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環境Q&A

曝気槽のpH低下 

登録日: 2008年05月20日 最終回答日:2008年06月02日 水・土壌環境 水質汚濁

No.28058 2008-05-20 11:41:07 ZWlb21c シアニジン

排水管理の素人です。
のり網、バイオフリンジを用いた接触酸化処理を行っています。食品関係で、曝気槽容量500m3、流入量は400〜500m3/day、放流先は下水道です。水の多さにもほとほと困っています。時々、曝気槽のpHが急激に下がる現象がおき、あわてて中和するために、苛性ソーダを用いて対応しております。前処理でのpH調整に異常は無く、曝気槽だけでの低下です。pH7.0〜7.5あったのが、突然下がり始め、あっという間に5.5位まで下がる事もあります。水量も多く、負荷変動も非常に激しいです。接触材にある汚泥が増えすぎ、脱落した際にpHが下がるのでは?と先輩に言われています。確かにpHが低下しているときはSS分が多いような気もします。色々文献等調査しましたが、メカニズムがわかりません。ご指導の程、宜しくお願い致します。

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No.28198 【A-3】

Re:曝気槽のpH低下

2008-06-02 16:56:48 品環部 (ZWl7d55

緩衝作用(例えば導電率)が小さい水質では、曝気
空気中の炭酸ガスの溶解によりpHが下がってきます。
この場合の中和剤は、弱アルカリである重炭酸ソーダが
いいと思います。

No.28127 【A-2】

Re:曝気槽のpH低下

2008-05-26 19:08:07 ちはる (ZWl891b

>確かにpHが低下しているときはSS分が多いような気もします。色々文献等調査しましたが、メカニズムがわかりません。ご指導の程、宜しくお願い致します。
>SS分が多い・・・
接触材に付着している活性汚泥が長時間,曝気槽に滞留したのち剥離したもの(SRTが長いという)
→汚泥中の硝化菌が増加しやすい環境
→アンモニア,その他窒素分が硝酸性窒素に変化
→pHの低下
・・・固液分離は多分うまく言っていると思います。
ただし,堆積した汚泥は早めに引き抜かないと,先ほどの硝酸性窒素が窒素ガスに変化し,細かな気泡が汚泥を持ち上げてキャリオーバーしますので注意が必要です。
硝酸性窒素と亜硝酸性窒素をパックテストで調べてみるよいかもしれません。

回答に対するお礼・補足

ご指導ありがとうございます。
下水放流の為、基本的に汚泥引抜はしておらず、SS分として排出されてしまいます(もちろん基準値内ですが)。曝気槽に対しての水量が多く、排水の滞留時間は短いと思っています。pH低下時に硝酸性窒素測定(簡易チェック)しますが、検出されません。嫌気的な要因は考えられますでしょうか。

No.28105 【A-1】

Re:曝気槽のpH低下

2008-05-24 19:51:17 匿名 (ZWl9a47

有機性排水で生物処理でpHが低下する場合、硝化が進んでいる可能性が高いと思われまが、硝化は、排水の生物処理では、基本中の基本であって、硝化の解説のない文献はないくらいです。

つまり、硝化以外の理由によるpHの低下を考える必要がありそうです。

この質問の文章だけ判断するには情報が少なすぎますので、誰も回答できないと思います。あらためて、排水の性状と処理水の水質を詳しく説明する必要があると思います。

回答に対するお礼・補足

ご指導ありがとうございます。もう少し状況を報告出来る様現状把握に努めたいと思います。

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