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環境Q&A

改良土の品質管理について 

登録日: 2004年10月05日 最終回答日:2004年10月08日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.7805 2004-10-05 03:36:35 わたべえ

粘性土等を石灰等により改良した改良土について、「建設発生土利用技術マニュアル」では、コーン指数のみを持って利用用途を特定しています。一般的な土砂については細粒分や含水比などの制約があるのになぜ改良土だけはないのでしょうか。
よろしくお願いします。

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No.7860 【A-1】

Re:改良土の品質管理について

2004-10-08 02:00:33 リコ

粘性土の改良土は、土粒子の団粒化、固結硬化によってコンシステンシーが変化します。液性限界はやや小さくなり、塑性限界はかなり高くなるので、塑性指数IPは小さくなります。この結果、粘性土は砂質化し、砂質土的な性状を示すようになります。反応に伴い、含水比も低下します。
土の性状が改良されるため、「建設発生土利用技術マニュアル」では、コーン指数のみで利用用途を特定しているのではないかと思います。

ところで話変わりますが、改良土の高pHのため砒素が溶出すると何かの本で読みましたが、実際どうなのでしょう?日本では濃度の高い地盤も多くあるのでは?と心配してしまいます。

回答に対するお礼・補足

大変ありがとうございました。改良された土はコーン指数のみを管理していけば、問題は少ないってことですね。ただ、「建設発生土利用技術マニュアル」ではプラントにおける点検項目として含水比試験が挙げられてます。特に何%以下っていう基準はないと思うのですが、必要なのでしょうか?
それと砒素の溶出ですが、始めて知りました。固化材の種類は関係ないのでしょうか。それならば、原料土で基準値を超えていなくても、改良土で溶出試験をする必要があるかもしれませんね。

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