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環境Q&A

油分測定結果 

登録日: 2007年02月23日 最終回答日:2007年02月28日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.21333 2007-02-23 10:49:08 オメガ

土壌中の油分測定の報告書に、
分析試験項目:油分
単位:wt%
分析試験方法:ソックスレー抽出/重量法
と書かれているのですが、
これはいわゆるノルマルヘキサン抽出物質での油分濃度と同じものと考えてよろしいのでしょうか?
ノルマルヘキサン以外での重量法というのもあるのでしょうか?
ご教示いただければ幸いです。

総件数 7 件  page 1/1   

No.21416 【A-7】

Re:A-5の回答を読んで

2007-02-28 14:00:22 レス

 私もここまで深入りするような回答は本意ではないが、行掛り上ここまで腹を割られたので、個人としては答える義務があると思い回答します。
 回答内容は、個人的な趣味が優先していますのでそのつもりで読んで下さい。

 n‐ヘキサンで問題になるのは低沸点の油、逆にいえばVOCのほどではないですが揮発性の物質。
 これは、元々の汚染原因を推定すればある程度重質か軽質かは判断できる。
 筑波山麓さんの内容を流用し:四塩化炭素溶媒100%、ジクロロメタン98%、ヘプタン97%、ヘキサン95%、ペンタン82%。で6%程度の安全率をかけて検討すれば良い?
 業務の基本計画とすれば、こんな感じですが。

No.21413 【A-6】

Re:油分測定結果

2007-02-28 13:10:38 BATA

ここで、間違った回答をして「こう言っていたじゃないか!!」ってなるのがイヤなんですが…

恐らく、土壌汚染調査の延長で油分の分析をされていたのであれば、ノルマルヘキサンによるソックスレー抽出を行い、重量法で分析というのが、一般的と考えられます。

油汚染対策ガイドラインにも、TPH試験として、GC-FID法、赤外分光分析法、重量法(ノルマルヘキサン抽出法)が挙げられています。
おそらく、オメガさんがご覧になった報告書はこのうちの重量法(=ノルマルヘキサン抽出法)になっているものと思われます。
下水試験方法の汚泥の油分含有量の測定方法を土壌に準用していたものです。詳細は下水試験方法を確認してみてください。

ただ、正確な分析方法が知りたいのであれば、他の方の回答どおり、分析機関に確認するより方法はありません。(質問の書き方しかかかれていない報告書であれば、判断できません)

No.21355 【A-5】

Re:油分測定結果

2007-02-24 12:54:24 筑波山麓

米国が土壌中の油分の測定法として採用している方法の一つとして、「ソックスレー抽出/重量法」があります。

この分析方法は、石油が多種多様の成分が混合したものであり、全ての成分についてその有害性を評価できないため、「油分」という考え方を導入したものです。多くの州でTPHCWGの提案するガイドラインを基本とし、炭素数6から35の範囲を「全油分」としています(フロリダ州は炭素数40までの範囲を全油分としています)。なお、油分を規定している州が多く認められますが、統一的な見解は認められておりません。

抽出効率は、予め天日で乾燥した実汚染土壌を用いて実験され、四塩化炭素溶媒/ソックスレー抽出が最も良好であり、これを100%とすると、ジクロロメタン98%、ヘプタン97%、ヘキサン95%、ペンタン82%となります。

したがって、四塩化炭素を溶媒として使用することはできないでしょうが、分析試験方法として「ソックスレー抽出/重量法」で行われておるのであれば誤りはないでしょうから、抽出に使用した溶剤の種類を分析機関に確認しておけばよろしいのではないでしょうか。

なお、「ソックスレー抽出/重量法」以外にも、溶媒抽出(二硫化炭素×3回以上抽出)後、GC−FID分析もあり、この方法ならば低沸点物質(ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン等のVOC成分)も測定できるので、もし、低沸点化合物の濃度を知りたいのであれば、この方法での測定を実施する必要があるでしょう。

回答に対するお礼・補足

> 抽出に使用した溶剤の種類を分析機関に確認しておけばよろしいのではないでしょうか。

そう思い、データを回してきたところに聞いてみましたところ、直接分析機関に聞くのは辞めてほしいと言われまして…。
発注者→元請→下請1→下請2の下請2くらいの位置にいるもので、あんまり大きな行動が取れないんです。

