侵食性遊離炭酸について
登録日: 2008年05月13日 最終回答日:2008年05月16日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)
No.27970 2008-05-13 08:16:09 ZWlb316 rexking
下水処理場で勤務しております。処理水の浸食性遊離炭酸を定量する場合に、試験操作自体は可能なんですが、どういう反応が起こっているのか教えていただけないでしょうか。私は化学職ではないため、基本事項がわかっていなかもしれませんがご了承下さい。
試料100mlに対して0.1mol/l塩酸でpH4.8に達するまで滴定し、これに要した0.1mol/l塩酸のml数をaとします。
次に試料を500ml瓶に入れて粉末大理石(炭酸カルシウム粉末)5gを加えて24時間反応させ、ろ過後の100mlに対して再度上記と同様の滴定を行い、要した0.1mol/l塩酸のml数をbとします。
侵食性遊離炭酸(mgCO2/l)=(b-a)×F×(1000/100)×2.2
により侵食性遊離炭酸が求まります。
私が質問したいのは、この2.2の根拠です。
下水試験法P126には、「0.1mol/l塩酸の1mlは二酸化炭素2.2mgに対応するとなっています。
この2.2mgを算出する化学反応式がわかりません。自分なりに考えたところ、
CaCO3+2HCl→H2O+CO2+CaCl2
となり、塩酸0.1molが二酸化炭素0.05molになります。
しかし、反応式の導き方がわかりません。
ご教授していただけないでしょうか。
総件数 2 件 page 1/1
No.28015 【A-2】
Re:侵食性遊離炭酸について
2008-05-16 10:21:21 なり (ZWl8331
二酸化炭素(CO2)を水溶液(炭酸水です)にするとCO2+H2O = H2CO3となり、
CO2 1mol(約44g)を水1Lに溶かすと、2molのH+が存在する事となります。
つまり2.2mgの二酸化炭素は2.2 / 44 =0.05 mol ですが、プロトンとしては0.1moL存在(1molの二酸化炭素からH+は2mol出るため)し、0.1molの塩酸と対応する事になります。
No.27992 【A-1】
Re:侵食性遊離炭酸について
2008-05-15 12:26:45 妹背の滝 (ZWlaf1a
>
>試料100mlに対して0.1mol/l塩酸でpH4.8に達するまで滴定し、これに要した0.1mol/l塩酸のml数をaとします。
>次に試料を500ml瓶に入れて粉末大理石(炭酸カルシウム粉末)5gを加えて24時間反応させ、ろ過後の100mlに対して再度上記と同様の滴定を行い、要した0.1mol/l塩酸のml数をbとします。
>
>侵食性遊離炭酸(mgCO2/l)=(b-a)×F×(1000/100)×2.2
>により侵食性遊離炭酸が求まります。
>
>私が質問したいのは、この2.2の根拠です。
>下水試験法P126には、「0.1mol/l塩酸の1mlは二酸化炭素2.2mgに対応するとなっています。
>この2.2mgを算出する化学反応式がわかりません。自分なりに考えたところ、
>CaCO3+2HCl→H2O+CO2+CaCl2
>となり、塩酸0.1molが二酸化炭素0.05molになります。
>しかし、反応式の導き方がわかりません。
>ご教授していただけないでしょうか。
>
CO2の分子量=48
0.05molだと、44×0.05=2.2
ではないでしょうか?
総件数 2 件 page 1/1