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環境Q&A

廃酸なのか廃溶剤なのか 

登録日: 2006年09月12日 最終回答日:2006年09月18日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.18464 2006-09-12 03:42:45 とある廃棄物管理担当

まだ実施はしてないのですが、アセトンとフッ酸の混合液を使用すると言う話があります。
この混合液を使用した場合は、いつかは廃液となるのですが、その場合、廃酸?廃溶剤?どちらなのでしょうか?

混合比は詳しくはいえませんが、1:1の場合ではどうなのでしょうか?

現在依頼している業者では、廃溶剤は焼却処分、廃酸は中和沈殿し汚泥としてコンクリート固化しているようです。

廃溶剤として処分をした場合、フッ酸の影響で焼却炉の腐食があるのでしょうか?

廃酸として処分した場合、アセトンの影響で中和できなかったりするのでしょうか?

業者には、実際に使用開始してから話をしようと考えてはいますが、とりあえず事前に情報を集めたく質問しました。

くだらない質問かもしれませんが、誰かご教授いただけたら幸いです。

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No.18592 【A-3】

Re:廃酸なのか廃溶剤なのか

2006-09-18 14:39:18 火鼠

かなり、厳しい、廃棄物ですね。弗化水素酸は毒物ですから、それなりの処理をしっかり依頼されないとあぶないですね。消石灰等で、弗化カルシウムで落としたあと、でないと。そのまま燃やせば、弗化水素は外気にでますし。植物に対しては、猛毒ですから、問題がおきやすいですね。溶剤としての処理より、廃酸としての処理のほうが、リスクが少ないのではないでしょうか。溶剤が多いと確かにpHは変なことになります。アセトン自体は、水溶性ですから、生物処理で何とかなるのではないですか?不足がありました。アルカリ性になった。アセトンが、目にでも入ったら即失明の危険があります。中和処理も、細心の注意が必要です。

No.18531 【A-2】

Re:廃酸なのか廃溶剤なのか

2006-09-14 13:23:22 こてつ

 処理方法としては
 @フッ酸に消石灰をまぜて中和してから
 A生成したフッ化カルシウムを沈澱分離又はろ別
 Bアセトンの処理(蒸留、焼却等)

 となると思います。せめて御社で@処理を行い、フッ酸における影響が少なくなれば焼却も可能になると思います。ただし、アセトンは揮発性が強いので、密閉容器を使用する必要があるものと思いますが。

No.18498 【A-1】

Re:廃酸なのか廃溶剤なのか

2006-09-13 11:10:07 こてつ

 pHが低ければ廃酸ですね。2.0であれば特管物です。又、引火点が70度未満であれば特管の廃油です。両方とも該当するなら、これらの混合物といった解釈になるのでしょうかね?

 それ以上に、処理方法についてはどうお考えでしょうか? どう考えても、既存の産業廃棄物中間処理業者ではできないような気がします。かなり大手の中間処理施設でも廃酸処理施設にアセトンを、逆に溶剤処理施設にフッ酸を混ぜることはできないのではないでしょうか。
 この廃液専用の処理施設が必要に思えます。事前に産廃業者に問い合わせた方がいいと思いますよ

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。
私も、同じように処理方法がどうなるか不明であり、通常では無理ではないかと考えていました。
業者には別途確認します。

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