炭素税の課税対象は？

No.8585 2004-11-26 07:28:58 to

炭素税は、化石燃料で作られたプラスチックのごみを
以下の様に処理した場合、課税対象となる見込みでしょうか？

（１）単純に焼却処理する
（２）サーマルリサイクルする

以上、炭素税の動向に詳しい方、宜しくお願い致します。

No.8676 【A-1】

Re:炭素税の課税対象は？

2004-12-03 12:14:43 君山銀針 （

Ｑ．環境税は何に使うのですか？
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=8503
の回答で環境省案を紹介しましたが、これは案であって、現段階ではそもそも課税するかどうかも、全く決まっていません。

その上でですが、環境省案は課税対象を「すべての化石燃料と電気」とし、具体的には揮発油（ガソリン）、軽油、灯油、ＬＰＧ、石炭、重油、天然ガス、都市ガス、電気、ジェット燃料をあげています。

このうち揮発油（ガソリン）、軽油、灯油、ＬＰＧは
石油精製会社から移出の段階又は製品として輸入した段階で課税するとされていますが、プラスチックの原料となるナフサは課税対象になっていません。またプラスチック自体も課税対象にはあげられていません。

回答に対するお礼･補足

すみません。既に関連の質問がありましたか・・。
分かり安いご説明有難うございます。
しかし、焼却施設ではプラスチック以外も焼却するため、助燃剤として灯油を使いますので、焼却施設は
課税対象になりそうですね（間違っていればすみません）。

No.8681 【A-2】

Re:炭素税の課税対象は？

2004-12-03 17:17:05 君山銀針 （

上記回答で示したとおり、環境省案では灯油は「石油精製会社から移出の段階又は製品として輸入した段階での課税」つまり、個々の消費施設に課税されるのではなく、販売元等に課税する案になっています。
（課税により製品価格が上昇することはあると思います。）

石炭、重油、天然ガス、都市ガス、電気、ジェット燃料は消費段階で課税し、消費者に消費抑制を喚起したいようですが、うち石炭、重油、天然ガスは大口事業者にのみ課税するとされています。

なお、繰り返しますがこれは案であり、産業界の団体など強く反対しているところもあるので、実現するかどうかも現時点では全く五里霧中です。
（ＥＩＣネットのニュースなどを「環境税」ということばで検索してみていただけると結構関連情報を探すことができます。）

回答に対するお礼･補足

失礼致しました。
販売元等ですね。
それから、あくまで案ということで・・。
有難うございました。