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環境Q&A

環境大気常時監視マニュアルの効力について 

登録日: 2007年09月06日 最終回答日:2007年09月09日 大気環境 大気汚染

No.24739 2007-09-06 11:10:13 環境測定員

19年3月に「環境大気常時監視マニュアル第5版」が発行されましたが、そもそも当マニュアルの存在価値や効力がどのくらいあるのかご教示いただけたらと思います。特に現在、頭を痛めている「保守点検の管理周期」の部分で1回/週の点検項目がありますが、1回/10日や1回/2週の頻度にしたいと会社では考えています。人件費削減や車両使用頻度の削減などから想定しています。このようなことから「マニュアル重視」あるいは「コストダウン」のどちらを最優先にすべきものなのか、宜しくお願い致します。

総件数 9 件  page 1/1   

No.24803 【A-9】

Re:環境大気常時監視マニュアルの効力について

2007-09-09 09:57:24 papa

papaです。
最近は回答できるQがほとんどないので専門外ですが回答します。
>「マニュアル重視」あるいは「コストダウン」のどちらを最優先にすべきものなのか
これは御社の品質方針によるものなので、どちらかは契約条件を遵守することを前提に御社が経営者判断としてお決めになることであると思います。

 清掃工場や処理場では多くの環境測定業務を外部委託しています。その際には委託条件を仕様書や要領書として文書化して提示しています。いわゆるマニュアルは公定法を具体化した特記仕様書の一部あるいは引用付属書というポジションと思います。
 したがって、御社の品質方針に基づき変更したい部分があれば監督員に対して変更協議を行って承認を得られればそれにしたがって業務を行えばよいと思います。必要な精度確保は委託発注者の発注技術と御社品質方針の折り合いの中で担保されるべきものと考えます。
 発注者側では、経験年数、資格など従事者の技量要件、記録書式、標準作業書、などの提示を事前・完了時に求めて成果品(データ)の検収をすることが普通ですから、そういった受発注書類の中で順次具体化して行くものと思います。
 施設を運営してゆく上ではコストは非常に大切な要素です。実用上不要なわずかな精度向上のために公費を浪費するのは納税者に対する背信行為と思います。環境測定においても経費縮減は大切なテーマであることは今後も変わらないと思います。そういった意味ではマニュアル自体が常に更新されるべき性格の文書であるからこそ法令でないゆるめのスタイルをとっていると考えます。
 御社技術によって校正頻度や保守周期が簡略化され、必要な精度確保ができることを監督員に承認していただければ、御社の利益にもなり、次年度からの特記仕様や積算基準にも反映できるのですから発注者にとってもメリットができます。

回答に対するお礼・補足

papaさん、またご回答頂きました皆様方、お時間を割いていただき有難うございました。いろいろな立場の方々、違った視点から物を見る方々、皆様の貴重なご意見を参考にさせていただき、元請業者、委託先業者と相談して最大の努力の範疇で折り合えればと考えています。今回は有難うございました。また頭を痛めるようなことがありましたらご教示宜しくお願いします。

No.24801 【A-8】

Re:環境大気常時監視マニュアルの効力について

2007-09-09 00:30:44 火鼠

まずは、マニュアル重視で、するのが道理ではないでしょうか。そして、2周に1回にしたいのなら、データに対する安全性と、事故が起きた場合の対応策を依頼側に納得させれば、単なるマニュアルですから、責任は、かなり軽くなるし、実行可能ではないでしょうか?
ここでの、レスさんは、どちらのレスさんかわかりませんが、質問者と返答者を、愚弄してると思います。

No.24784 【A-7】

Re:環境大気常時監視マニュアルの効力について

2007-09-08 04:11:21 基本原則

環境測定員さんの会社は自治体から大気監視測定局の維持管理業務を受託しているとの理解でよろしいでしょうか。

現在の受託金額では利益が出ない。どうすれば利益を出せるのか考えたところ、「点検回数を減らせばいい」との結論に至った。ということのようですね。

技術者が足りなくなってしまったのでしょうか。
その契約金額は誰が決めた金額なのでしょうか。
それとも自治体が値切ってきたのでしょうか。

自治体との契約で仕様に定められた事項を変更する場合には、変更契約が必要になるとともに委託金額も変更となるはずです。
点検回数を減らすならば委託金額も減るはずです。
それでもよろしいのでしょうか。
もっともそのような協議に応じる自治体はないと思いますが。

