一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

排ガス中の水分量 

登録日: 2007年03月14日 最終回答日:2007年03月19日 大気環境 大気汚染

No.21666 2007-03-14 06:05:58 まこと

製鉄工場で排ガス中の水分量を吸湿管を用いて測定しました。結果は21%となりました。排ガス温度は56℃でした。56℃における水の飽和蒸気圧は約16.5kpaです。排ガス中で水蒸気が飽和しているとすると、水分量の理論値は16.5kpa/101.3kpa(1気圧)=16.3%となると思うのですが(?)。実測値が飽和理論値より大きくなった場合の扱いとして、飽和理論値を採用した方がよいのでしょうか。お教えください。

総件数 3 件  page 1/1   

No.21766 【A-3】

Re:排ガス中の水分量

2007-03-19 17:52:53 筑波山麓

「まこと」さんへ。私もあなたと同様な経験がありました。私は、測定するその場ですべての数値がでるように作製した自家製ソフトを使用していましたので、現場で気づき、その場で何度も測定をやり直したのですが、その結果、何らかの影響で、排ガス中の水蒸気が過飽和になっていたと結論しました(ミストではない)。

おそらく、煙道が直線で排ガスも層流、かつ流速が遅い、過飽和になりやすい場所で測定した可能性はないですか。

私の場合、他社が実施していた過去のデータを事前に確認しており、他社も同様な結果であったので、現場で顧客に連絡するとともに、測定位置の変更をすすめました。過去も含めて何度も測定し確認した実測値があるのに、飽和理論値を使用することには違和感を持ちましたので、報告はコメント付きで実測値を報告しました。

なお、測定に当たっては、事前に過去の測定結果を確認し、現場で計算を行い、必要に応じて顧客に現場で立ち会ってもらい、確認する必要があります。

回答に対するお礼・補足

ご指導、ありがとうございました。今後、過去データも含めて、気をつけて観察してみます。

No.21674 【A-2】

Re:排ガス中の水分量

2007-03-14 19:06:07 JK

> 備考2. スクラバの出口などで、排ガス中のミストが共存する場合には、排ガス温度の飽和水蒸気圧を用い、水分量を次の式(5)によって計算することができる(100℃以下の場合)。
としていますが、「できる」というより、「したほうが確か」というべきでしょう
「ミストセパレーターを取り付けることで回避できる. 」という報告もありますが、ミストであることが分かっているのなら誤差の大きくなる水分測定はしないほうがよいのではないかと思っています。

しかし、計算ではその分の支払いがないことも考えられ、立場によっては水分測定をすべき場合もあるでしょう。

回答に対するお礼・補足

ご指導有難うございました。勉強し直します。

No.21671 【A-1】

Re:排ガス中の水分量

2007-03-14 18:54:39 火鼠

答えでは、ありません。はるか、昔の経験なんで、記憶があぶない。
何のために、理論量を使いたいのか明確にされないと、返答にこまるかもしれません。
疑問点
採取は、適切でしたか?捕集管は、保温したのですか。水分(凝縮水が流れ込むことは無かった)温度が低いだけに。
水分を測った、吸湿管の1段目と2段目の吸湿はどの程度でした?(もしかしたら、訳わかんないこと言ってると思われるかもしれないけど、この辺が、水分測定の肝だとおもってます)

回答に対するお礼・補足

ご指導ありがとうございました。

総件数 3 件  page 1/1