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環境Q&A

アルカリ融解に使用するるつぼの材質 

登録日: 2005年12月13日 最終回答日:2006年03月12日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.13789 2005-12-13 07:34:51 さと

こんばんは。

アルカリ融解を行っているのですが、使用するるつぼの材質で困っています。
白金るつぼを使用していましたが、予算の関係上少量しか保有できず、安価な磁製るつぼを購入し実施してみましたが、溶融剤がうまく溶解できず、目的元素(Cd,Pb,Cr)が回収できません。(PE標準物質・ホウ酸リチウム使用)

アルカリ融解は、白金るつぼを一般的に使用するかと思うのですが、どのような理由なのでしょうか?
るつぼからのコンタミなどを考慮しているのでしょうか?

どなたか。ご教授いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

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No.15576 【A-1】

Re:アルカリ融解に使用するるつぼの材質

2006-03-12 22:24:53 レスないので

>アルカリ融解は、白金るつぼを一般的に使用するかと思うのですが、どのような理由なのでしょうか?
>るつぼからのコンタミなどを考慮しているのでしょうか?
>
アルカリ融解は元々難溶解性無機材料分析の古典的方法です。高温熔融による分解が強力なため酸分解が困難な難分解性試料によく使用されれます。珪酸とかアルミナ試料には当然磁製るつぼを使用できません。また融塊をるつぼから剥離するとき、底部を急激に熱しますが、この時融塊には熱が届かないように行い、加熱後素早く放冷する必要があります。熱伝導率の悪い磁製るつぼではうまくいかないと思います。
熔融剤がうまく熔解出来ないのは、加熱のコントロール(熱伝導)が悪いためではないかと推定します。すみませんがやったことがないので。

蛇足ですが熔と溶は区別して使用してください。熱(火)で熔かすのが熔、水で溶かすのが溶です。はじめはおっしゃっている意味がわかりませんでした。

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