「食の安全」を守る仕事に就きたいのですが・・・・・
登録日: 2005年02月21日 最終回答日:2005年03月01日 健康・化学物質 環境ホルモン
No.9618 2005-02-21 12:31:18 さば
はじめまして。私は、現在県立高校で講師をしている24歳の女性です。環境問題に興味があり、大学では環境教育を専攻していました。
卒業してから理科の免許を生かして高校で働いていますが、その中で食の安全を守る仕事がしたいと強く思うようになりなした。
特に食品の残留農薬検査や、ダイオキシン等の環境ホルモンや有害物質の分析調査の技術を身につけ、その分野での就職を考えています。そのために大学院に行って一から専門知識、技術を身に付けようと考えています。
今、具体的な研究分野や大学院を探している段階なのですが、「食品検査の現場ではどのような技術を大学院で身につけることが期待されているのか」「現場ではどの研究分野、技術が役に立つのか」がイメージできません。また、「食の安全」を守る仕事の種類や、働き方についてもっと知りたいです。
教育学部卒ということで、いろいろハードルは高いとは思いますが、一年間様々な活動を通し得た決断なので努力していきたいです。もし、この分野で、活躍されている方がいらっしゃいましたらアドバイス等いただけないでしょうか?
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No.9619 【A-1】
Re:「食の安全」を守る仕事に就きたいのですが・・・・・
2005-02-21 09:52:28 ISO営業 (
分析の世界はどっちかというと「習うより慣れろ」の世界なので派遣職員と言う形からでもやってみた方が早いのでは?知識なんて勉強する気があれば後からどんどんついてきます。
最もルーチンの分析は数こなして何ぼなので、皆さん睡眠時間削りながら勉強しているってのが現状ですが。
しかし、国立の研究施設に入って研究したいというのであれば話は別です。
大学院に進んで体系的に勉強しておいた方が良いでしょう。最低でもドクターは取る必要ありです。ただ企業によっては国立の研究所に職員派遣したりしてそこで論文書かせたりもしてます。
まぁ、現場見てみるのが一番早いと思います。
食品分析であれば、厚生労働省の外郭団体で「日本食品分析センター」というのがあります。
一度、見学させてもらったらいかがです?
回答に対するお礼・補足
貴重なアドバイスをいただいき、本当にありがとうございました!!
ルーチンの分析をやっていくのか、研究をやっていくのかについては、まだ決めていません。しかし、大学院に進むことを全面的に考えています。
といいますのは、少し話が長くなるのですが、私は高校生の時、白衣を着ての実験や研究などにあこがれ、「生物学」を学びたくて大学に入学しました。しかし、自分のせいなのですが、研究室での実験や研究をせずに卒業してしまいました。「食の安全」を守る仕事に就くという新たな目標が見えてきた今、憧れのレベルではありますが、気持ちを入れ替えて実験や研究を行いたいという思いもありまして、院への進学を考えています。
早速「日本食品分析センター」に問い合わせてみたところ、残念ながら見学等は受け入れて頂けないようでした。他の企業や機関で、見学させて頂けるようなところをあきらめずに探したいと思います。
本当に、貴重なご意見ありがとうございました!!
No.9622 【A-2】
Re:「食の安全」を守る仕事に就きたいのですが・・・・・
2005-02-21 12:41:43 無鉄砲 (
あと、単純な化学分析なら、大学院まで行くとかえって職探しが難しくなるかも。
職場としては、食品衛生法に基づく立入検査なんかをやっているのは、保健所です。保健所の職員は、地方公務員です。
輸入食品の山と水際で格闘しているのは、税関。財務省の職員です。
残留農薬関係ですと、独立行政法人農薬検査所も押さえておきたいですね。職員は、国家公務員です(ただし、今後、議論されるでしょう)。
最新の行政の動きを知りたければ、こちらが使えるかも。
http://www.mizuho-ir.co.jp/kankyo/chemmag/
回答に対するお礼・補足
貴重なアドバイス本当にありがとうございます!!
