排ガス中のダスト濃度の測定方法について
登録日: 2007年11月09日 最終回答日:2007年11月12日 大気環境 大気汚染
No.25778 2007-11-09 11:05:44 ZWla61d たそがれ
「JIS Z8808 排ガス中のダスト濃度の測定方法」の9.4(6)に排ガス中のミストに可溶性物質が溶けている恐れがある場合それを回収してダスト濃度に加えろ、と書いてあります。
正直、私どもの大気部門ではそんなことしてなかったのですが先日、製紙工場の焼却炉を測定したとき、自治体の測定値より小さいことが判明し、そこに問題があるのではないか、という考察に至りました。
JIS通りにやるのは当然、という結論ももちろんありなのでしょうが、同業の皆さんの実態も教えていただきたく思います。
今回は大気の仲間から「ぜひこのサイトで質問してくれ」と哀願もされました。
よろしくお願いします。
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No.25805 【A-2】
Re:排ガス中のダスト濃度の測定方法について
2007-11-12 10:06:09 うっかり計測員 (ZWl8248
排ガス中のばいじんを採取する場合、工場の焼却炉のような規模であれば円筒ろ紙を使用して測定するかと思いますが、自分が所属している会社では通常シリカ繊維製のものを使用して測定します。ですがこれは吸水性があるので水分量が多い所では使用できません。
そのため水分量が多いところは吸水性の無い円筒ろ紙(フッ素樹脂製)を使用すればミスト中のばいじんも採取できるので良いのではないでしょうか?
ただし、フッ素樹脂製はシリカ製のものより、かなり高価ですので取り扱いには注意が必要です。また吸引能力が強いポンプで使用しないと途中で目詰まりなどで吸引できなくなります。
>製紙工場の焼却炉を測定したとき、自治体の測定値より小さいことが判明し
どうような構造の焼却炉か分かりませんが、自治体の測定値が正しいという根拠はなんでしょうか?過去の複数回測定と比較して明らかに違うということでしょうか?
自治体の測定値より明らかに異常なほど小さいということであれば、測定時の焼却条件に明らかな差異があると思われますが、ばいじん以外の物質は測定していないのでしょうか?焼却物の処理量とかに変更などはありませんか?施設自体に改造された形跡などもなかったのでしょうか?
回答に対するお礼・補足
回答ありがとうございます。お礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。
やはり公定法ではミスト分離器を後段に用いる、とありますのでそれ以外は無理であろうと思われます。
対象の製紙工場では粘土を大量にすり込んだ紙を燃していたので塩が多量に含まれていたようです。
やはり、このような特殊なケースに限っては顧客とのすり合わせの上で方法を選択する必要があるようですね。
No.25781 【A-1】
Re:排ガス中のダスト濃度の測定方法について
2007-11-09 23:30:23 亜希子 (ZWl7f21
色々原因を究明して行きついたのでしょうが、ダストの測定値が実際の値より低く出る要因はたくさんあります。
仮に、そこに問題があるとして、それについてのざっくばらんな話はここでは難しいと思います。
回答に対するお礼・補足
早々のご回答、ありがとうございます。
ろ紙の後段で常にミストも補修すべきか(ほとんど無理そうですが・・・)、何がしかの考察に基づいて捕集すべきか、というご意見がほしかったのです。
内情を明かせない、ということなのでしょうが匿名であればこそ、ざっくばらんなお話を期待しておりました。
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