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環境Q&A

密閉式でない蒸留施設とは? 

登録日: 2006年06月27日 最終回答日:2006年07月09日 環境行政 法令/条例/条約

No.17156 2006-06-27 01:46:54 グラスホッパー

大防法附則第9項に、排出を抑制する必要がある物質として「指定物質」が定められ、施行令附則第3項で「ベンゼン、トリクロロエチレン、テトラクロロエチレン」が指定されています。そして、「指定物質排出施設」を同じく施行令別表第6で規定しています。その別表第6に記載の各施設の内、(密閉式のものを除く)との注釈があるものがあります。例えば、「九 トリクロロエチレン等の精製又は回収の用に供する蒸留施設(密閉式のものを除く。)」とあります。私が理解できないのは、密閉式でない「蒸留施設」ってあるんだろうかと言うことです。まさか、凝縮側が大気と繋がっていることをもって開放式なんてことはないですよね。どなたかご教示願えないでしょうか。

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No.17374 【A-2】

Re:密閉式でない蒸留施設とは?

2006-07-09 01:38:58 こん

最近のことは知りませんが、以前あったクリーニング溶剤回収器は、下部がヒーター付きかま、上部に水冷管があって、溶剤を回収し、その上は開放系だったと思います。

回答に対するお礼・補足

こん様ありがとうございます。
やっぱり昔はそんなものがあったんですか!No.17036の質問に「ドライクリーニングマシン」というのが出てましたが、要するに昔のドライクリーニング用の塩素系溶剤蒸留機はそのような物だったということですね。謎が解けた感じです。でも、今でも零細ドライクリーニング屋さんでは現役かもしれませんね。

No.17320 【A-1】

Re:密閉式でない蒸留施設とは?

2006-07-06 13:39:25 ごみごみマン

有機塩素系ガスを冷却し、ある程度回収するが、残留分は放出する機器のことを指しているのでは。

回答に対するお礼・補足

ごみごみマンさんご回答ありがとうございます。回答がないので締め切ろうかと思っていたところでした。
確かに残留分は産廃(特管物)になると思われるので、ドラムやコンテナに大気開放下で払い出すこともあり得ると思いますが、蒸留は終わっていますから、密閉式でない蒸留器には該当しないように思います。むしろ、密閉式でない蒸留器=開放式蒸留器であり、例えば、液体を加熱・蒸発させる部分と、蒸発したガスを凝縮させる部分が密閉構造で連結されていない蒸留器のことを言っているのか、あるいは、凝縮液を受ける槽が開放式の場合を言うのでしょうか(実際にそんな物があるのかはわかりませんが)。そこで一体全体そのような蒸留器が存在するのか、存在するとしたらどのような業界で使われるのかつい興味をそそられた次第です。

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