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環境Q&A

有機塩素系 

登録日: 2006年08月06日 最終回答日:2006年08月08日 健康・化学物質 有害物質/PRTR

No.17831 2006-08-06 09:31:10 ポート

クロロホルムやトリクロロエチレンを水溶液にして、そこに吸着剤を入れて、TOCでそれらの濃度の減少量を見ようとする場合、吸着剤はどんなものが適しているのでしょうか?
あくまでクロロホルムはクロロホルムだけ(トリクロロエチレンは一緒に入れない)という単独の時です。
回答よろしくお願いします。

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No.17856 【A-2】

Re:有機塩素系

2006-08-08 15:41:37 匿兵衛

文面から推定すると、実用とするよりは、学術研究が目的のように思います。クロロホルムやトリクロロエチレンのように溶解度の低い疎水性の有機物の除去には、疎水性の多孔質が適しています。代表例としては、木炭と活性炭があります。木炭は吸着を目的として製造されているものではないので、安価ですが吸着量は概して少なくなります。活性炭には吸着を目的として製造されている製品であるため、値段は高くなりますが、吸着量は多くなります。活性炭は原料によってその細孔の孔径が異なっており、C1級のクロロホルムや、C2級のトリクロロエチレンには椰子殻を原料とする活性炭が適しています。細孔の大きな石炭系活性炭はフミン質や染料色度成分の吸着に適しています。
比較対照としてこの他の吸着剤としては、ゼオライト、シリカゲルなどがあります。
もし吸着平衡理論を検証する目的ならば、吸着等温線の測定には幾つかのコツがあります。また、実用化が目的ならば、処理水の用途が排水なのか、用水、特に飲料水なのかによっても考慮すべき点は多数あります。
詳しい背景や用途を示してくれれば、もう少し、適切なコメントします。

回答に対するお礼・補足

返事遅くなってすみません。最終的には実用としていきます。ただ今は実験室レベルで卒業研究しています。処理水の用途は排水ですね。吸着平衡理論を検証するのでもないです。いくつかの濃度のクロロホルム溶液を調製してTOCで測定しています(現在)。ここで初歩的な質問なのですが、検量線を引く場合、横軸に濃度縦軸にTOC値をとり最小二乗法で引くのでしょうか?無知ですいません。
そして先のことはよくわかりませんが、例えばクロロホルム溶液に吸着剤を入れて、どれぐらいクロロホルムが吸着したか(炭素量が減少=濃度減少)を見ていく形です。これもTOCで測定です。

No.17832 【A-1】

Re:有機塩素系

2006-08-07 07:42:24 匿兵衛

常識的には椰子殻活性炭ですが、それ以外の吸着剤を探しているのでしょうか?また、水溶液の濃度は各有機塩素溶剤の飽和溶解度以下でしょうか、以上でしょうか?

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。椰子殻活性炭以外にもあるのでしょうか?なんか全然わからなくて・・・。
水溶液の濃度は有機塩素溶剤の飽和溶解度以下です。
今のところは以上です。

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