一般財団法人環境イノベーション情報機構
植物プランクトンの制限因子について
登録日: 2005年02月10日 最終回答日:2005年02月15日 水・土壌環境 水質汚濁
No.9474 2005-02-10 06:06:24 とんかち
いつもお世話になっております。
私は現在、ある汽水湖における植物プランクトンの制限因子について調べている学生です。
そこでその制限因子についてお尋ねしたいことがあります。
何らかの物質が不足したり過剰したりして制限因子となる場合、
制限因子の疑いがかかる濃度の基準というようなものは存在するのでしょうか?
例えば琵琶湖では、リンが1μg/Lを超えるとアオコが発生し始めるという話を聞いたことがあります。
この場合、この数値を判断基準として、
リンが制限因子であるかどうかをある程度検討できるかと思います。
では窒素や鉄、塩化物イオンなどで、そのような判断基準や研究事例は存在しているのでしょうか?
どなたかご存知でしたらご教授をお願いします。
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No.9533 【A-1】
Re:植物プランクトンの制限因子について
2005-02-15 12:47:47 五月山 (
・増殖に必要な栄養塩濃度は、指標とするプランクトン種別でだいぶ異なります。
ある数値をあてはめる場合、どこかターゲットとする水域があるなら、そこで問題となっているプランクトン種別を確認する必要があります。
(おおまかに、珪藻、藍藻、緑藻といった区分ででも)
・プランクトンの増殖速度に関する栄養塩濃度の指標として、半飽和濃度、半飽和定数といったものがありますので、参考になると思います。
・NとPについては、それぞれの濃度の他,N/P濃度比が関連すると聞いたことがあります。
以上、あまりお役にたたない時代遅れの情報かも知れませんが、ご参考になれば幸いです。
回答に対するお礼・補足
五月山さん、ありがとうございます!!
そうですか、やはりプランクトンの種類によって制限因子に特性が出るんですね。五月山さんからの情報を手がかりに研究を進めていこうと思います。ありがとうございました!
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