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環境Q&A

土壌菌を使った土壌改良剤等について 

登録日: 2006年06月29日 最終回答日:2006年07月24日 環境一般 市民活動

No.17198 2006-06-29 08:42:36 たーぼ

有機資源ごみ(木チップ等)を燻焼し土壌菌・ゼオライトと攪拌した土質改良剤があります。
そして甲殻類や卵の殻等の多孔質類を利用した水質浄化剤があります。
これについて意見をいろいろな方面から聞いてみたいのですがこれは質問としてはどうでしょうか?
この環境浄化剤とであって1ヶ月程が経ちましたが、
私個人では良いところばかりが見えてしまい注意点を見出すのに困っています。
NPOに携わっている都合上間違った情報を流布するわけにはいかず
この場でいろんな人のアドバイスが頂ければと思いました。
よろしくお願いします。

総件数 5 件  page 1/1   

No.17599 【A-5】

Re:土壌菌を使った土壌改良剤等について

2006-07-24 14:13:48 papa

>EM菌の効用が素晴しく他の生物では利用価値がないということなのでしょうか?

リンクの報告を読んでいただければ、EM菌はその菌種さえ説明と異なるうえに、効果もほとんどないに等しいことが明らかです。

私の恩師の教えによれば、科学で証明できないことは素直に「わからない」という勇気を持つことが必要です。
個人的な経験を個人でどう考えるかは自由ですが、他人に勧めるにはきちんとしくみを探求し、共通理解を得るだけの科学的な説明を提供するのが、科学的なものの考え方であると思います。

No.17236 【A-4】

Re:土壌菌を使った土壌改良剤等について

2006-06-30 13:52:16 環境プロテクター

土壌改良剤には、多種あると思いますので、これは参考として、お聞き下さい。以前、収穫が年々減少している農家が業者に勧められて土壌改良剤を使ったところ、ビックリするほどの効果があり、良い例として業界新聞に紹介されました。その後、業界で有名になりましたが、収穫量が良い状態は短期間で、それ以降は土壌改質剤使用以前よりさらに悪い状態となってしまったと聞いています。私が直接関わったものではなく、菌類の専門家から聞いた話ですが、土壌は、菌類の住処なので、その生態系が崩れると、良いことも起きるかも知れないけど、そうでもないことも起きることもあり、この環境を変えることは、リスクが大きいとのコメントでした。該当品は現在も商売しているらしく、あまり具体的な事は書けませんが、ご参考に!

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。

私は、この土壌改良剤に出会ったのが今年の6月1日です。
初め、コンポストとして聞きうけていましたが「ゼオライト」を使用した醗酵堆肥であり、菌は自然培養の土壌菌とのことでした。
私なりに「ゼオライト」を調べこの効力に脅威を感じました。
「ゼオライト」自身土壌改良剤として独立した成績があり昔から「ゼオライト」の地山では連作障害が起きた事もなく作付けの成績も非常に良いといっていました。事実先日西会津に早速ゼオライト鉱山を見物した折地元のおじいちゃんに効果の程をいろいろ聞きました。
また、成分分析結果を見ると不可はないように感じます。
化学薬品などは一切使用せずに熱処理された有機産廃と土壌菌・ゼオライトの醗酵堆肥コンポストが主体です。
なにぶん、出会ったのが最近ですのでこれまでの経過は何も不明です。
今までの様々な事例などがあると思いますが分かる事があればご教授願いたいです。

No.17217 【A-3】

Re:土壌菌を使った土壌改良剤等について

2006-06-29 18:38:34 papa

微生物により水質浄化を行なう身近な施設は下水道や浄化槽です。これらの施設では、特別な生物を利用しているわけではなく、土壌や水系にありふれた微生物を利用しています。
微生物の生息環境や代謝機能を制御するすることによって処理機能を発揮させています。
ありふれた微生物であるからこそ、その処理が環境に大きな負荷を与えることなく安全に取り扱えるのです。
生物処理とは生物活動をとおして汚濁物質を濃縮する工程でもあり、汚濁物質を消滅ではなく回収する工程です。
「画期的な夢の水質浄化剤」はどこの世界に存在するはずもないので、こういった途方もない話はあきらめたほうがいいとおもいます。
水質浄化を目的とする団体でしたら、地道に下水道や合併浄化槽の普及促進に取り組んだらいかがでしょうか。

なお、土壌改良材については以下の報告を読んでみてください。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssspn/info/pdf5_sympo1996.pdf
科学的に効果を検証するということはこういうことなので、体験談を披露することとは少し違います。。

回答に対するお礼・補足

ありがとうございます。 

<「画期的な夢の水質浄化剤」はどこの世界に存在するはずもないので、こういった途方もない話はあきらめたほうがいいとおもいます。
水質浄化を目的とする団体でしたら、地道に下水道や合併浄化槽の普及促進に取り組んだらいかがでしょうか。

なお、土壌改良材については以下の報告を読んでみてください。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jssspn/info/pdf5_sympo1996.pdf
科学的に効果を検証するということはこういうことなので、体験談を披露することとは少し違います。。>
スイマセン意味が分かりません。

EM菌の効用が素晴しく他の生物では利用価値がないということなのでしょうか?

化学で証明される事実は重要なのはわかります。
しかし、古今東西「何故だか分からない」物でも充分に認知されているものもあると思いますが、
 また、実証実験を行って自治体や行政が効果を認知した事柄でも無意味な工程なのでしょうか?
教えてください。
体験談の披露は重要な事柄だと考えていますし、ここは分からない事を聞いて教えてくれる場所だと思ったのですが、化学の証明がされた事柄だけを聞く場所なのでしょうか?

