一般財団法人環境イノベーション情報機構
音響透過損失について
登録日: 2006年04月18日 最終回答日:2006年04月18日 大気環境 騒音/振動
No.16156 2006-04-18 12:16:01 G
初歩的な質問で申し訳ないのですが。
現在,音響透過損失を測定する実験を数値計算でシミュレーションし,数値計算の解の有効性の検証を行っています。
そのために,論文等の文献から参考にする実験条件や実験結果を探しているのですが,どの文献にも観測点での各周波数当たりの音響透過損失は書かれているのですが,音源の情報(音圧,音圧レベル等)はかかれていません。
そこで質問なのですが,例えば,音源から周波数500Hzで50dBの音が出ており,吸音壁等をはさんだ測定点で音圧レベルが30dBであったとすると,音響透過損失は20dBになると思います。
もしこの条件で音源の音圧レベルだけを60dBに変えると測定点の音圧レベルは40dBになり,やはり透過損失は20dBとなるのでしょうか?
つまり500Hzの周波数で20dBの透過損失が得られた測定点では,500Hzの音であれば,音源の音圧レベルに関わらず20dBの透過損失が得られるのか?ということです。
ご回答よろしくお願い致します。
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No.16163 【A-1】
Re:音響透過損失について
2006-04-18 17:22:06 騒音屋本舗 (
その通りです。音源の音圧レベルの大小によって変化するようであれば,透過損失値としての意味がないと思います。
JIS A 1416(実験室における建築部材の空気音遮断性能の測定方法)にも,音圧レベルの大小については触れられていません。
音源の音圧レベルの設定で注意すべき点は,「受音室においてSN比が10dB以上(理想は15dB以上)確保できていること」だと思います。
回答に対するお礼・補足
騒音屋本舗さん
ありがとうございます。本当に助かりました。
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