環境Q&A

No.2098 【A-1】

Re:大量廃棄が温暖化に与える影響について

2003-04-01 15:54:13 東京都 ／ やま （

質問者の年代が分かりませんが、一応小学生くらいでしょうか。うまく答えられるか分かりませんが。

　大量廃棄ということは、それだけたくさん作っているということです。作るのにたくさんの原料や、エネルギーを使います。自然のものだけを、自然のままに使って捨てることは少ないと思います。最低でも運搬は必要です。
　石炭や石油などの地下資源をエネルギーとして使えば、炭酸ガスなど地球温暖化の原因となるものを多く出します。

　また、原料として、石炭や石油などを使えば、生産する途中で、また、廃棄した後に、燃えたり分解した時に、炭酸ガスなどがたくさん出ます。
　また樹木をたくさん使うと炭酸ガスを吸収する森林が減少するかもしれません。

　リサイクルして、もう一度原料として使えば、元の原料は少なくてすむし、作るときのエネルギーも、最初から作るより一般的には少なくてすみます。
　一方、廃棄物によって、炭酸ガスの吸収に役立っている樹木や、海の生物の成長がじゃまされると、こちらからも温暖化に影響が出ると思います。

　ものをあまり作らなければ廃棄物も少なく、温暖化への影響も少なくなるのですが、生活していくのに必要なものもあります。それをうまくバランスさせるための一つの方法がリサイクルということになります。
　なんでもリサイクルできるわけではありませんし、燃料としてリサイクルすることもあります。リサイクルが進めば温暖化が防げるかどうか答えるのは難しいですが、温暖化への影響を少なくすることはできるでしょう。

　質問者が中学生くらいであれば、大量廃棄ということはどういうことか、上に書いたことよりもっといろいろ道筋を考えて、自分で考えていくのが良いと思います。
　右上の Search の所に「温暖化」と入れて探すと今までの質問や答が出てきて参考になると思います。