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環境Q&A

鉄バクテリアについて 

登録日: 2007年06月14日 最終回答日:2007年07月06日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.23010 2007-06-14 06:20:23 ひさっち

初めて質問いたします。宜しくお願い致します。

井戸水を飲料水化する装置で、除鉄除マンガンろ過装置を某所で納入しています。
ある現場で、井戸原水に鉄バクテリアが16個/100ml、処理水で9個/100mlという試験結果が出ました。
処理水は遊離塩素で2ppmを確認したのですが、
1.生菌で鉄細菌が9ppm出るこの値は正常なのでしょうか?又
2,鉄細菌はこのような次亜塩素の濃度で絶滅しないのでしょう か?
3,飲料水の水質基準値には鉄細菌はありませんがなにか問題があるのでしょうか?

以上常識知らずで申し訳ありません。どなたかの知識をお貸しください。

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No.23513 【A-2】

鉄バクテリアについて 2

2007-07-06 09:07:38 ひさっち

やっと返答が来ましたのでここに返信いたします。

@鉄細菌の計数はどのような方法か?

A、上水試験方法に記載されている、下記の方法により固定を行っておりますとの事。

試料の濃縮:遠心沈殿法
計数法:直接検鏡法

A培養した場合は嫌気状態はどのようにしているか?

A、通常は顕微鏡の観察による試験方法です。判断が不明確な場合確認もしくは参考として培養を行う場合があります。培養した場合の条件に付いては、1230A培地二酸化炭素ガスを吹き付け、pHを6.0以下にした後、採取した沈殿物などを接種し、低温恒温器に収めて20℃で1週間程度培養を行います。

B培地は何を用いたか?

A.確認もしくは参考として培養を行う場合は、1230A培地を使用します。

Bー1 残留塩素がある状態で培養や生育は難しいのでは?

A、確かに残留塩素があれば鉄細菌は死滅するとおもいますが、残留塩素濃度や鉄細菌の状況次第で変わってくる可能性もないでしょうか?

との回答でした。
すべて納得のいくものではありませんでしたが、とりあえずは回答いただきました。
自分としては、遊離塩素濃度が1〜2ppm出ていても死滅しない鉄細菌もあります、と断言してもらったほうがよかったのですが・・・

No.23067 【A-1】

Re:鉄バクテリアについて

2007-06-17 10:33:52 マッシー・ナナ

始めにお断りしておきますが、質問内容に不明な部分がありましたので、一部は回答を待って再度お答えします。
1. 鉄細菌の計数は正確でしょうか。鉄細菌群は計数は難しいように思えるのですが。@鉄細菌の計数はどのような方法ですか。A培養した場合は嫌気状態はどのようにしましたか、パウチ法ですか。B培地は何を用いたのでしょうか。
2. 残留塩素がある状態で培養もしくは生育するのは難しいと思います。それに塩素により鉄が二鉄に酸化されているので、鉄細菌は増殖できないと思いますが・・・
3. 鉄細菌は硝化細菌などと同様に化学合成独立栄養細菌の仲間です。大腸菌群や一般細菌などとは栄養要求が異なります。飲料水系には大腸菌群や一般細菌などに水質基準が定められておりますが、これらはコレラなど経口病原性細菌の指標として定められているものなのです。(又、一般細菌には糞便汚染以外の汚染の指標という意味もあります。)なので、鉄細菌は飲料水では基準がありませんし、当然、計数方法も定められておりません。

回答に対するお礼・補足

マッシー・ナナさんご回答ありがとうございました。
いま未確認事項を分析をして頂いた研究所に確認を取っていますので再度相談させて下さい。

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