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環境Q&A

焼却炉の維持管理について 

登録日: 2007年11月17日 最終回答日:2007年11月21日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.25892 2007-11-17 08:49:19 ZWl5a4a しんちゃん

バッチ運転の焼却炉があります。
20時間に10バッチ運転なので、1回燃え尽きる毎に次の廃棄物の投入を行い、10回繰り返し1日の運転が終わります。
バッチ運転なので廃棄物の投入の都度、焼却温度が800℃以下になります。COは100ppmを超えることがあります。
この場合、COを100ppm以下にする必要があるのは800℃以上の運転の場合であり、廃棄物の燃焼開始と燃え尽きるまでは800度以下でよいのでしょうか。バッチ運転のことについて指導基準はあるのでしょうか?
どなたかご存じの方、ご教授をお願いします。

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No.25940 【A-3】

Re:焼却炉の維持管理について

2007-11-21 19:40:47 火鼠 (ZWl8329

>バッチ運転の焼却炉があります。
>20時間に10バッチ運転なので、1回燃え尽きる毎に次の廃棄物の投入を行い、10回繰り返し1日の運転が終わります。
>バッチ運転なので廃棄物の投入の都度、焼却温度が800℃以下になります。COは100ppmを超えることがあります。
>この場合、COを100ppm以下にする必要があるのは800℃以上の運転の場合であり、廃棄物の燃焼開始と燃え尽きるまでは800度以下でよいのでしょうか。バッチ運転のことについて指導基準はあるのでしょうか?
>どなたかご存じの方、ご教授をお願いします。

法律の隙間です。規制は、無いでしょう。合法的にやるのは可能ですが、それは、ある程度の悪意とか、経済的な優位を考えてやることかもしれません。ですから、ここの趣旨からいったら。答えることが悪意に加担することにもなるかもしれませんね。細かくかんがえれば、バッチ炉だろうと、100ppm超えるCO出す炉なんか、指導の対象にはできると思いますよ。
指導ですから。

No.25916 【A-2】

Re:焼却炉の維持管理について

2007-11-19 17:11:38 煙突王 (ZWla73

見解が難しいと、思いますが私も以前同様の事を行政と話したことがあるので参考になればと思います
まず、この部分
>バッチ運転のことについて指導基準はあるのでしょうか?
私の知る限り無いと思います。それどころかバッチ運転の定義すら無いと思います。

次にこの部分ですが
>20時間に10バッチ運転なので、1回燃え尽きる毎に次の廃棄物の投入を行い、10回繰り返し1日の運転が終わります。
この運転はたぶん、バッチ運転とはならないと思います。連続投入1回灰出し運転となるのでは無いでしょうか

次に
>バッチ運転なので廃棄物の投入の都度、焼却温度が800℃以下になります。COは100ppmを超えることがあります。
との事ですが、バッチとバッチの間であれば炉は空の状態ですから当然温度は下がりますが、火が入ってる状況で投入は問題ありです

次に
>この場合、COを100ppm以下にする必要があるのは800℃以上の運転の場合であり、廃棄物の燃焼開始と燃え尽きるまでは800度以下でよいのでしょうか。
この部分も燃焼開始とは何か確認が必要です。

バッチ運転、燃焼開始、燃焼終了には定義が無いので
担当行政ごとに違うと思いますので温度チャートと投入や灰出しの時間を書いて担当行政に確認することが必要と思います。
あと、行政は基本的に1日1バッチと考えますので、注意が必要です。
あくまで、私と行政との意見交換したときの内容です。



回答に対するお礼・補足

ご教授ありがとう御座います。通達は読みましたが現場実態として行政の方向性がいま一つ分かりずらくお伺いしました。ご回答、大変参考になりました。勉強します。地元行政に今一度確認してみようと思います。

No.25915 【A-1】

Re:焼却炉の維持管理について

2007-11-19 16:53:26 うっかり計測員 (ZWl8248

「ごみ処理に係るダイオキシン類発生防止等ガイドライン」(平成9年1月28日衛環第21号)いわゆる新ガイドラインでは原則全連続炉を前提としているので旧来の機械化バッチ炉に対しては「既設のごみ焼却施設に係る対策」の燃焼設備・排ガス処理設備の事項を満たすように運転することを求められていることはご存じだと思います。もちろん、これらは通常運転時のことであり、立ち上げ及び立ち下げ時までは含まれません。ですが、なるべく速やかに通常運転もしくは停止の状態に移行するようにしなければなりません。
また、機械化バッチ炉の場合はゴミ投入時に炉内の状況が大きく変化するため、このときにCO濃度が上昇したり炉内温度が大きく下がったりすると思います。
これらを極力、変動が小さくなるようにゴミの投入の仕方を工夫したり、外とゴミの搬入口の間・ゴミの搬入口と炉内への投入口の間を遮蔽板で遮ってゴミ投入時に外気が炉内に進入しないように密閉度を上げる必要があります。

>バッチ運転なので廃棄物の投入の都度、焼却温度が800℃以下になります。COは100ppmを超えることがあります。
>この場合、COを100ppm以下にする必要があるのは800℃以上の運転の場合であり、廃棄物の燃焼開始と燃え尽きるまでは800度以下でよいのでしょうか。
温度が上がりきって通常燃焼状態に入ったら焼却温度が800度以上以下にかかわらずCO濃度は極力ピークを出さないように努めなければなりません。
燃焼管理などで抑制が難しいようでしたら炉の製造メーカーに改善策などがないか聞いてみたらいかがでしょうか?

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