一般財団法人環境イノベーション情報機構
排水のCOD試験におけるアルミホイルの使用について
登録日: 2005年10月04日 最終回答日:2005年10月09日 水・土壌環境 水質汚濁
No.12674 2005-10-04 07:16:02 クンチャン
排水のCOD試験を行っています。試料調製後、300mLの三角フラスコの口をアルミホイルで密封して100℃に加温した水浴中で30分加熱しています。
ところで、会社のある人から、アルミホイルでの密封は不要ではないのか・・・・という話がありました。
私は以前からずっと前任者からひきついでアルミホイルをしているのですが、たしかにJISをみると、アルミホイル等の使用の記述はありません。
どちらが正しいのでしょうか。教えてください。
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No.12731 【A-3】
Re:排水のCOD試験におけるアルミホイルの使用について
2005-10-09 14:18:03 su (
>私は以前からずっと前任者からひきついでアルミホイルをしているのですが、たしかにJISをみると、アルミホイル等の使用の記述はありません。
>どちらが正しいのでしょうか。教えてください。
環境分析では一定の条件、方法で試験した結果で判断する場合があります。
COD、BOD、ヘキサン抽出物質などもそうした試験の一つと考えた方が良いでしょう。
分析の大先輩から「条件分析だから・・・」と昔、教えられました。
アルミホイルでフタをすると僅かですが、早く検水の温度が上がると考えられます。
他の分析所とクロスチェックをした時に、その操作だけで考えると早く100℃付近に上がった分だけ、正のカタヨリの要因になると考えられます。
ですから、厳密には正しくないと思います。
ただ、これは考え方の話しなので、行政の立ち入り調査や環境計量証明でなければ、それを承知で排水管理などで運用することには問題ないと思います。
No.12682 【A-2】
Re:排水のCOD試験におけるアルミホイルの使用について
2005-10-05 09:52:48 もん (
回答に対するお礼・補足
どうもありがとうございました。
今後もアルミホイルを使っていこうとかんがえています。
No.12678 【A-1】
Re:排水のCOD試験におけるアルミホイルの使用について
2005-10-04 22:09:47 半人前計量士 (
どちらでも良いと思います。過マンガンを使用する方法ではいかに100℃付近の温度を保持するかが要点であり、前任者は液の蒸発を防ぎ温度を保持するためにアルミ箔を利用していたのでしょう。しかしJISのままでも三角フラスコの形状上、蒸発もある程度防げますので問題ないでしょうね。実際に小生の所ではやっていません。あとは加熱時間だけしっかりやればいいのでは無いでしょうか。それでも心配ならば比較実験をしてみてはいかがですか?でも方法自体がばらつきが大きいですけどね。ではこんなものでお答えになったかわかりませんがご参考になれば幸いです。
回答に対するお礼・補足
どうもありがとうございました。今後もアルミホイルをしようしていこうと考えています。
私も一応は環境計量士です。
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