでしょうか(ただしこの場合は施設の設置許可が不要となる)。
具体的には、加工場等から排出される貝殻を資材としてリサイクルする場合、付着する有機物を除去しなければ有価物として扱えずリサイクルができないものと思慮されます。このような場合の有機物の除去方法として、ダイオキシンを発生させない400〜500度程度の熱風を当てることにより再生処理することを考えています。この場合は、焼却処理ではないと捉えられれば、施設の設置許可は不要と考えているところです。
よろしくお願いします。
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No.2880 【A-2】
Re:焼却と乾燥の違いについて
2003-07-12 22:17:15 NAT (
大気汚染防止法は届出行為であり、廃棄物処理法は許可であって、届出に比べて厳しい面があり、場合によっては所管部局(まれに所管する自治体)も異なるため、正確な判断は所管自治体にきちんと大気汚染防止法の取扱と廃棄物処理法の取扱を確認されるべきと考えます。
ご質問の乾燥か焼却かというのはなかなか難しい問いで、私も悩んだこともあります。燃焼とは酸素と急激に反応して熱や光を出しながら反応すること、乾燥とは単に水分が蒸発することかと思いますが、それでは400℃くらいで燃焼が生じていないのか、そもそも何℃であれば燃焼が生じていないのかがよく分かりません。
法律上の定義でもあり、所管の自治体に相談されることをお進めしますが、なかなか回答が無い場合もありますのでご注意を。
なお自治体は、良心的な事業者だけでなく脱法的な処理を行う方が多いため、かなり慎重に、むしろ厳しく判断することが多いです。産廃処理の場合、リサイクルであろうと、焼却であろうと乾燥であろうと、地元等と紛糾することが多く、また仮に乾燥として取扱いその地域でうまくいっても、その判断が他の地域の事例にも波及するので、脱法的な処理に口実を与えないよう、慎重に判断するために、特にそういう面が強いです。
回答に対するお礼・補足
そうですね。法律が違えば取り扱いは異なるかもしれませんね。いずれにしても自治体の判断によるところが大きくなるということですね。
No.2878 【A-1】
Re:焼却と乾燥の違いについて
2003-07-12 10:09:10 お役人 (
但し、乾燥温度がちょっと高すぎるような気がします。
お尋ねの温度では付着有機物は乾燥どころか熱分解して酸素が十分供給されれば燃焼します。乾燥炉とすれば、炉温はもっと低いはずです。乾燥バーナーの火炎温度と炉温を取り違えているのではないでしょうか。
回答に対するお礼・補足
ご指摘ありがとうございます。検討してみます。
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