環境Q&A

No.28310 【A-3】

Re:カドミウムの接点

2008-06-12 21:28:11 たそがれ （ZWla61d

難しいことは解りませんが・・・

受け入れる受け入れないはそちらさまのような処理業者の判断だと思いますが、以下のような視点もありますので参考になさってください。

以前、ある顧客から「鉛を含んだハンダを金属屑として安定型処分場に捨てられるか」という問い合わせがありました。私どもを管轄する自治体（県）に聞いてみたら、電話の向こうで唸っていましたが、後日「環境公害法規で有害物質に指定されているカドミや鉛は通念上、金属屑とは言わない。リサイクルするものだ。」という回答がありました。
担当官の私見だったのかも知れません。

量にもよるんでしょう。自治体に聞いても保身と言っては何ですが、はっきりしたことは言いませんよね。

No.28301 【A-2】

Re:カドミウムの接点

2008-06-11 23:21:49 おせんち （ZWlb24a

＞我が国では、毎年４〜５千トンのカドミウムが消費されている。
　鉛は３０万トン位、水銀が１０トン程度その他の有害重金属も相当量使われている。有害であっても規制されていない物質もたいへんな量が使われている。
　これらは、徐々に使用量が減りつつあるとしても、毎年同等程度環境中に廃棄されているはずである。
　中には、廃棄物に含まれて捉えられ一定の基準・管理の下に環境中に適正に還元される部分もあるが、多くは、生活環境内でごく身近に共存したり、あるいは消耗されて環境中に消えている。
　スイッチの接点中にカドミウムがどの程度含まれているか情報を持っていないが、銅とカドミウム0.3%（3000ppm)程度の合金は、硬度が高くなり摩耗しにくくなる。鉄道の架線などにも用いられ、消耗して線路周辺の大気中にカドミウムがまき散らされている。
　鉛などは、はるかに多量に消費されており、廃棄物を経由しないで環境中に投棄されているものもある。環境汚染をうれいている常識人であっても散弾銃、釣りの重りなど、あまり気にかけないで消費してしまう。しかも、現実にそれにより野生動物に被害が生じていても、改善が出来ないでいる。
　電池、温度ヒューズ、半田、ロウ、温度計、体温計、顔料などにノウハウという隠れ蓑にまぎれてはいるが、環境濃度のレベルで見ると極めて高濃度の有害重金属が含まれている。溶出試験で判断すると、溶出試験の測定時間の間だけ安全であって、その後の何十年、何百年間が安全であることを保証しているわけではない。それでも現実には目立った害が発見されていないようなので、それ以上追求しないし、追求したところで埒があかないのでしょうか。
　たまたま廃棄物に含まれると気付いたきに、その由来も、素性も知らない者が廃掃法の基準にしたがって環境に還元するのではなく、これら多くの有害物質を製造者の道義的責任の下でそれぞれのライフサイクルを明らかにして、回収不可能になる以前に適正な管理をするようにしていただきたいものです。
　金属として把握される特別管理廃棄物は限られているので、廃掃法上は、問題ないようです。

No.28300 【A-1】

Re:カドミウムの接点

2008-06-11 20:58:34 万田力 （ZWl3b51

　「特別管理産業廃棄物」をキーワードにこのＱ＆Ａを検索するといろいろな情報が手に入ります。
　http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=23976　　なんか如何でしょう？