一般財団法人環境イノベーション情報機構
揚水ばっ気の浄化費用
登録日: 2006年03月21日 最終回答日:2006年03月24日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染
No.15694 2006-03-21 06:28:11 らんたろう
地下水の揚水ばっ気における、浄化のランニングコストについて質問です。
@一般的には活性炭吸着が値段も安く実績も多いと聞きますが、濃度が高い場合や処理量が多い場合には、熱処理や化学処理が効率的で単価的に安くなるのでは?
A上記について、具体的なランニングコストはいかほどになるでしょうか?例えば、
A)環境基準の1000倍のTCEを含む水を100m3処理する場合にかかる費用は?
B)環境基準の10倍のTCEを含む水を100m3処理する場合にかかる費用は?
以上、アドバイス願います。
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No.15743 【A-2】
Re:揚水ばっ気の浄化費用
2006-03-24 10:09:52 匿兵衛 (
高い除去率を必要とする場合に適しており、たとえば、CODを90%除去したい場合、固定床単塔式では取出される廃炭の吸着量は、飽和吸着量の19%ですが、メリーゴーランドの2塔式では25%、3塔式では34%、4塔式では43%になります。段数を増やすほど廃炭の吸着量が飽和に近づくのでランニングコストが低下しますが、設置面積が増えて、イニシャルコストも塔数にほぼ比例してふえるので、通常は4塔程度が上限です。
ばっ気したガスを活性炭で処理する場合は、ばっ気ガス中に含まれるVOC成分による缶体の腐食に注意が必要です。揚水した地下水をばっ気してガスを処理し、残った地下水も活性炭で処理する必要があるので、装置が大がかりになります。
いずれにしても、地下水浄化は数年程度で終了するので、イニシャルコストを低くすることが重要です。
回答に対するお礼・補足
よく解りました。
ありがとうございました。
No.15696 【A-1】
Re:揚水ばっ気の浄化費用
2006-03-22 09:37:55 匿兵衛 (
具体的な案件がなく、一般論としての質問ならば、実績の多い活性炭吸着法が安くて、確実です。高い除去率が必要な場合でも、固定床メリーゴーランドなどの多段処理にすれば、活性炭の消費量を大幅に削減することができますが、イニシャルコストは高くなります。
回答に対するお礼・補足
早速のご返答ありがとうございます。
勉強不足ではなはだ恥ずかしいのですが、固定床メリーゴーランドとは、どういったものでしょうか?
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