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環境Q&A

コンクリートの二次製品 

登録日: 2007年05月01日 最終回答日:2007年05月07日 自然環境 その他(自然環境)

No.22416 2007-05-01 06:53:06 バード

はじめまして。
私は就職活動をしており主に河川などに使用されるコンクリートを作っている企業に内定をいただきました。
この企業では魚道や壁面に緑化できるコンクリート製品をつくっているのですがこのようなコンクリートは自然環境への貢献になるのでしょうか?
企業理念にも自然との共生とあるのですがコンクリートということで不安になりまして投稿させていただきました。
自然環境への貢献になるのであればこの企業に行こうと思っています。
みなさん、どう思われますか?
ご意見をお聞かせください。

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No.22441 【A-4】

Re:コンクリートの二次製品

2007-05-07 09:28:14 KAN

参考情報です。googleなどで「多自然型川づくり」で調べてみても
情報がたくさん出てくると思います。

EICネット内
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=14319&oversea=0
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=13300&oversea=0

国土交通省河川局 「多自然型川づくり」情報
http://www.mlit.go.jp/river/kankyou/tashizen/right.html

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。
ぜひ参考にさせていただきます。

No.22429 【A-3】

改正時はすでに大学生だったはず

2007-05-02 22:16:29 コバヤシ

>お聞きしたいのですが環境への意識が高まるなかで、こういった製品の需要が逆に増えることはないのでしょうか?(河川の再施工など)

いや、だから法律が変わったおかげで今増えてるんですよ。
河川の再施工なんて河川法の改正によって行われるようになった訳で。(公共事業を増やすとの批判もありますが)

おととしくらいの新聞に書いてありました。
さては読んでませんね・・・。
新聞、読んだほうがいいですよ。

回答に対するお礼・補足

返信ありがとうございました。
無知でした・・
しっかり新聞読みます。

No.22419 【A-2】

「自然との共存」じゃイメージ良くならないか…

2007-05-01 22:35:08 コバヤシ

この手の製品はほとんどが公共事業で使われることになります。
そこで、発注側(行政)の状況について。

少し前までは、希少動植物がいたり、自然公園内といった特殊な事情がないと、自然環境に配慮した工法を行えなかったようです。
何もない所で使うと通常より高いので、国の某機関から「税金の無駄遣い!」と怒られるだけでなく、非常にややこしいことになるので、あまり使えませんでした。
しかし最近は、河川法の改正や外来生物法といった、法律や条例の根拠をもとに普通(?)の自然であっても自然環境に配慮した工法を取ることが可能になってきています。

なので、安くて、自然環境へ与える影響が少ない製品を販売できれば、自然への負荷を少なくすることに貢献できると思います。
良い製品でもあまりに値段が高いと、上記のような場所でもない限り使いづらいです。
(ビオトープの勉強などをして)現地の生物の生息環境に配慮した製品の開発を期待しています。

ただ公共事業は(借金がすごすぎるため)、減らしていく方向に向かっています(のはずがうちの分野、今年は増額やら補正やら…アレかなぁ?)
なので、将来的には公共事業の縮小に合わせてこの分野も縮小し民需に特化するのか、海外に販路を拡大するのか、意地でも他社との競争に勝ち残るつもりなのか、機会があれば会社に聞いてみて下さい。
で、もし聞いたら教えてください。

回答に対するお礼・補足

返信ありがとうございます。コバヤシさまの意見を聞いて安心する一方、公共事業の縮小により会社はやっていけるのか少し不安になりました(笑)お聞きしたいのですが環境への意識が高まるなかで、こういった製品の需要が逆に増えることはないのでしょうか?(河川の再施工など)
よろしくお願いします。

No.22417 【A-1】

Re:コンクリートの二次製品

2007-05-01 20:05:36 ななちゃん

「自然環境」と一口に言っても、人によって、立場によって評価が変わります。
 私としては、魚道や緑化コンクリートは、何もないよりはあった方がいいと思いますし、より自然環境を模した工法より安く仕上げることが出来るのであれば、財政負担の面からも自治体には優しい工法だと考えます。

 とはいえ、土木工事は、それが本当に必要なものかどうか、施主次第な部分もあります。
 崇高な理念と高い技術を持っていても、従業員を食べさせていくため、環境とは無縁のありふれた製品を売ることもやむを得ないと経営者は考えてるかもしれません。(それはある意味現実的な経営判断と言えます。)
 逆に収益や従業員の給与を多少犠牲にしても、経営者の高い理念の下、そのような製品を一切製造販売しないかもしれません。
 ......が、そのような理念を持ってしても、無駄な公共工事から発注がくる可能性は高いわけで....経営者として喜んで良いものやらどうやら。
 バードさまが内定をもらった会社は、いったいどのような会社なのでしょうね。


 そもそも、コンクリートはセメントと砂利と砂を混ぜて作ります。
 セメントの素になる石灰を、山林を切り開いて造った露天採掘場から採ってくるか、石膏ボードなどの廃材から作るか、という点で評価が変わる人もいると思います。もっとも、今どき純粋に石灰岩だけで作るセメントメーカーは少ないと思いますが.....。
 同様に、砂利や砂も、山林を切り開き、爆砕し、粉砕して製造したものを使うか、建設廃材をリサイクルして使うかで、環境に優しいか否か、判断が分かれると思います。

 ご自身で施工箇所に赴き、会社の技術を実際見てくるのも一案だと思いますよ。

回答に対するお礼・補足

返信ありがとうございます。大変参考になりました。
この企業は製品へのこだわりは強いと思います。
入社することになりましたら、ななちゃんさまの意見を常に頭において少しでも環境に貢献できればと思います。

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