鉄スクラップの再生について
登録日: 2006年10月16日 最終回答日:2006年10月21日 ごみ・リサイクル リサイクル
No.18947 2006-10-16 01:32:05 小太郎
現在私どもの会社では、資源を有効に利用するため、鉄スクラップ発生量の削減目標を設定し、削減活動を推進しております。
しかし社内の一部から、『鉄スクラップは有価で再生しており、決して資源を粗末にしているわけではない。削減活動の対象から外すべきだ。』の意見が出ております。
正直なところこの意見に対して反論できないでいます。
確かに自動車鋼板などのスクラップは、棒鋼や線材などの(どちらかといえば)ローグレード材として再生されており、(自動車鋼板など)同一製品へのリサイクルではありません。が、リサイクルしなければ棒材や線材とて鉱石から作るしかありません。
そこでお伺いしたいのですが、
鉱石から鉄製品を1トン作るのと、リサイクル材などから鉄製品を1トン作るのとでは、エネルギー使用量・有効利用されない副生成物発生量など、どちらが環境負荷が大きいのでしょうか?
もちろんどのような鉄製品をつくるのか、また製造会社規模にもよるとは思いますが、一般的な比較資料を教えて頂けないでしょうか?
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No.19041 【A-4】
Re:鉄スクラップの再生について
2006-10-21 17:21:05 todoroki (
日本の(当然リサイクルも含めた)社会全体の考え方、業界の考え方の参考になるサイトは、だいたいKANさんが示してくださった通りだと思います。
また今回のご質問のように、検討される側からの働きかけには、こんなサイトも役に立つかもしれません。
<企業環境行動相互研鑽システム>→http://restep.zttc.or.jp/link/index.html
さらに、高炉(いわゆる製鉄)メーカーとして、新日本製鐵さんやJFEさん、特殊鋼メーカーとして大同特殊鋼さんや山陽特殊鋼さん、など各社のサイトおよびその環境報告書などをご覧になると、役に立つ情報があるかもしれません。
回答に対するお礼・補足
大変参考になりました。
ご回答ありがとうございました。
まだ調べている最中なのですが、リサイクルする方がCO2負荷は少ないようです。引き続きCO2以外の環境負荷についても調べていきます。
ありがとうございました。
No.18980 【A-3】
Re:鉄スクラップの再生について
2006-10-18 10:47:45 hiraomiki (
>しかし社内の一部から、『鉄スクラップは有価で再生しており、決して資源を粗末にしているわけではない。削減活動の対象から外すべきだ。』の意見が出ております。
考え方を変えてみては
購入される鉄材量の単価(A円) スクラップの有価単価(B円) スクラップ量(Cトン)
材料ロス金額 AXC=X万円 スクラップ額 BxC=Y万円
工場のロス金額 X−Y=Z万円
Z万円がどの程度の金額ですか 恐らく数百から数千万円になるのでは
一度計算してみて トップにご相談しては
回答に対するお礼・補足
ご回答ありがとうございます。
ご回答の内容は、資源を有効利用するための経済効果算出方法をご教授いただいていると思います。
言葉足らずであったかもしれませんが、弊社としても原価低減の切り口として、歩留り向上は従来より取組んでおります。
前述しております『・・・削減活動の対象から外すべきだ。』の意見は、環境指標としては適当でないという意味です。
弊社では、CO2・VOC・PRTR各排出量の他に、水使用量と本件の排出物発生量を環境指標としています。鉄スクラップ量は、排出物発生量の中に含んでおり、その大部分を占めています。
No.18959 【A-2】
Re:鉄スクラップの再生について
2006-10-17 10:34:18 KAN (
スチール缶リサイクル協会 省エネ・省資源
http://www.steelcan.jp/recycle/needs.html
地球にやさしいスチール缶:社団法人日本鉄鋼連盟
http://www.jisf.or.jp/business/tech/can/chara/eco.html
関連
社団法人日本鉄リサイクル工業会
http://www.jisri.or.jp/
詳細はホームページ情報発信元に確認下さい。
回答に対するお礼・補足
非常に参考になりました。ありがとうございました。
No.18954 【A-1】
Re:鉄スクラップの再生について
2006-10-16 22:28:42 Dr.ゴミスキー (
そして、質問事項を絞る等の努力をすべきです。
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