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環境Q&A

土壌汚染(含有率と溶出量について) 

登録日: 2005年09月25日 最終回答日:2005年09月27日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.12528 2005-09-25 05:35:04 サッチ

土壌汚染について個人で勉強しています。勉強を始めたばかりで初歩的な質問かもしれませんが、重金属による土壌汚染についてお尋ねします。
 溶出量と含有量の2つの違いはわかるのですが、例えば、含有量が大きい値を示すのに、溶出量が少ない値を示す場合はあるのでしょうか?また、土壌中に含まれている状態によって溶出しやすくなったりしにくくなったりしているのでしょうか?
よろしくお願いします。
 

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No.12551 【A-2】

Re:土壌汚染(含有率と溶出量について)

2005-09-27 07:52:37 K

> 溶出量と含有量、2つの試験があるわけが少しわかったような気がします。

溶出量基準と含有量基準の2つあるのは、溶出量基準は土壌から地下水に溶け出した重金属を引用した場合を想定したもので、含有量基準は土壌を直接口から摂取した場合を想定したものだからです。
(口から摂取して、胃で溶けるということで塩酸を使っているらしい)

回答に対するお礼・補足

さらに詳しい回答をありがとうございます。これで納得が行きました。細かいことはより勉強していきたいと思います。

No.12533 【A-1】

Re:土壌汚染(含有率と溶出量について)

2005-09-26 09:10:07 K

> 溶出量と含有量の2つの違いはわかるのですが、例えば、含有量が大きい値を示すのに、溶出量が少ない値を示す場合はあるのでしょうか?

あります。
溶出試験は基本的に水ですので、水に溶けやすいものは出てきます。
含有量試験は水と酸ですので、水と酸に溶けやすいものが出てきます。
重金属類は基本的に酸に解けやすいものが多いので、含有量試験の数値は溶出試験の数値よりもかなり大きくなる傾向があります。
(かなりおおざっぱな説明ですが)

> また、土壌中に含まれている状態によって溶出しやすくなったりしにくくなったりしているのでしょうか?

その可能性も十分にあります。
塩化物なのか酸化物なのかといった状態で水への溶け出し方は違ってくるでしょう。

回答に対するお礼・補足

わかりやすい回答をありがとうございます。溶出量と含有量、2つの試験があるわけが少しわかったような気がします。今回の回答を元に改めて勉強して見ます。

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