No.21345 【A-4】

Re:油分測定結果

2007-02-23 18:45:34 レス

>私の手元にある報告書に書かれていることだけですと、ノルマルヘキサンかどうかわからないということがわかりました。
>化学的なことは別にして、実際に土壌の油分分析でノルマルヘキサン以外での重量法というのはよく利用されるのでしょうか?>
>
 良く利用されるかどうかは分かりませんが、A-3にも記載したように『n‐ヘキサンを使用した場合には、恒量温度が高いために低沸点の油は揮散してしまい測定できません』があるので、私はn‐ヘキサンではあまり意味がないと思っています。
 しかしジクロロメタンやアセトンが取扱が楽かといえば色々問題はあります。アセトン/ヘキサン=1:1混合のような方法もありますけど、分析を依頼する時には何を目的としているかが分かっていないとへんな分析になるので確認して行うべきです。

回答に対するお礼・補足

確かにきちんとした対策のために測定するのでしたら各試験の長所・短所を理解した上で行うべきだと思います。
しかし、「昭和51年11月18日 環水企第181号・環産第17号」や産業廃棄物の海洋投入処分などではノルマルヘキサンでの分析結果で判断するようになっております。
そのため、GCでの分析結果を処分業者に見せても判断に窮するようです。

No.21338 【A-3】

Re:油分測定結果

2007-02-23 15:38:04 レス

 まず土壌汚染に係る油分の分析方法は定められておりません。その為に溶媒もジクロロメタン、アセトン、n‐ヘキサン、その他任意に選択できます。
 n‐ヘキサンを使用した場合には、恒量温度が高いために低沸点の. 油は揮散してしまい測定できません。

>ノルマルヘキサン以外での重量法というのもあるのでしょうか?

に対する回答が『食品ではゲルベル法とか』になります。

 貴方が調べようとしないだけですよ。は『ソックスレー抽出』を検索すればいくらでもでてきますが、例えば底質中のダイオキシン類の抽出法などが出てきます。その場合はトルエンが一般的なはずです。

 大気の場合、現行公定法では溶媒にアセトンまたはトルエンを使用します。

 そのそも、重量法とは、分析物質の重量を直接計測する方法を述べているだけです。

 又、いかなる分析法も、にていることがあっても、全て個別の事情により分析します。結果は当然異なるのが当たり前で、どんな方法を使用しても真値が必ず計測できるのなら、計量士等必要ありません。

 食品分析ではレーリッヒ管やマジョニア管を使用するレーゼゴットリーブ法は重量法としては分析屋さんなら常識的な方法です。
 貴方が比喩で聞かれるのだから、回答も比喩で答えるのがやり取りでしょう。
 一度正直に検索されて全部読まれれば意味が分かりますよ。
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E3%82%BD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AC%E3%83%BC%E6%8A%BD%E5%87%BA&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=

回答に対するお礼・補足

私の手元にある報告書に書かれていることだけですと、ノルマルヘキサンかどうかわからないということがわかりました。
化学的なことは別にして、実際に土壌の油分分析でノルマルヘキサン以外での重量法というのはよく利用されるのでしょうか?

No.21335 【A-2】

Re:油分測定結果

2007-02-23 13:29:50 くろ

ノルマルヘキサン;油分を抽出する溶媒
ソックスレー  ;抽出する器具

ノルマルヘキサン抽出法でソクスレーを使ったか、振とう器を使ったかということを示していると思います。

分析を依頼したのは、貴方の会社ではないのですか?分析した会社に確認するのが、一番早いとおもいますが。

回答に対するお礼・補足

報告書だけが回り回って私の所に来ました。
この報告書を見て、どこかで処分できないかという感じです。
回してきたところに聞いても???でしたし、その上に聞くのは難しいようでした。
「油汚染対策ガイドライン」ではGCを使った分析法などが載っているのですが、産廃の処分業者さんではノルマルヘキサンの数値でしか判断しないと言われることが多くて…。
今回の場合も、「ソックスレー抽出/重量法」としか書かれていないので、それだけだと判断できないと言われてしまいました。

No.21334 【A-1】

Re:油分測定結果

2007-02-23 12:41:41 レス

人に聞く前に検索したら・・・いくらでも出ますよ

『ソックスレー抽出』

食品ではゲルベル法とか、貴方が調べようとしないだけですよ。

回答に対するお礼・補足

回答下さり、ありがとうございます。
しかし、お言葉を返すようですが、検索した上で質問させていただきました。
「食品」なんてことは一言も申しておりません。
あくまで「土壌」での話です。
逆にお尋ねいたしますが、土壌でその「ゲルベル法」というのが用いられることがあるのでしょうか?

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