一般財団法人環境イノベーション情報機構
RoHS規制物質調査方法
登録日: 2006年03月13日 最終回答日:2006年03月13日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)
No.15595 2006-03-13 08:37:51 ユニコ
はじめまして。某メーカーで環境関係を担当しているユニコと申します。
RoHS指令に向けて現在対応をしている最中にありますが、製品がアッセンブリであったり海外輸入品が多いので調査が思うように進みません。
また仕入先の業者も小規模のところが多くRoHSに向けて動いているところが少ないようです。
このような場合、調査を仕入先に頼むのではなくこちらから分析すべきなのでしょうか?分析となると費用がかなりの額になるので出来ば避けたのですが。
初歩的質問で申し訳ございませんが、どなたかアドバイスいただけばいでしょうか。
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No.15598 【A-1】
Re:RoHS規制物質調査方法
2006-03-13 21:44:27 isisan (
引っかかるものがなければ良いですが引っかかっても対応品に代替
する時間的余裕があまりなさそうです。早急な対応が必要ですね。
自費での分析は現実的ではないかと思います。仕入先すべてにRoHS対
応品であるという認識を持ってもらわないといつ何時事故が起こるか
も知れません。分析結果なり不使用証明書なりの書類を貰っておく必
要はありますね。
分析の証明は金属やプラスチックの素材メーカーまでさかのぼれば
得ることができます。また電子部品メーカーなどもRoHS対応は完璧
だと思いますのでなんとかこのラインまで繋ぎたいところです。
小さいメーカーなどを相手にするのであれば「丸投げさせる」やり
かたがあります。調査が停滞する原因のひとつが「意味が分からな
いので何をしなくちゃいけないか分からない」「分からないなりに
やってみたけど穴だらけでやり直し」というパターンです。
これを避けるには,
・RoHS対応品であるか否かを回答せよ。
・回答できない場合は,製品に使用しているすべての材料について
同じ事を購入先に聞け。
で,どんどん川上に送っていきます。まあ大抵は数社さかのぼったあ
たりでそれなりの素材メーカーまで行き着くかと思いますのであとは
回答を集計すれば良いかと思います。
危険なのは海外部品ですね。2001年にソニーがカドミウム含有で問題
を起こした部品も下請けメーカーが中国で対応させたものでした。
輸入に際して代理店は間に入っていないのでしょうか?代理店が入っ
ているのであれば対応は任せれば良いとは思うのですが・・・
危なそうなら緊急時に備えて国内部品でも代替が入手できるように手
を打っておくべきかとは思います。
回答に対するお礼・補足
早速のご対応ありがとうございます。
いつもisisanの的確なご意見を参考にさせていただいております。
輸入品に関しては代理店が入っていないのでこちらで動かなくてはいけないようです。含有成分も定かではないのでまずそこから調べなくてはいけないですね。(もっと早く動くべきだったのですが・・)
仕入れ業者に対しては、isisanのおっしゃたとうり出来るだけ理解しやすい内容で質問を投げかけてみたいと思います。
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