一般財団法人環境イノベーション情報機構
ガスクロマトグラフのゴーストピーク カラムに残留する現象について
登録日: 2005年09月16日 最終回答日:2005年10月01日 エネルギー その他(エネルギー)
No.12391 2005-09-16 02:14:27 長沢美里
私は環境工学系の大学生です。
メタン発酵の指針となる揮発性脂肪酸をガスクロマトグラフ(検出器VFA)で測定しております。
column temperature : 125℃
detector temperature : 250℃
injection temperature : 200℃
column packing material : Thermon 3000
colume diamter : φ2.6 mm
column length : 3.0 m
carrier gas : Pure Nitrogen flow 70kPa
combustion gas : Hydrogen flow 60kPa + Air flow 50 kPa
上記のような条件で測定を行っておりますが、前のサンプルがカラム内に残ってそれがかなり大きなゴーストピーク(むしろサンプルの数分の1程度の波形が出ています)になっています。
ゴーストピークを無くすためにはどうしたら良いでしょうか?
何か方法は無いでしょうか?
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No.12632 【A-3】
Re:ガスクロマトグラフのゴーストピーク カラムに残留する現象について
2005-10-01 08:14:08 こん (
Thermon 3000って何だったでしょうか。シリコーン系だったか?
1.ゴーストピークは基本的に保持時間の長い成分なのですから、これをなくすには、前の回答のように、測定温度より高く、カラム上限より低い温度で焼きだしすることです。
2.また、このようなサンプルの場合は昇温測定にすべきです。いわば自動焼きだしです。
3.試料によりインジェクションゴムの分解が起きることもあります。何種類かの材質を試してはいかがでしょうか。(インジェクション温度下げや、カラムの種類変更も)
最新技術には疎くなりましたのであしからず。
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