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環境Q&A

大腸菌採取容器 

登録日: 2005年10月31日 最終回答日:2005年11月07日 水・土壌環境 水質汚濁

No.13067 2005-10-31 04:29:48 咲美

大腸菌群数をある分析会社に測定してもらう為にその会社にサンプル用の容器を持ってきてもらいました。3年くらい前に公害防止管理者の勉強をする為に買ったテキストには大腸菌群数の採取容器は滅菌したガラスびんが良いと書いてありました。しかし、その会社が用意した容器は滅菌したポリびんでした。特に問題ないのでしょうか?また、【9時間以内に検定すること】と勉強したことがありますが、9時間以内であれば、0〜5℃の暗所に保存していなくても特に問題にならないのでしょうか?(依頼した分析会社は車で約4時間かかるところにありますが、私がサンプリングした容器を保冷剤も何も入っていないダンボールに入れて持って帰りました。私は冷蔵庫みたいなものを用意してきていると思っていたのでビックリしました。)分析値は排水基準値の数倍でした。分析値を疑うべきか、本当に工場の排水に大腸菌が多いのかと疑うべきか(浄化槽の排水が混入しているのか)。。。CODやBODは2以下ときれいな水なんですが・・・。以上

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No.13185 【A-4】

Re:大腸菌採取容器

2005-11-07 19:31:13 isisan

「分析会社が信用できない」というのであれば,簡易的に測定
をしてどの程度の差があるか検討してみてはどうでしょう?
もちろん,あくまで参考程度ですがね。
簡単な方法としては大腸菌群用のフードスタンプを利用します。
30枚で5000円程度だと思います。
測定したい液を蒸留水で適当な倍率に薄め,定量をスタンプ表面
に滴下して培養後のコロニー数を数えるだけですね。
(大腸菌用なら大腸菌の部分だけ色がつきます)
希釈倍率を掛ければ大体の数が予想できます。

No.13114 【A-3】

Re:大腸菌採取容器

2005-11-02 19:25:00 きら

きらです。

再分析を行うとのことで、すでに、解決しているかもしれませんが・・・・・

参考までに、このQ&Aで過去に私が答えたものがありますので紹介しておきます。

http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=10847
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=8466
 
他にも「大腸菌」で過去のQ&Aを検索すると参考になるものがあると思います。

No.13070 【A-2】

Re:大腸菌採取容器

2005-10-31 20:26:02 JK

>その会社が用意した容器は滅菌したポリびんでした。特に問題ないのでしょうか?

このこと自体に問題はないようです。

用水・排水中の大腸菌群試験方法 JIS K0350-20-10:2001
滅菌済みの細菌試験用のポリエチレン瓶100mlを用いてもよい。試料採取時まで汚染を受けないように注意する。
注(2) 残留塩素などの酸化性物質を含む試料を採取する場合には、採水瓶にJISK8637に規定するチオ硫酸ナトリウム五水和物(粉末にしたもの)20〜30mgを入れ、3.5b)の高圧蒸気滅菌又はオキシラン(エチレンオキサイド)滅菌をしておく。

大腸菌(20分に1回分裂) ということですから、条件が良ければかなり増殖しますが、浄化槽排水の滅菌がうまくいっているかも確認されたほうがよいと思います。残留塩素があれば大腸菌群数は少ないはずです。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。再分析をしてみて、今後の対応策を検討してみたいと思います。

No.13068 【A-1】

Re:大腸菌採取容器

2005-10-31 17:11:37 たる吉

>大腸菌群数をある分析会社に測定してもらう為にその会社にサンプル用の容器を持ってきてもらいました。3年くらい前に公害防止管理者の勉強をする為に買ったテキストには大腸菌群数の採取容器は滅菌したガラスびんが良いと書いてありました。しかし、その会社が用意した容器は滅菌したポリびんでした。特に問題ないのでしょうか?また、【9時間以内に検定すること】と勉強したことがありますが、9時間以内であれば、0〜5℃の暗所に保存していなくても特に問題にならないのでしょうか?(依頼した分析会社は車で約4時間かかるところにありますが、私がサンプリングした容器を保冷剤も何も入っていないダンボールに入れて持って帰りました。私は冷蔵庫みたいなものを用意してきていると思っていたのでビックリしました。)分析値は排水基準値の数倍でした。分析値を疑うべきか、本当に工場の排水に大腸菌が多いのかと疑うべきか(浄化槽の排水が混入しているのか)。。。CODやBODは2以下ときれいな水なんですが・・・。以上

まずは,その分析屋さんは計量証明事業場なのでしょうか?
次に排水基準の検定を行っているのであれば,「排水基準を定める総理府令の規定に基づく環境大臣が定める排水基準に係る検定方法」に基づいて実施されているのでしょうか?
検定方法を証明書の中に記載させることをお勧めします。

その中で大腸菌群数については,「下水の水質の検定方法に関する省令に規定する方法(昭和37年厚生省・建設省令第1号」で実施するように規定されております。

第三条
大腸菌群数について検定を行なう場合における試料の採取は、滅菌した器具を用いてできる限り試料に他から細菌が混入しないように行なわなければならない。
と記載がありますが,やはり,ガラス瓶でしょう。
持ち帰りには,0度〜5度以下に保存して持ち帰って頂くよう,要請したほうが良いと思います。
また,塩素殺菌されているのであれば,残留塩素濃度なんかが,どこに問題があるのかの指標になるのではないかと思います。

最後に,浄化槽排水の流入を危惧されているようですが,水質汚濁防止法は,工場からの排水ではなく,事業場からの排水について規制されているはずです。
やはり,事業場排水が大腸菌類の基準値を満たすべきと思います。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。まずは、分析会社(計量証明事業所でした)に自分が気づいたことについて聞いてみようと思います。また、再分析をしてみて、今後の対応策を検討してみたいと思います。浄化槽排水流入の件、おっしゃるとおりです。勉強不足でした。。。

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