一般財団法人環境イノベーション情報機構
これから未来へダイオキシンを減らす方法はなんでしょう
登録日: 2002年09月12日 最終回答日:2002年09月13日 健康・化学物質 ダイオキシン
No.1058 2002-09-12 23:20:02 エコ
皆さん、こんにちは。
最近、動物の奇形などが気になり、原因を探していたら、環境ホルモン、ダイオキシンの問題にたどり着きました。
しかし、環境ホルモン、ダイオキシンの問題がどのような影響を起こすかなどはわかったのですが、重要な具体的な解決策がわかりません。今ない方法でもいいです。ぜひ、どのようにしたら一番解決し、奇形問題などがなくなるのか教えてください。
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No.1063 【A-3】
Re:これから未来へダイオキシンを減らす方法はなんでしょう
2002-09-13 21:42:22 ちしゃ (
ページを紹介します。
環境省 ダイオキシン対策ページ
http://www.env.go.jp/chemi/dioxin/index.html
の中にある
ダイオキシン講座
http://www.env.go.jp/chemi/dioxin/course/index.html
関係省庁共通パンフレット「ダイオキシン類2001」
http://www.env.go.jp/chemi/dioxin/panf01/panf01.html
ダイオキシン類の発生を抑えるために日常生活で気をつけなければならないことはどんなこと?
http://www.env.go.jp/chemi/dioxin/panf01/09.pdf
等に、背景を含めた説明があります。
なお環境省ホームページの中には
環境ホルモンについてもページが設置されており、対策などの情報が載っています
http://www.env.go.jp/chemi/end/index.html
Q&Aの「誰か教えてください!! 」の回答でこれらのページを紹介したことがあります。
http://www.eic.or.jp/QA/bbs02.php3?serial=68&sch_serial=81#81
回答に対するお礼・補足
とても勉強になりました。ありがとうございました!!
これからも、よろしくお願いします。
No.1061 【A-2】
Re:これから未来へダイオキシンを減らす方法はなんでしょう
自然界にもともと存在せず、人工的にできてしまう化合物であるダイオキシンの化学構造式は、有機物(ベンゼン核)と酸素と塩素が結合したものです。石油を原料とする塩化ビニル等のプラスチックには塩素を持った有機物が多く、燃焼(即ち、酸化反応)するとダイオキシンが発生します。このようにダイオキシンを最も多く出す発生源は廃棄物(ごみ)の焼却炉といわれています。
したがって、ダイオキシンを減らす方法はいろいろありますが、たとえば
○焼却するごみ(特にプラスチック)を減らす
○焼却炉では800℃以上で燃やし、排ガスを200℃以下に急冷する(ダイオキシンは300〜500℃で発生しやすいから)
○水分の多い生ごみや汚泥は炉内温度を下げるので、将来的に生ごみはディスポーザーで破砕して下水道へ流し、処理場ではオゾンや超音波を使用して有機物を分解し汚泥を消滅させる
○ごみをダイオキシンの発生しにくい、高温で溶融する方式の溶融炉を導入する
○普通のプラスチックは容易に分解しないため焼却されるが、最近開発された、微生物によって二酸化炭素と水に分解される生分解性プラスチックが普及し始めている
等があります。
発生源には、鉱石や金属の溶解炉などもあります。
ダイオキシンについて勉強したら、「ダイオキシン関係公害防止管理者」(国家資格)がとれます。この関係のいろいろな参考書も出版されています。
回答に対するお礼・補足
ありがとうがございました。
これを参考にしてもっと勉強していきたいです。
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