なるほど”食中毒”のリスクですか!!全く頭にありませんでした。私にとっては意外ですが、食中毒によって毎年何人もの方が亡くなっていて、とても重要な分野ですよね!!ぜひ調べて行きたいと思います。
また、働き方について、公務員という方向もふまえて考えていきたいと思います。
今現場ではどういう技術が求められているのか、これを自分で情報を集めて見極めることが必要だということですね。貴重な情報をいただき、ありがとうございました!!
No.9662 【A-3】
Re:「食の安全」を守る仕事に就きたいのですが・・・・・
2005-02-23 14:14:50 雪女 (
公務員試験は、だれでも受験することができます。
私も教員からまったく畑違いの下水処理場の仕事に転職しました。大変なこともありますが、毎日新しい発見があり、充実しています。
回答に対するお礼・補足
お返事が遅くなって申し訳ありません。貴重なアドバイス、本当にありがとうございました!
雪女さんも教員からの転職ということで、正直とても心強いです。
ルーチン分析に関しては、有機溶剤等の使用は女性には特に危険だと言うことは耳にしました。現場で関わっている方もいて必要な事だと思いますので、危険だからと言うわけでははありませんが、ルーチン分析に絞った形での就労は少し違うような気もしています。
しかし保健所や衛生研究所で、地域の方々に貢献できる働き方もとても魅力的ですね。いろいろな経験を積んだ上で、やはり地域の人や子ども達に食の安全、健康に還元できるようになるのが目標なので。
大変だけど、毎日新しい発見があり充実している。雪女さんのように私も五年後、十年後そう実感できるようにあきらめずにがんばります!!
本当にありがとうございました!!
No.9749 【A-4】
Re:「食の安全」を守る仕事に就きたいのですが・・・・・
2005-03-01 17:26:17 環境プロテクター (
○分析技術の習得:決められた方法で行う分析法であれば、さばさんの経歴からすれば学校に行ったり、資格をとる必要はないと思います。分析そのものを仕事にしようと思ったら、高学歴が障害になることもあります。時間単価を考えると、分析のみの仕事に就かせてくれないと思います。昔、私達も分析技術を甘く見ないでほしいと上層部(経営側)と攻防があったのですが、民間ではコストの壁には勝てませんでした。分析技術を軽んじているのではなく、いかに高価な分析機器を使っていても、決められた方法であれば、よりコストの安い方法(人)に替えていくのが当たり前の世の中です。それでは、お役所ではどうかというと、昔に比べると、やはり分析だけという人はだいぶ減っているようです。
なお、分析法や分析機器を研究・開発するのは別視点です。さばさんのご要求とは違うようなので、省略します。
○意見です。:私も食品に関する仕事を経験し、環境保全と食の安全確保とは同義語であると言いたいほど、背景、問題点等は共通であることを実感しました。どちらも机上の理論だけでは、進みませんので、さばさんの実践への参加を希望しています。今のやる気があれば、どこにでも通用すると思います。採用する立場のおじさん達は、若い人のやる気に期待しています。どこかに飛び込んでしまい、分析技術の習得と共に食の安全確保という充実感を味わいながら、さらに将来はどうあるべきか考えるという方法をお勧めします。世の中の動きは早いです。実践しながらの勉強はそのまま力になります。後悔したくない気持ちもわかりますが、今の「やる気」があれば仕事をしながらでも十分勉強できます。さばさん!期待してますヨ。
回答に対するお礼・補足
詳細なアドバイスと力強い励ましのお言葉、本当にありがとうございます!正直本当にうれしかったです。第一線で活躍されている方々から、激励の言葉をいただいてと勇気とがんばろうという気持ちが凄く湧いてきました!!
環境プロテクターさんはこれまで環境保全等の分野で様々なことを経験されてこられたのですね。そのような方からのはアドバイス本当に貴重でありがたいものです。「机上の理論だけではなく実践への参加を」「採用する立場の方はやる気に期待している」「分析技術の習得と共に食の安全確保という充実感を得ながら将来のあるべき姿を考える」「実践しながらの勉強はそのまま力になる」の言葉を糧に、焦らずに今できることや自分に必要なことを選択して、まだぼんやりとした食の安全に対する想いを形にしたいと思います。
本当にありがとうございました、また何かありましたら、よろしければぜひアドバイス等よろしくお願いします。環境プロテクターさんのこれからのご健康とご活躍を心よりお祈りしています!!
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