<地道に下水道や合併浄化槽の普及促進に取り組んだらいかがでしょうか。>
浄水場や下水場・終末処理場は絶えず新しい分野の浄化システムを探しまた取り入れていますが、新旧の無意味は存在していません。

スイマセン、失礼な返事になってしまいましたがある程度の知識がなければ分からない事柄を聞く事ができませんので・・・
私は、24年ほど独断で環境に首を突っ込んでいます、無意味な事は質問しません。

No.17212 【A-2】

Re:土壌菌を使った土壌改良剤等について

2006-06-29 15:44:38 匿名

 多孔質水質浄化剤に関して

 まず、『材質として有害成分が溶け出さないか?』ですが、記載されている材料だけならそれほど心配はないと思いますが。

 多孔質の水質浄化作用ですが、二つの機構があります。

@ 吸着及び濾過によるもの。
 これは活性炭もそうですが、水中に溶けている又は浮遊している成分を物理的又は化学的な作用により取り除くわけです。
(1) 吸着による場合目的とする濃度まで吸着する能力があるのか、その場合の使用量と価格、破瓜(吸着能力がなくなる)までの時間、交換の頻度、容易さ等で評価します。
(2) 濾過の場合、ある程度たまってきますと処理能力が落ちてきて目的の処理水量を確保できなくなります。そうなりますと逆洗といって多孔質材料を洗わなければなりません。その間隔、洗浄時間、洗浄した水の処理、洗浄する手間と機構を考慮しなければなりません。

A 多孔質に微生物が生息することによる生物浄化。
 これは、多孔質に限りませんが、水処理で言うとことの生物膜とか固定床、胆体とかと呼ばれる処理方法になります。この場合には相当複雑な検討と知識が必要です。重要な検討事項は、生物がたくさん増えた場合多孔質の穴は生物により閉塞されてしまうのでその場合にどう処置をするかという点です。閉塞いたしますと処理水質が落ちるだけでなく量としても処理できなくなります。
 少々話はずれますが、合併浄化槽の接触剤にヤクルトの空き瓶を使用する方法があります。材料費は大変安価で性能も決して劣るものではないのですが、閉塞した場合の処理に困難が多いようで、あまり採用されなかったと聞いております。(間違っていたらごめんなさい、最近情報が少ないので)

回答に対するお礼・補足

ご教授ありがとうございます。

この改良剤はゼオライトを製品の半分使用しています。
私の出前味噌の知識ではゼオライトは恒久的な塩基置き換え機能があるみたいなのですが、私は知識も経験もありませんので分かりません。
 2日ほど前に西会津へゼオライト鉱山を見学に言ってきたときに地元のお爺ちゃんがゼオライトの効力を教えてくれました。
 その地域はゼオライトだらけの山で地面もゼオライトで出来ているので糞尿や残飯を肥やしにしてタバコや農作物を作っていたとのことで今まで連作障害もなく良品が収穫できたと教えてくれました。

 栄養成分は肥料とは違い堆肥なのですぐに流亡する事がなく持続性が長いといっておられました。

 ゼオライトは重金属類を吸収し保持できるようですが油などは処理が可能なのでしょうか

No.17211 【A-1】

Re:土壌菌を使った土壌改良剤等について

2006-06-29 15:12:04 匿名

 土壌改良材の場合注意すべき点がいくつかあります。

@ 含有成分に有害なものがないか?
 これは短期、長期含めてどうかということです。
 当然、重金属のようなものが含まれていれば少量でも蓄積しますので好ましくありません。
 また、例えば飲食物の残渣のように塩化ナトリュウムを多く含んでいる場合には多量に使用しますと塩害が出てきます。調査を始めて一ヶ月やそこらで結論が出るものではありません。

A 含有肥料成分のバランス?
 窒素、燐酸、カリその他微量成分は多ければ良いわけではありません。多すぎても植物の生長を阻害します。これは投入量や投入間隔、その他施肥の状況によって変わります。

B 連続使用障害
 @にも関係してきますが、長年使用していると作物の出来が悪くなるものがあります。はっきりとした理由がわかる場合もありますが、そうでない場合も多いものです。これも使ってみないとわからないものです。

回答に対するお礼・補足

お返事をする事を随分遅れてしまいました。
ご教授ありがとうございます。

今日、この土壌改良剤の考案をされた先生とお会いしてきました。
 「成分分析」結果土壌に負担のかかる物質は見受けられませんでした。
この土壌改良剤はコンポスト技術で作られています。
バクテリアは完熟の状態で存在しています。
製品としては完熟した醗酵堆肥です。
以前に、実証実験としてある都市の水路を借りて実験されました。
結果、アオコが翌々日には消滅して水底のザリガニが黙認された記録もあります。

現在は、この事を元に私の庭で実験をしています。
野菜はピーマン・トマト・なすび・苦瓜を植えてます。
約1ヶ月経ちました、トマトは苗が10センチほどの時に購入して植えました、現在茎が20ミリを肥えています。桁は60センチを超え添え木を使用しています、余分な枝を削除して元気よく成長し続けています。
連作障害は未だ実験段階なので黙認不可能ですが、私の聞いたゼイライト使用者は連作障害は未だ経験した事がないといっていました。
土壌菌を使った堆肥は連作障害を防止できるといろんなHPに出ていましたがこれは本当でしょうか?

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