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環境Q&A

有益な環境側面の評価法について 

登録日: 2003年02月13日 最終回答日:2003年02月25日 エコビジネス 環境マネジメント

No.1795 2003-02-13 10:53:30 KAZU

現在 ISO14001の関連でプラスの環境側面を抽出し、評価することを試みていますが、これまでの評価法及び評価基準はマイナスの環境側面のみを考慮したものです。
従って、プラスの環境側面の適切な評価が出来ず
評価表,評価基準について参考になるものがないかと
探しています。
業種等によっても変わってくるとは思いますが、一般的なものでかまわないので、ご教授願いたいと思います。
よろしくお願いします。

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No.1863 【A-3】

Re:有益な環境側面の評価法について

2003-02-25 13:37:57 栃木県 / 東大芦川

私も、有益な側面の評価に関心有るのですが、なかなか、「これ」というのには、めぐり合っていません。結局、評価の仕方は、それぞれの組織が考えるものですから、自分で考えるしかないのですね。
ISO14004では、「発生の可能性×影響の重大性」で評価する方法を推奨しています。いくつかの視点から、有益な環境側面もこの考え方で整理していくことになるでしょうか。対象となる物質の形状(気体、液体、固体)、有益性のレベル、有害性を軽減する程度、影響の継続時間、有益な藻インパクトの程度、影響の広がりといったところです。取引業者への影響などの間接的な効果が大きいケースもあると思います。
利害関係者の関心、組織へのイメージなども考慮する必要があるでしょうね。ほとんど、セミナーの受け売りですが、比較的納得できそうな、ロジックの組み立て易そうな整理だったと評価しており、私もこれをベースに考えてみようと思っています。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございました。
やはり、それぞれの組織に見合う評価の仕方を
考えないといけないのでしょうね。
有益な側面を抽出するのもなかなか難しいですが
それを評価するというのも難題ですね。
教えていただいた情報をもとに考えてみます。
ありがとうございました。

No.1849 【A-2】

Re:有益な環境側面の評価法について

2003-02-21 12:07:15 東京都 / 君山銀針

プラスマイナスという視点とは少し違いますが、企業活動の環境保全活動コスト、環境保全活動の効果を、貨幣単位や物量単位で定量的に把握・記録する環境会計という取り組みがあります。

環境省が環境会計の手法についてのガイドライン「環境会計ガイドライン」をまとめているほか、
http://www.eic.or.jp/news/detail.php3?serial=3025
経済産業省でも「環境管理会計手法ワークブック」という資料を作成しています。
http://www.eic.or.jp/news/detail.php3?serial=3188

環境省 環境会計ガイドライン2002年版(平成14年3月)
http://www.env.go.jp/policy/kaikei/index.html

経済産業省 環境管理会計手法ワークブック
http://www.meti.go.jp/policy/eco_business/main_03.html

上記の手法とは違いますが、定量的な保全活動把握・表示を先駆けた
宝酒造の緑字決算報告書
http://www.takarashuzo.co.jp/environment/greenpdf/index.htm
では環境負荷の基準年(第1期は1997年、第2期は2000年)からの
改善率(%)を算出し、公表しています。

2000年までは社会貢献活動などもこの緑字決算の対象としていました。
http://www.takarashuzo.co.jp/green02/conts04/index5.htm

ただし2001年度からは改善率を出すのではなく
社会貢献金額の公開という方法にしてしまったようですが・・・
http://www.takarashuzo.co.jp/green02/conts04/index3.htm

なおブナの森 さんが書いているFMEA
(Failure Mode and Effects Analysis: 故障モード影響解析)
という手法で、下記に説明があります。
http://www.techno-s.co.jp/seminar/0218s.fmea.htm

回答に対するお礼・補足

丁寧に回答いただき、ありがとうございます。
教えていただいたHPを閲覧し参考にさせていただきます。ありがとうございました。

No.1847 【A-1】

Re:有益な環境側面の評価法について

2003-02-21 10:51:56 ブナの森

>現在 ISO14001の関連でプラスの環境側面を抽出し、評価することを試みていますが、これまでの評価法及び評価基準はマイナスの環境側面のみを考慮したものです。
>従って、プラスの環境側面の適切な評価が出来ず
>評価表,評価基準について参考になるものがないかと
>探しています。
>業種等によっても変わってくるとは思いますが、一般的なものでかまわないので、ご教授願いたいと思います。
>よろしくお願いします。

評価方法はFMEAと同じ様な重・量リスク点数法で実施されているものと推定します。別の観点から考えたら如何でしょうか、例えば植林活動としていまだに杉を植えているニュースなども報道されますが、保水能力がなく、下草狩りが必要で、管理の手間が大変ですが、ブナに代表される広葉樹種であれば、花粉症もなく保水能力に優れ、管理の手間も必要としません。
然し、活着率や発育速度及び木そのものの利用価値は少ないと思います、動物にとってのエサの供給源になり、ミネラル分の供給による魚の資源保護にはなるでしょうが。
評価は点数だけでなく、別の項目で評価してもいいのではないでしょうか。遵法の逆で環境に対する有益な面を考えると言う地球規模の経済性の問題と考えられます。規格や法律から離れて考えた方が良い案が見つかるのではないでしょうか。

回答に対するお礼・補足

回答いただきありがとうございました。
まずは、規格,法律から離れたところで考えてみようと思います。

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