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環境Q&A

ボイラ設置台数減少の理由 

登録日: 2002年11月18日 最終回答日:2002年11月22日 エネルギー 省エネルギー

No.1243 2002-11-18 09:40:31 タロウ

社団法人 日本ボイラ協会発刊のボイラ年鑑 平成14年度版に
産業用ボイラーの設置台数の推移のグラフが記載されています。
全体平均は、1979年をピークとして減少している。
種別では、温水、炉筒煙管、立て型等は全体平均に類似して
減少の一途だが、貫流、その他のボイラーは横ばいである。

 全体が、減少の一途をだどってる理由。貫流、その他が全体と
傾向を合わせず横ばいに推移している理由。それから、その他
には、どのようなボイラがあるが教えてください。
因みに本グラフに種別の書いて有るボイラは、上に書いている
以外は、鋳鉄製組合せ式蒸気ボイラ、鋳鉄組合せ式温水ボイラ、
水管ボイラ、横煙管式ボイラ、です。

宜しくお願いします。

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No.1275 【A-4】

Re:ボイラ設置台数減少の理由

2002-11-22 17:59:57 LP

コージェネについての情報です。

http://www.takuma.co.jp/microturbine-dept/product.html
小型のタービンエンジンで発電するもの

http://www3.toshiba.co.jp/power/thermal/techno/newtech/001/
タービンエンジンと発生する熱を利用するコンバインド発電装置

燃料電池発電や従来のディーゼルORオットーサイクルエンジンに排熱利用するタービンを組み合わせたもの

これらは発電効率が40から50%近くいくものもあるようです。

もっとも,コージェネ装置から発生する熱を有効利用できるのであればトータルで80%ちかくの効率になりますので蒸気による発電にこだわる必要もないのかなと思います。

回答に対するお礼・補足

LPさん コージェネの情報ありがとうございます。

なるほど、蒸気以外の発電も良いのがあるのですね。
確かに、蒸気による発電にこだわる必要もないと言う意見も分かります。
参考になりました。何度も、丁寧なフォローありがとうございます。

No.1271 【A-3】

Re:ボイラ設置台数減少の理由

2002-11-22 09:15:18 LP

わかりにくい説明ですみません。更に補足です。

真空ボイラは温水ボイラです。100度未満の温水をつくるのに適しています。蒸気を作るわけではありません。
http://www.kanetu.com/A13shink.shtml
がその原理です。減圧室にて沸騰した蒸気が熱交換器に触れて液化し,過熱をうけてまた気化する〜という原理です。

蒸気ボイラが減る理由としては,電力による動力モーターと油圧装置が進化したため,割と大型の工作機械などには現在ほとんど油圧が利用されているためではないかと思います。大型プレス装置とか。
蒸気力利用が減少し,蒸気そのものの利用のために蒸気ボイラが残っているのではないかと思います。缶詰工場などの例です。

温水ボイラは主に暖房と給湯が目的でホテルや工場などで幅広く利用されています。寒冷地での暖房は温風ボイラによる暖房が温度変化が激しいために温水ボイラによる暖房が好まれる風潮にあります。

回答に対するお礼・補足

LPさん、さらなる補足の説明ありがとうございます。

前回の説明は、良く読むと温水ボイラーの説明ですね。僕の早とちりでした。すみません。
 それから、真空ボイラーの原理の説明のサイト紹介して頂いてありがとうございます。早速チェックしました。
 今後は、蒸気の使用が減るのが時代の流れなのでしょうか・・。
 僕の知っている所では、大きい工場、ビル郡は電気を多量に使用するので、電力会社から電気を買うより自社で発電したほうが安上がりなので、発電機を所有している場合が多いようです。
 発電機は、発電用のタービンを回すのですが、その動力として、高圧の蒸気を使うので蒸気ボイラの活躍の場があるようです。それも、これからは変わっていくかもしれませんね。

No.1263 【A-2】

Re:ボイラ設置台数減少の理由

2002-11-21 10:53:35 LP

きたさんに補足して

蒸気ボイラはさすがに少ないでしょうが,温水利用は電気と比較してまだまだボイラのほうが効率が高いのでそんなに減ってはいないと思います。

温水ボイラの場合ですが

http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/kaizen/kisei/taiki/lownox/bo_list_ishikawa.htm
割と大型のボイラを作っている石川島のボイラがこのような性能ですが

http://www.takuma-h.co.jp/product/hanyo/02.html
真空ボイラがこのような性能ででております。この社だけで製造した55,000台のうち半分が国内むけだったとしても30,000台近くが設置されていることになりますので,統計上現れていない部分でボイラは産業に貢献しているのだろうと思われます。

一方の,還流式蒸気ボイラは真空ボイラの技術が利用できませんので設置数に変化がないのだろうと思われます。

(真空ボイラは内部が負圧になっているため第一種圧力容器等の規制を受けませんので,設置の手続きも燃焼機並で有資格者も必要がないようです。)

回答に対するお礼・補足

LPさん、補足説明ありがとうございます。
真空ボイラに付いては、知識がありませんでした。
設置台数も多く、法的にも圧力容器の規制を受けないので先の統計には表れていないんですね。
しかし、どうして負圧で蒸気が作るのか不思議です。
負圧で作った蒸気にどんな利用方法があるのでしょうか?
一般的に使用できる蒸気は高圧ですよね。(その方が熱エネルギーも高いし)・・・などと疑問に思いながら、これを機会に、真空ボイラの構造、原理を調べようと検索したのですが、製品の紹介のサイトばかりで、原理構造に及んで説明しているサイトは探せませんでした。

どなたか、真空ボイラの原理、構造を説明してあるサイトを知りませんか?

No.1248 【A-1】

Re:ボイラ設置台数減少の理由

2002-11-18 22:48:08 きた

> 全体が、減少の一途をだどってる理由。
戦後日本におけるボイラの発達−燃料の変遷を中心に−http://www.hm.t.kanazawa-u.ac.jp/gijutsu/RONBUN/2000/2000.html
にその理由が記載されていました。適用除外(届出不要)ボイラが増えたためのようです。
http://www.itomic.co.jp/yougo/kaisetu.htm
に法令関係が記載されていました。
>どのようなボイラがあるか
http://www.cov.co.jp/f_jiten.html?/glossary/boiler/3_pipe01.html
http://ww3.tiki.ne.jp/~awata-/sub1/scotchboiler.htm
http://www.q-off.com/boira/116/04.pdf
などにもあります。しかし、種類分けの仕方によりいろいろとあります。構造から分ける、目的から分ける、燃料(又は排ガスなど)、熱媒体から分けるなどです。
製造工程で(黒液等の)回収に使われるボイラ、廃棄物又はRDFなどのリサイクル品を燃料とするボイラなど多彩です。

回答に対するお礼・補足

きたさん、回答ありがとうございます。

グラフでは、減少しているような印象を受けるが、グラフに現れないボイラーの設置台数が増え、実際には減少していないと言っているのですね。
 グラフに出てこないボイラーの台数も知りたいのですが、これらは届出を行っていない事より実体は分からないのでしょうね。
 僕の回りでは、日本の社会構造が変わり、機械産業等の工場の海外進出が進み、工場の数が減ったのがボイラ設置台数減少の原因ではないかとの意見がありました。
 本当の理由を知りたく、色々探したのですが、不明のままだったので質問しました。回答が得られて、助かりました。ありがとうございます。

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