常時監視測定が誰のために行われているのか、なぜ「環境大気常時監視マニュアル」があるのか、今一度考え直すべきと思います。

失礼な言い方かもしれませんが、
この業務は他社に任せて、他に利益を出せる仕事に移行する。という選択肢もあるかと思います。

No.24775 【A-6】

Re:環境大気常時監視マニュアルの効力について

2007-09-07 11:21:51 レス

>マニュアルは遵守されるべきものだが、同時に改善されていくべきもの。だと思います。

 繰り返しますが、ハングリーさんは、ご自身は理解されておられる。A-5全部を読めばそれは解ります。しかし上の部分だけ読むと意味合いが替わつてしまいます。質問者(もう読んでいないのでしようか)や初心者は読み取れないです。
 私は故に、マニュアルは守るなと発言します。ある程度のレベルになれば、マニュアルで良いのでは・・となります。(その心は、適切だからとよく分からないから暫定的にのどちらかです)


>>特定の化学物質は、測定機よりも・・・

>このご発言は最悪ではないでしょうか。これでは単なる自慢話になっています。

 自慢話でも何でもありません。自分以外の他人が聞けば笑い話。当人には生死をかけた話なんですが。
 理由は三あります。一つは、バリデイト不可能です。二つは、汎用性がありません。三つは、抗体を取り出して、体外で反応をみれば上記二つも第三も解決するのですが、簡単にはいかないようです。そして反応器を私が担うときは、生命を掛けた検査になります。(ですからとんでもない無聊で反応できるのですけど)

 本題に関して(マニュアルの扱い:一般的な用語を含めて)はハングリーさんとレスでは表現方法を除けばこれ以上内容は積みあがることはないと思います。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=24766
ご存知かと思いますが上記でレスに関する場外・・・
レス個人に関してはスレ主さんのご好意に甘えてそちらでお願いいたします。

回答に対するお礼・補足

レスさん 質問に対してのご回答有難うございます。
私なりにお二方のご意見を集約しましたのでご覧いただけますか。

【結論】
コストダウン云々はあくまで所属組織の都合に過ぎなく、とにかく、コストダウンを名目にマニュアルを逸脱してよいということにはならない。

測定の話の中で、コストの話が出てくる時点で終わり。常時監視測定とコストをトレードオフに考えてはダメ。

根拠なくキャリブレーション間隔を延長して計測されたデータを、信頼性のあるデータだとは思わないことでしょう。

たとえマニュアルであろうと、これを遵守するのが基本原則。ただし、点検等の間隔をもっと延長して
差し支えないというデータがあるなら、自治体等と協議することは必要になってくる。

保守点検の管理周期は必要に応じて随時が根本原理。
基本原則は基本原則です。機械の個性もあり。

【データの信頼性】
根拠なく延長して計測されたデータは、信頼性のないデータである。
測定値の信頼性や精度には全く関係ない。

との事で、現在理解をしております。
考え方として 誤ってはいけない点など補足がございましたら、ご教示頂きたいと存じます。

No.24774 【A-5】

Re:環境大気常時監視マニュアルの効力について

2007-09-07 08:58:21 ハングリー

マニュアルは遵守されるべきものだが、同時に改善されていくべきもの。だと思います。
私は迷った末にこの質問に回答を書き込みました。常時監視測定とコストをトレードオフに考えてはダメですよ、ということを環境測定員さんに伝えたかっただけです。


レスさんのおっしゃりたいことはよく分かります。盲目になるな、ということですよね。
・規則どおりの点検をしていれば事故が起きないわけではない
・マニュアルどおりにやれば信頼性の高い結果が出るとは限らない
・法を守っていれば絶対勝つのではない(テロには国家の法は通用しない)
など。

>特定の化学物質は、測定機よりも私個人の体で測定した方が精度はよいです。でもそんな測定法他人にはお勧めしません(と云うか出来ないですよね、普通の人には)

このご発言は最悪ではないでしょうか。これでは単なる自慢話になっています。自慢話というのは、聞いていて面白くも可笑しくもありません。

回答に対するお礼・補足

ハングリーさん 質問に対してのご回答有難うございます。
私なりにお二方のご意見を集約しましたのでご覧いただけますか。

【結論】
コストダウン云々はあくまで所属組織の都合に過ぎなく、とにかく、コストダウンを名目にマニュアルを逸脱してよいということにはならない。

測定の話の中で、コストの話が出てくる時点で終わり。常時監視測定とコストをトレードオフに考えてはダメ。

根拠なくキャリブレーション間隔を延長して計測されたデータを、信頼性のあるデータだとは思わないことでしょう。

たとえマニュアルであろうと、これを遵守するのが基本原則。ただし、点検等の間隔をもっと延長して
差し支えないというデータがあるなら、自治体等と協議することは必要になってくる。

