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環境Q&A

低負荷時の栄養源 

登録日: 2003年04月22日 最終回答日:2003年05月06日 水・土壌環境 水質汚濁

No.2232 2003-04-22 09:41:18 勉強中

近年の生産品の入れ替わりに伴って、排水の量が時期によって急激に変化するようになりました。一年のうち半年は流量、COD負荷ともにとても多く、残り半年は水量が激減、COD負荷もかなり低くなってしまいます。これからもこのようなことが続くと予想されるため、最近モラセスなどの栄養源の添加をはじめました。これに関してふと思いついたのですが、有機分が多い排水処理場の汚泥をもらってきて、「栄養源」として今の処理場に添加することは可能でしょうか。そのような例を聞いたことがある方いますでしょうか?また、廃糖蜜以外に安価な栄養源(特にCOD源)、ご存知の方おられましたら教えてください。

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No.2319 【A-2】

Re:低負荷時の栄養源

2003-05-06 23:00:59 お〜た

>廃糖蜜以外に安価な栄養源(特にCOD源)、ご存知の方おられましたら教えてください。

具体的な処理方法が不明なので、的外れな解答になるかも知れませんが、活性汚泥法で処理をしているなら、余剰汚泥を栄養源にする方法があります。
微生物(活性汚泥)同士を共食いさせてしまう方法なんですけど、汚泥の処分にかかる費用とブロアー等の光熱費を比較し、得する方を選択するのが無難でしょうね。

回答に対するお礼・補足

早速調査してみることにします。とても参考になりました。ありがとうございます。

No.2247 【A-1】

Re:低負荷時の栄養源

2003-04-23 15:11:35 バイキンマン(経験者)

低負荷時の生物処理施設の運転については、極端な低負荷以外は負荷に合わせた酸素供給量の低減で対応可能です。
他処理場からの汚泥を投入することは手法的には有効ですが、もともと負荷のない処理系のF/M比を更に低下させることとなり、マテリアルバランスから言えば結局のところ解体汚泥を流出させることにまります。
酸素供給を全く停止したとしても、池の表面溶解で多少の酸素供給はありますので、腐敗しない程度の撹拌を毎日行うほかは負荷のない場合は放っておいた方がいいかもしれません。
低負荷を余り気になさらない方がよいと思います。
生物処理に関与するバイキンは結構しぶとく生き抜いていますので。

回答に対するお礼・補足

とても参考になりました。一度試験をしてみようと思います。ありがとうございました。

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