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環境Q&A

電着塗装廃液のシアン分析について 

登録日: 2003年05月19日 最終回答日:2003年05月20日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.2395 2003-05-19 14:48:36 pao2

電着塗装廃液のシアン分析において、MSDSにシアンが含有していないのですがJIS K 0102-38の方法で含有試験を行うと、必ずといっていいほど、どの事業者様の廃液でもシアンが高濃度で出てしまいます。この件で何かご存知の方は、ご指導頂けますか?

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No.2402 【A-1】

Re:電着塗装廃液のシアン分析について

2003-05-20 09:44:24 papa(経験者)

経験的な話で申し訳ありません。
表面処理(焼入を含む)系廃液、排水では、亜硝酸塩を含むケースが多いので、通常の分析方法では亜硝酸塩によるかなり大きな影響があります。亜硝酸塩の濃度をあらかじめ測定してみることをおすすめします。
亜硝酸塩を分解するためにアミド硫酸ナトリウムを添加することになっています。添加量を亜硝酸塩濃度に応じて規定量よりも増量することが必要です。
どんな種類のサンプルでもシアンの分析をするときには必ず亜硝酸塩の濃度を確認することをおすすめします。
電極反応でシアンが生成する可能性もありますが、このことは電極反応の専門家に聞いてみないとわかりませんが。

回答に対するお礼・補足

papaさんありがとうございます。
私も亜硝酸は気にしていまして
EDTA抜きで蒸留したり、pH5で蒸留したりしたのですが
やはりシアンがでてしまいます。しかも発色・電極法両方で・・・。
文献等には、亜硝酸とEDTAの反応により・・・
等と書いているので、他の原因かな?と感じたりもします。ちなみに、全シアンでなく前にも述べたpH5.5での蒸留でもでてしまうのならあると判断してよろしいのでしょうか?

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