保守点検の管理周期は必要に応じて随時が根本原理。
基本原則は基本原則です。機械の個性もあり。

【データの信頼性】
根拠なく延長して計測されたデータは、信頼性のないデータである。
測定値の信頼性や精度には全く関係ない。

との事で、現在理解をしております。
考え方として 誤ってはいけない点など補足がございましたら、ご教示頂きたいと存じます。

No.24764 【A-4】

Re:内容は質問者に向けたものですよ

2007-09-06 20:00:28 レス

 ハングリーさんへ

 内容は貴方へ当て付けたように描いてありますが、質問者及び読者向けの内容です。

 そして、茶々ではありません。貴方の文章を曲がって読むと、誤解されるのでアピールしたのです。

 さもなければ、マニュアル坊やが、『原則を遵守したのに測定がおかしい、お前のせいだ』と後からいって来るでしょう。

 私も比喩は多く使いますが
>一流ホテルのコックが作ったチャーハンより、場末の飲み屋のおやじが作った焼き飯のほうが旨い、ということはありますけど。
 少なくとも好みの問題で変動する内容は好ましくないと思います。又個人の手技に頼るのも。
 少なくとも個人的には『ほや』は好みではありませんし、特定の化学物質は、測定機よりも私個人の体で測定した方が精度はよいです。でもそんな測定法他人にはお勧めしません(と云うか出来ないですよね、普通の人には)

No.24763 【A-3】

Re:環境大気常時監視マニュアルの効力について

2007-09-06 19:43:32 ハングリー

レスさんへ。

お気持ちはご推察いたしますが、チャチャの入れ方をもう少しご配慮願えませんか。

>測定屋さんの発言でしようか。実務者としての発言でしようか。

どっちでもかまいません。技術者としての発言だと思っていただければ幸いです。マニュアルはタタキ台のようなものだと私も思っています。そこから改善余地を追求していくのが技術者に求められる姿勢だと思っています。

>法になっていれば、法からは逃れられます。それだけです。法に従おうと、無視しようと、測定値の信頼性や精度には全く関係ありません。

これはかなり言い過ぎではないですか? いきなり聞いたら誤解する人もいるのでは。そりゃ確かに、一流ホテルのコックが作ったチャーハンより、場末の飲み屋のおやじが作った焼き飯のほうが旨い、ということはありますけど。

>測定の話をしている場合にコストの話が出てくる時点でオワでしよう。

せめて、この一文だけの書き込みでしたら、かなりスマートだったと思います。

No.24748 【A-2】

Re:だからマニュアルなんか作ると・・・

2007-09-06 15:57:54 レス

>たとえマニュアルであろうと、これを遵守するのが基本原則と考えます。ただし、点検等の間隔をもっと延長して差し支えないというデータがあるなら、自治体等と協議することは当然やってもよい。

 測定屋さんの発言でしようか。実務者としての発言でしようか。『遵守するのが基本原則』???
 目安にしか過ぎませんよね。

 法になっていれば、法からは逃れられます。それだけです。法に従おうと、無視しようと、測定値の信頼性や精度には全く関係ありません。
 保守点検の管理周期は必要に応じて随時が根本原理です。マニアルには暴走車が飛び込んできた場合や雷が落ちた場合、況やそばで爆発があった場合や、悪戯された場合の対応など記載してありません。
 基本原則は基本原則です。外れることがあるから原則ですよね。機械にだつて個性もあります。

 測定の話をしている場合にコストの話が出てくる時点でオワでしよう。

No.24743 【A-1】

Re:環境大気常時監視マニュアルの効力について

2007-09-06 13:37:20 ハングリー

>「マニュアル重視」あるいは「コストダウン」のどちらを最優先にすべきものなのか、宜しくお願い致します。

お気持ちは分かりますが、コストダウン云々はあくまであなた(の所属する組織)の都合に過ぎません。
たとえマニュアルであろうと、これを遵守するのが基本原則と考えます。ただし、点検等の間隔をもっと延長して差し支えないというデータがあるなら、自治体等と協議することは当然やってもよい。

とにかく、コストダウンを名目にマニュアルを逸脱してよいということにはなりません。あなたにしても、根拠なくキャリブレーション間隔を延長して計測されたデータを、信頼性のあるデータだとは思わないことでしょう。

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