一般財団法人環境イノベーション情報機構
水銀について
登録日: 2006年09月03日 最終回答日:2006年09月03日 水・土壌環境 水質汚濁
No.18239 2006-09-03 12:23:25 モモ
分析についてですが、なぜ還元の際、硫酸酸性塩化すずを用いるのでしょうか?硫酸の必要性を教えてください。
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No.18254 【A-2】
Re:水銀について
2006-09-03 19:55:36 筑波山麓 (
今は、恵まれすぎているから、このような質問になるのでしょうね。勉強は学校だけではないですよ。社会に出てからの方がより多く求められます。学校と違って、社会に出たら、先生のように親切に教えてくれる人は極少数です。自分で、教科書、参考書、本、図書館、インターネットで学ぶ習癖をつけ、考える力を身につけましょう。また、勉強は、1方向からだけでなく、数方向から行いましょう。つまり、本で分かったことを、他の本、又は、人(先輩ほか)、インターネットで必ず確認することも欠かさずに行いましょう。
酸化還元反応は、以下のサイトで学べます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%85%B8%E5%8C%96%E9%82%84%E5%85%83%E5%8F%8D%E5%BF%9C
http://www13.plala.or.jp/chem-hint/backnumber/013.html
酸以外の条件では、塩化すずを簡便に溶解できない。溶解できなければ、イオン化できないので、酸化還元反応が起こりません『理由1』。
水銀の還元処理の目的は、「水溶液中の水銀イオンを塩化すず(U)の酸性溶液を用いて還元し、水銀を原子状の水銀として遊離させた後、…………還元気化し、測定する」ためです。ここで、酸化力のある硝酸を用いたならば、どうなるでしょうか。還元性のある塩酸を用いたらどうなるでしょうか。フッ化水素酸ではどうでしょうか、過酸化水素ではどうでしょうか、考えてください。
硫酸は「酸化する力」も「還元する力」もなく、「中性」ですので、還元気化において、水銀の酸化還元反応に影響しません『理由2』。
硫酸は、試料の過マンガン酸カリウムによる酸化前処理で使用され、既に、試料液中に存在している。他の酸と違って、新たに加えても試料液中の酸化還元に影響する因子が増えることにはならない『理由3』。
以上の理由から、硫酸を使用します。
回答に対するお礼・補足
詳細までありがとうがざいました。参考にさせていただきます。
No.18245 【A-1】
Re:水銀について
2006-09-03 10:11:40 匿名 (
既知の濃度の資料を二三作成して、酸性でない条件で分析してみればわかります。
昔は化学2Bの知識だったんですが。
回答に対するお礼・補足
ありがとうございます。勉強しなおします。
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