一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境Q&A

汚泥の発生量の捉え方について 

登録日: 2005年10月28日 最終回答日:2005年10月30日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.13016 2005-10-28 08:50:12 ゼロエミ担当

今年の3月25日の通知(環廃産発第050325002号)によると、記載されている3つの要件(省略させて頂きます)を満たす脱水処理施設は、産廃処理施設に該当しないとありますが、廃棄物の発生時点は脱水施設で処理する前とあります。生産工程に組み込まれている脱水施設(産廃処理施設ではない)の場合は、脱水後の重量が発生量になると認識していましたが違ったでしょうか?

総件数 2 件  page 1/1   

No.13045 【A-2】

Re:発生量の報告

2005-10-30 15:15:34 JK

http://www.env.go.jp/press/file_view.php3?serial=2290&hou_id=2661
多量排出事業者による産業廃棄物処理計画の策定マニュアル H13.6
3−1 産業廃棄物の発生量のとらえ方
<例:汚泥の場合>
 汚泥については、その脱水・乾燥前と脱水・乾燥後で重量が大きく異なるので、注意が必要である。従来どおりの考え方により、発生量の把握時点は次のとおりである。
@製品の生産工程あるいは、一連のプロセスの中に脱水・乾燥工程が組み込まれている場合:その脱水・乾燥工程の後の重量とする。
A同一敷地内に脱水・乾燥施設があり、その目的が廃棄物処理としての汚泥の脱水・乾燥と捉えられる場合:その脱水・乾燥工程の前の重量とする。例えばその脱水・乾燥施設が、廃棄物処理法施行令第7条に定める産業廃棄物処理施設(以下「産業廃棄物処理施設」という。)の場合はこれに当たる。その施設が規模により産業廃棄物処理施設に該当しない場合でも、その施設の目的に照らして判断する。
B施設から脱水・乾燥等の工程を経ずに発生する場合:その発生時点での重量とする。

脱水施設へ投入する汚泥の量が把握できない場合には、便宜的に脱水後の汚泥の量を「発生量」とするということではないでしょうか。
1、2、3の要件を満たす場合は、これに当たらず、把握できる投入量(能力算定の数値)を「発生量」として報告するということだと思います。
いろいろな考え方ができそうな新しい通知ですね。
Aの「規模」を「規模等」に改正する必要があるのかもしれません。




回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。今度県の環境課に行く時に、一応確認してみます。

No.13025 【A-1】

Re:汚泥の発生量の捉え方について

2005-10-28 16:09:51 行政書士001

>今年の3月25日の通知(環廃産発第050325002号)によると、記載されている3つの要件(省略させて頂きます)を満たす脱水処理施設は、産廃処理施設に該当しないとありますが、廃棄物の発生時点は脱水施設で処理する前とあります。生産工程に組み込まれている脱水施設(産廃処理施設ではない)の場合は、脱水後の重量が発生量になると認識していましたが違ったでしょうか?
>違います。製造施設⇒水処理施設⇒脱水施設⇒の場合、製造施設⇒(汚水の発生※産廃ではない)、水処理施設⇒(汚泥の発生)、脱水施設⇒(汚泥の排出)で汚泥の発生時点は水処理施設から出た時で発生量もこの時点で確定します。水処理施設からの発生量−脱水施設からの排出量=減量量になります。
もちろん、汚泥の処理を委託する場合はマニュフェストに脱水施設からの排出量を記載します。

回答に対するお礼・補足

明確な回答ありがとうございました。

総件数 2 件  page 1/1