環境Q&A

No.16793 【A-3】

Re:グリーン調達　物質分析について

2006-06-05 09:17:31 ＮＫ （

>グリーン調達調査共通化協議会の指定する物質に関して特に積極的な分析機関はありますでしょうか。

　分析装置メーカや大手化学物質メーカーの研究部門
で有料分析サービスを行っています。
　料金は、分析レベル・物質数・物質の種類により細
かく分かれます。一番簡単なのは、ＲｏＨＳ６物質の
スクリーニングです。またＩＰＣ等で詳細分析して
も、当該サンプルのみの結果であり、全てのロットの
含有状態を保証するものではありませんから、詳細分
析もスクリーニングもフルイにかける網の目の大きさ
は同じかもしれません。

>また、各々メーカーさんは非含有の保証などに対し、このようなRoHS指令以外の物質に関しても分析を行っているものでしょうか。
>分析を行った方が安心感は有りますが、費用もかかりますし、小さなメーカーになればその分負担は大きくなると思うのですが。

　私共の会社では、数百万円の携帯型蛍光Ｘ線分析計
を導入し６物質のスクリーニングだけは行おうとして
います。都度分析機関に持ち込むのはコストとタイミ
ングの問題があります。更には、Ｊ−ＭＯＳＳ表示義
務の件もあり、部品の受入検査、製品のＱＡ検査に備
え置かざるをえません。
　過渡期の対応かとは思いますが、止むを得ないこと
かと。

No.16754 【A-2】

Re:グリーン調達　物質分析について

2006-06-01 17:23:21 池田 （

ＲｏＨＳ６物質はエビデンス付それ以外は非含有宣言書のみで仕入先に調査依頼をしています
ただ、海外メーカーは出してもらえないところが多く、自社費用で外部機関での分析を行う予定です

No.16743 【A-1】

Re:グリーン調達　物質分析について

2006-05-31 23:03:16 matsu （

>グリーン調達調査共通化協議会の指定する物質に関して特に積極的な分析機関はありますでしょうか。
>また、各々メーカーさんは非含有の保証などに対し、このようなRoHS指令以外の物質に関しても分析を行っているものでしょうか。
>
分析機関の営業的にはこのような高価なデータが売れるのなら好ましいと思っているようで、台湾やごく一部の日本の研究的分析機関がこのようなレポートを提案しているようです。ただし、さすがにＩＣＰということは無く、蛍光Ｘ線での一括分析のようなので、塩素が共有結合している材料の精密分析や精度についての問題はありそうです。
台湾あたりのメーカーさんはしつこく要求しているようなので、どこか出したところがあるのではないでしょうか。
よほど単価の高い（１ｇ１ドルぐらいはする）材料ならばペイしないことはないのかもしれませんが、ｋｇ単位で売られている材料では苦しいでしょうね。部品の場合には分析自体が難しいのではないかと思います。