省エネ法:ボイラー排気温度について
登録日: 2007年12月17日 最終回答日:2007年12月18日 エネルギー 省エネルギー
No.26257 2007-12-17 09:30:27 ZWla634 クマクマ
省エネ法に関する質問です。
宜しく御願致します。
省エネ法で求められている「管理標準の作成」の対象設備であるボイラーに関する基準排ガス温度について悩んでいます。
「ボイラーに関する基準廃ガス温度」はボイラーの廃ガス温度を基準値の以下にすれば良いのでしょうか?
例えば、基準値200℃に対して、実測値190℃であれば良い。
という事でしょうか?
それとも基準値以上にすればよいのでしょうか?
ボイラーのセミナーを受講した際には、空気比を改善する事で廃気温度が上がり、効率運転が出来るのと説明を受け、基準値以上にするかように思われたのですが、法令集を見る限りでは、基準廃ガス温度に対し目標廃ガス温度が低く設定されているので、基準値以下に遵守するように思われます。
基準値以下にすべきなのか、以上にすべきなのか、ご教示お願い致します。
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No.26278 【A-3】
Re:省エネ法:ボイラー排気温度について
2007-12-18 17:32:44 ハラコ (ZWl9e5e
ご質問の「管理基準」とは、「工場又は事業場におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準」で設定するようにいわれている「管理基準」のことでしょうか。
一番良いのは、(財)省エネルギーセンターや経済産業省へ問い合わせることと思います。
(財)省エネルギーセンターへは、「Q&A・よくある質問とその答え」の質問フォームから問い合わせるか、FAXで(03-5543-3021)問い合わせて見て下さい。
経済産業省の窓口は、資源エネルギー庁省エネルギー対策課TEL : 03-3501-9726
私は省エネ法の仕事をしているわけでないので勘違いしているかも知れませんが、私が省エネルギーセンターの方から聞いた話では、「管理基準」とはエネルギーの使用を合理化するために施設を合理的(効率的)に運用するための指針であって、それぞれの事業者で決めて運営していくものだそうです。
例えば、ボイラーを効率的に運用させるには、何度以上が良いのか、逆に何度以下が良いのか、あるいは何度から何度の範囲が、エネルギーの損失が少なく効率的に動くのかの基準を決め、定期的(1時間に1回か、1日に1回か、1年に1回か…)に管理し効率的運用に努めなさい、という感じだと思います。
ただし、第一種エネルギー管理指定工場等に行政が立入調査したときに、その基準をどのように決めたのか根拠を求められる場合がありますので、適当に管理基準を設定するのではなくちゃんと説明できるようにしておく必要があると思います。
私の回答が筋違いだったり、間違いであった場合は申し訳ありません。
もし、上記期間等に聞かれて正しい回答を得られましたら、教えて頂けたらありがたいです。よろしくお願いします。
回答に対するお礼・補足
火鼠様、筑波山麓様、ハラコ様
早々の回答有難うございます。
頂きましたご回答大変参考になります。
一挙にお礼で失礼かもしれませんが、この場にて皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。御礼が遅くなり、申し訳ありません。
省エネルギーセンター等に問い合わせれば良いのは分かっておりましたが、出来ればこの場で質問させて頂きたく、こちらに書き込ませて頂きました。
質問はハラコ様の書かれている通り、、「工場又は事業場におけるエネルギーの使用の合理化に関する事業者の判断の基準」で設定するようにいわれている「管理基準」の事です。
法令集に記載してあるボイラー廃ガス温度を読み返してみましたところ、”基準廃ガス温度及び基準廃熱回収率”と記載されており、熱回収を目的として廃ガス温度を管理することが分かりました。
現在、ボイラー設備の更新を検討中で、エコノマイザーによる熱回収を考えているところです。
ありがとうございました。
No.26266 【A-2】
Re:省エネ法:ボイラー排気温度について
2007-12-17 22:51:52 筑波山麓 (ZWl7b25
ただし、この燃焼効率をアップさせて省エネに寄与させた、この高い温度の排ガスをそのまま排出したのでは、まだまだ十分利用できる熱を捨てていることになりませんか?
省エネ対策上、この高温度の排ガスからエネルギーを回収しなさいというのが法の趣旨だと思います。一例として、エコマイザーの設置があります。
下記は、「エコマイザー」、「ボイラー」の「AND」検索でヒットした一例です。平成13年度省エネルギー優秀事例全国大会の実施事例の一つです。
http://www.eccj.or.jp/succase/01/c/c_98.html
同様に、「省エネルギー優秀事例全国大会」のキーワードで検索すると、多くの省エネ事例が見つかります。
では、頑張って勉強してください。
No.26262 【A-1】
Re:省エネ法:ボイラー排気温度について
2007-12-17 15:19:15 火鼠 (ZWl8329
もしかすると、論点がちがいませんか?
最初に、ボイラーは、昔は空気比1.2〜1.3で燃焼させるのが常識でした。つまり、20〜30%の余分な空気を入れてあげることで、正常な燃焼ができる(黒煙がでない)しかし、最近のボイラーは、空気比1.0でも黒煙を出さない燃焼ができるものが多い。(残存酸素量をコンピューターで制御して、常時空気量を調整する。余分な外気が入らない事は、燃焼室内の温度が高くなり、燃料を絞ることができるので燃焼効率がよくなる。つまり燃料使用量が少なくなる。このことを効率化が図れると言っているのでは?
省エネ法で排ガス温度を管理しろと言っているのは。(ここは知りませんので、憶測です)
管理基準を作るということから、排ガスの温度が何度以上になったら、ボイラー掃除を行うということではないのですか?ボイラーの中にすすがたまれば、伝熱効率が落ちて、水温は、上がりにくくなります。逆に熱が伝わりにくくなるのですから、排ガス温度はあがります。ボイラーの規模や、型式によっても、効率の良い温度は違います。適正な温度基準をさだめて、その温度にしたがって、ボイラーの清掃等の基準にしなさいとのことでは、ないのでしょうか?
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