アスベスト処理について
登録日: 2006年01月23日 最終回答日:2006年08月15日 健康・化学物質 有害物質/PRTR
No.14310 2006-01-23 02:44:48 ぽっぽ
初心者です。
吹付けアスベスト(レベル1といわれるもの)を処理する際、やはり完全撤去の施工が望ましいのでしょうか?
施主にとってはやはり「コスト」の問題もあると思うので
「封じ込め」て後の環境調査でアスベストが検出されなければコストは断然異なってくると思うのですが‥
(自問自答ですが)しかし封じ込めの施工で施工業者が飛散しないことを「保障」するという施工業者にリスクは残りますが。
封じ込めると同時に無害化できれば「ベストな工法」とも思うのですが、この工法ではどの時点で「無害化」されたか判断しずらいとも思いますし、そもそも「無害化」=「溶融」とも聞きます。
どなたかご教授下さい。
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No.17944 【A-4】
Re:アスベスト処理について
2006-08-15 01:08:15 Saeed (
私共の開発者は既に総務省に呼ばれ説明しております。
「封じ込め」とはエポキシやウレタンなどの有機物で表面を覆うだけの工法ですので解体時には除去作業が必要となり、2重のコストとなります。
現在の「無害化」とは高温で溶融するため高額なコストが掛かります。
当然その前に膨大なコストを掛け除去しています。
そして最終処分場に埋め立てられます。
これがむなしい現状です。
しかし、珪酸ナトリウムや珪酸カリウムを主成分とするアルカリ溶液をアスベストを吹き付けた際に結合剤として使用したセメントに含まれるカルシウムイオンと化学反応させアスベスト表面にガラス物質を形成させます。
これにより、アスベストの針状結晶同士が結合され固化します。
ガラス物質表面にガラス物質を生成させるので異種成分での固化と違い、活着性に優れます。
これによりアスベストは無害化されていますのでそのまま除去せずに使用し建物の保温性も保てる訳です。
これを除去した際にはセメント原料や窯業原料としてリサイクルが可能です。
再度珪酸アルカリ溶液で固化させることでガラスに匹敵する硬度をもった耐熱耐火材として利用出来ます。
すでに無害なので溶融や埋め立てなどは無意味となります。
No.14404 【A-3】
Re:アスベスト処理について
2006-01-27 10:44:53 素人 (
アスベスト対策は「総論(法律遵守、行政指導遵守)」
と「各論(費用を重視する)」が使分けられています。
御社もこの狭間に入って悩んでいると思います。
アスベスト対策は費用問題を無視して、色々定められ
ました。現在はその費用は非常に高価です。
御社の経営者が「費用はいくらかかってもよい」という
考えならば問題なく「アスベスト除去」です。
今後除去費用は「現在のアスベストに対するオーバー
ヒートが覚める」及び「処理技術の開発」により安価になると私は考えています。何故なら現在は
@埋立処分場がなくなる。
A溶融処理できる業者が非常にすくない。
ことにより高価になっています。
現状をじっくり判断して、結論をだされたほうがベター
だち思います。
問題の先送りも立派な判断だと思います。
回答に対するお礼・補足
素人さま、ご回答ありがとうございました。
そうなんです!
現時点での加熱ぶり、処理の選択肢が限られているそしてコスト高となっている昨今でありますがおっしゃるとおりで、今後新処理開発が進みアスベストを抱えている側も、処理する側もより安全でローコストへの道が開けてくるのではないか‥そんなことも視野に入れております。
大変勇気付けられました。
ありがとうございました。
No.14329 【A-2】
Re:アスベスト処理について
2006-01-24 10:48:48 君山銀針 (
4法改正案のうち廃棄物処理法改正には溶融による無害化促進という内容が入っていますが、無害化というのは、ご質問にもあるようにアスベスト廃棄物の溶融処理等による危険性を除去したものと思います。封じ込めは通常、その場の飛散防止措置ではあっても、無害化ではないと思います。 http://www.env.go.jp/houdou/gazou/6754/060123b-4.pdf
参考
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=6599
飛散防止対策とは、吹付けアスベストを除去、封じ込め又は囲い込み等の措置をいう。
(平成17年11月29日 環境省が実施した吹付けアスベスト等に関する調査結果及び環境省の対応方策について)
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/taikisuisitu/taiki/asbestos/kanagawaqanda.pdf
吹付けアスベストの処理については、大きく3つの方法があります。
1 除去処理工法…既存の吹付けアスベストを下地から取り除く方法
2 封じ込め工法…吹付けアスベストはそのまま残し、薬剤を浸透させて固めたり、薬剤で覆ったりして繊維を飛散させないようにする方法
3 囲い込み工法…吹付けアスベストはそのまま残し、アスベスト繊維が飛散しないよう、周りを囲う方法
(神奈川県アスベスト対策会議 アスベストQ&A)
回答に対するお礼・補足
君山銀針さん、ありがとうございます。
ご回答ありがとうございます。
無害化というのは確かに溶融処分が適切と思われます。
今後も処理方法色々と検索していきたいと思います。
ありがとうございました。
No.14322 【A-1】
Re:アスベスト処理について
2006-01-23 19:01:13 匿兵衛 (
回答に対するお礼・補足
匿兵衛さん、ありがとう御座います。
確かに施主の考え方だと思います。
ただ、アスベスト処理業者を検索していくうちに
「無害化封じ込め工法」などと謳っている業者さんも
ありまして、確かにその「工法」であるならば施主から
みたコストや業者から見た作業の簡素化、何より
環境に配慮された「工法」ならば問題無いとも感じましたので‥。
今後も勉強していきます。
ありがとう御座いました。
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