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環境Q&A

灰溶融炉 

登録日: 2006年09月12日 最終回答日:2006年09月13日 水・土壌環境 水質汚濁

No.18470 2006-09-12 06:16:31 もうひとつ

 灰溶融後の飛灰は運搬等の簡素化からキレート固化されることが一般的と思います。その後キレート固化されたものを最終処分場に埋め立てますが、その最終処分場の水処理に、活性炭吸着やキレート吸着等の高度処理は必要でしょうか?行き過ぎた施設のようにも思います。これが時代の流れなんでしょうか?

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No.18496 【A-2】

キレート固化物から漏洩はあるか

2006-09-13 11:01:38 Dr.ゴミスキー

 こてつさんの回答は、@飛灰処理の固化物からの漏洩の可能性有無と、A処分場のトータルの汚水処理の2つが混同されていると思われます。

 質問者は、キレートで固化されたモノから、漏洩することが無いとの前提での質問と察します。

 もっとも行政や処理企業や製造メーカー等の説明では、固化物からの漏洩はあり得ないとのことです。

 しかし、その説明には疑問(経年劣化や配分比等から)を感ずる1人なので、トータル的には、漏洩もあり得ることを前提にした「こてつ」さんの考え方を理解できます。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。やはり、溶出する恐れありですね。

No.18494 【A-1】

Re:灰溶融炉

2006-09-13 10:43:11 こてつ

 必要でしょう。管理型処分場の埋め立て基準(溶出試験)と、水濁法の放流基準の関係を見ればわかると思います。
 例えば、鉛を例にしますと、
 埋め立て基準、溶出量で0.3mg/リットル つまり、これ以下の溶出量の廃棄物を受け入れ、埋め立ててもいいわけです。
 放流基準、0.01mg/リットル、つまり、浸出水を放流する場合、これ以下にしなければなりませんので、水処理の必要が生じます。

 さらに、最終処分場というのはキレート固化された飛灰のみ受け入れてるわけではありません。また、飛灰でも発生元によっては組成、濃度が異なってきます。水量も降雨量によって左右されますので、浸出水中の汚染物質濃度というのは常に一定にはならないでしょう。
 こういった負荷変動の大きい廃水だと、二次処理における薬品注入量のコントロールが難しいことは容易に想像できますので、最終的にキレートや活性炭等の高度処理が採用されているのではないでしょうか。

回答に対するお礼・補足

そうですよね。やはり高度処理はあったに越したことないっすね。ありがとうございました。

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