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環境Q&A

改良土の六価クロムの測定について 

登録日: 2006年06月06日 最終回答日:2006年06月06日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.16816 2006-06-06 06:35:50 れい

改良土からの六価クロム溶出関連の『最終報告書(案)』によると、セメント由来の六価は土中に水和反応を阻害される場合、水和物に固定化できずに溶出に至る云々という内容がありました。
そこで、2mm以下に粉砕した改良土で試験するらしいですが、水和物に固定化されて不溶化させる抑制原理が現実だとした場合、生成された水和物を粉砕して試験することは、改良土がマトリックスを形成する地盤改良の現実と乖離しているような気がします。(再利用は別として)
また、フレーム法やジフェニル法など試験方法がいくつかありますが、同一の改良土を使用しても結果が非常にばらつます。検出されない場合や基準超過など極端な場合があります。
この試験方法による誤差は、どのように理解すればよいのでしょうか?。試験するヒトのニュアンス(粉砕の仕方など)で結果は変わるものでしょうか?。

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No.16818 【A-1】

Re:改良土の六価クロムの測定について

2006-06-06 09:14:04 BeeHouse

セメント及びセメント系固化材を使用した改良土
の六価クロム溶出試験実施要領(案)から

環境庁告示46号溶出試験で行うことになっています。

土壌の汚染に係る環境基準について
(H3.8.23環境庁告示第46号)
検液の作成方法
採取した土壌を風乾し、中小礫、木片等を除き、土塊、
団粒を粗砕した後、非金属製の2mmの目のふるいを
通過させて得た土壌を十分混合する。
試料液を10分から30分程度静置後、毎分約3000回転で
20分間遠心分離した後の上澄み液を孔径0.45μmの
メンブランフィルターでろ過してろ液を取り、定量に
必要な量を的確に計り取って、これを検液とする。
分析方法は規格65.2に定めるジフェニル吸光、
フレーム原子吸光・電気加熱原子吸光、ICP発光、
ICP-MSの5種の方法になります。

ジフェニル吸光光度法では試料の濁り、発色妨害物質の影響
フレーム原子吸光−アセチレン・空気ではFe,Niなどの共存による影響されます。


回答に対するお礼・補足

難しいですね・・・うーん難解です。

それともうひとつ教えてください。

JIS K 0102 に各試験方法の定量範囲の記載があります。たとえば、フレーム法で六価クロムは0.2〜5mg/l
とありますが、土壌基準の0.05を見極めるとした場合
JISの記載範囲から逸脱してませんでしょうか?。
定量限界値は測定機器によって違うのでしょうか?

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